ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.03 5月1日 中国
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第3戦中国GP
■開催日:2005年4月30日(土)予選結果
■開催地:中国/上海(1周5.281km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:26度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分59秒710)
REPORT
ロッシは6位、2列目スタート
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズは、上海インターナショナル・サーキットでの走行2日目、依然としてセッティングに悩みながらそれぞれ予選6位と13位につけた。ロッシは2分00秒821で2列目。エドワーズは予選タイヤでのタイムアタックができず2分01秒401の5列目となった。
フォルトゥナ・ヤマハ・チームのT・エリアスとR・チャウスは、エリアスが着実な前進を見せて予選8位を獲得、チャウスはさまざまな問題に悩まされて16位に留まった。
ポールポジションは1分59秒710のS・ジベルナウ(ホンダ)。2位にM・メランドリ(ホンダ)、3位にL・カピロッシ(ドゥカティ)が続いた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'59.710 |
2 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'59.873 |
3 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 2'00.480 |
4 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'00.666 |
5 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 2'00.747 |
6 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 2'00.821 |
7 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 2'00.902 |
8 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 2'01.081 |
9 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'01.085 |
10 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 2'01.098 |
11 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 2'01.117 |
12 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 2'01.328 |
13 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 2'01.401 |
14 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 2'01.502 |
15 | O・ジャック | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 2'02.072 |
16 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 2'02.869 |
17 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 2'03.886 |
18 | 宇川 徹 | Moriwaki Racing | Moriwaki | 2'04.223 |
19 | J・vd・グールベルグ | Konica Minolta Honda | Honda | 2'04.594 |
20 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 2'05.468 |
21 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 2'06.496 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選6位/2分00秒821)
「きのうも今日もセッティング面でいろいろなことを試したが、主にフロントのフィーリングが改善できず苦労した。このことでタイヤが適切に機能してくれないという感じだ。走行後、スタッフと長時間にわたって話し合い、明日の決勝に向けて、また明日のウォームアップで何を試すのかを決定した。フロントロウに並べず残念だが、明日の作業次第では表彰台も狙えると思う。いずれにしても厳しい戦いになるだろう」
C・エドワーズ選手談(予選13位/2分01秒401)
「初めての上海。きのうは雨だったから、ドライになった今日は通常のセットアップ作業に最善を尽くした。最終的には気に入ったものが見つかったが、予選タイヤでアタックする時間がなくなってしまってレース・タイヤでこのタイムを記録した。レースペースではかなり良い感じで走れることがわかって自信がついたものの、やはり5列目スタートという現実は厳しいものだ。タイトなコースなので簡単には前へいけないだろう。またタイヤの耐久性をテストする時間もなかったので、レース後半にどんなことになるか、これは全員に言えることだが走ってみないとわからないところだ」
T・エリアス選手談(予選8位/2分01秒081)
「とても満足してるよ。かなり厳しいコースだけど、周回を重ねるごとに慣れて、気分良く走れるようになった。前回のエストリルは自分のミスで苦しい状況に追い込まれることになったが、今回はすごく良い感じで作業を進めることができた。でも皆接近しているから、ちょっとのことで順位は大きく変わってくるだろう。8位から急に14位なんてこともあり得る」
R・チャウス選手談(予選16位/2分02秒869)
「うまくいかなかったが、絶望はしていないよ。全力を尽くしたけれども思うように進まなかった。気持ちよく走れないのでペースをキープするのが難しく、前について行くためにはまだまだ作業が必要のようだ。言い訳を探してるわけじゃないけど、何か画期的なセッティングを見つけなければならないと思う。ほんのちょっとしたことなんだけど、それが非常に重要なもの。とくにコーナー立ち上がりが問題だ」