ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 4月10日 スペイン
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第1戦スペインGP
■開催日:2005年4月9日(土)予選結果
■開催地:スペイン/ヘレス(1周4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度 ■路面温度:35度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分39秒419)
REPORT
開幕戦、ロッシがポールポジションを獲得
予選セッションが今年から決勝前日の1日だけに変更となった、2005シーズンの開幕戦・スペインGPで、ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシが昨年、自身の予選タイムを1秒以上縮める1分39秒419でポールポジションを獲得した。チームメイトのC・エドワーズは1分41秒176のタイムで15位。好調が続いていたエドワーズだが、今日の予選ではフロントエンドのグリップに問題をかかえ伸び悩んだ。
フォルトゥナ・ヤマハ・チームのT・エリアスは、序盤でトップに立つなど好調な走りを見せ、最終的には1分41秒029で13位となった。
ロッシとともにフロントロウに並ぶのはS・ジベルナウ(ホンダ)とM・メランドリ(ホンダ)。2列目にN・ヘイデン(ホンダ)、中野真矢(カワサキ)、L・カピロッシ(ドゥカティ)が続く。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'39.419 |
2 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'39.915 |
3 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'40.179 |
4 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'40.465 |
5 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'40.542 |
6 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'40.648 |
7 | 玉田 誠 | JIR Konica Minolta Honda | Honda | 1'40.707 |
8 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'40.720 |
9 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 1'40.774 |
10 | A・ホフマン | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'40.812 |
11 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'40.825 |
12 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'40.948 |
13 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'41.029 |
14 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'41.058 |
15 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'41.176 |
16 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'41.233 |
17 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'42.286 |
18 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP ? Pramac | Ducati | 1'43.523 |
19 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'44.576 |
20 | S・バーン | Team Roberts | Proton KR | 1'44.728 |
21 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'44.833 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選1位/1分39秒419)
「すごく速かったね! ミシュランの予選タイヤがかなりいい感じ。決勝ではタイヤチョイスが難しくなるだろうけど、その条件は皆同じ。あとは明日の天気が良くなってくれることを望むだけ」
C・エドワーズ選手談(予選15位/1分41秒176)
「40秒台中盤まではいけると思っていたが、うまくいかなかった。問題は、予選用のリアタイヤのグリップが高くて、その負荷がフロントにかかってしまうこと。あちこちでフロントが切れ込んで、結局、最後まで解決策が見つからなかった。でもレースタイヤでは何も問題がなかったしペースも良かった。41秒台中盤をコンスタントにキープできたから、もうちょっと頑張ればトップグループに加わることもできるはず。明日は前のマシンに飲み込まれないように、第1コーナーでできるだけ前に出ていたい」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「バレンティーノの走りは素晴らしかった。ミシュランの予選タイヤがかなり良くなって、彼のポテンシャルをすべて出し切ることができたようだ。でも今日のはまだ予選でのポジションに過ぎず、重要なのは決勝での勝利。予選と決勝とではまったく別で、明日はタイヤの耐久性が大きな鍵を握ることになる。コーリンは結果的に後方からのスタートとなったが、今までずっと好調な走りを見せてくれているから心配はしていない。順位を上げてくるのを楽しみにしている」
T・エリアス選手談(予選13位/1分41秒029)
「うまく走れたと思う。テストの間も日ごとに前進を続け、そして今日のこのセッションですべてが集結したという感じ。レース用セッティングではかなり走りやすくなっているので心配はしていない。でも予選タイヤを履いた時にもっとハードにプッシュできるようになりたいという気持ちもあるんだ。ただ焦りは禁物、いつも自分に言い聞かせている。とにかくコースに出て、そしてトップライダーたちから何かを学びたい」
R・チャウス選手談(予選17位/1分42秒286)
「改善すべき点はたくさんあるが、少しずつ前進できるようにしなければならない。たった1回の予選というプレッシャーもあってかなりきつかったが、今日もまた一歩一歩しっかりと前に進むことができたと思う。今までも僕は、予選よりも決勝のほうが良いということが多かったので、好スタートを決めて地元ファンに良いところを見せたい」