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全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.01 4月14日 近畿

RACE DATA

■開催日:2019年4月14日
■開催地:和歌山県・湯浅トライアルパーク
■観客:1,050人
■気温:15度
■天候:曇りのち雨
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:5時間20分(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)/19

REPORT

野崎史高が優勝、黒山健一は2位で、ワンツー・フィニッシュ

全日本トライアル選手権シリーズ(全7戦)の開幕戦となる第1戦近畿大会は、和歌山県の湯浅トライアルパークで行われた。最高峰の国際A級スーパークラスにYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦している黒山健一(ゼッケン3)はファクトリーマシンTYS250Fiに乗り、昨年や一昨年に続いて今年も開幕戦から優勝して、今年こそ王座奪還すべく今大会に臨んだ。また、昨年はTYS250Fiに乗りランキング2位に躍進した野崎史高(ゼッケン2/Team FwO with YAMALUBE)は初のタイトル獲得を目指す。さらに、やはりTYS250Fiに乗る若手の久岡孝二(ゼッケン12/Victory)と、3人のヤマハライダーが参戦している。

国際A級スーパークラスの競技は、18名の選手が出走。5時間20分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名だけがさらに難易度が高くて見ごたえがあり観客が観戦しやすいパドックの近くに用意された2つのスペシャル・セクション(SS)にトライした。当日は雨の予報で、土がドロドロになるなど路面状態の悪化が予想されることから、セクションの難易度はやや低くおさえられた。10ヶ所あるセクションは急峻な崖を上り下りしたり、見上げるような大岩や沢にアタックするなど、どれも観客を沸かせる見応えあるものだった。ところが、当日は時折小雨がぱらつくものの、本格的な雨になるのは競技終了後となった。このため、路面状態は悪化せず、トップライダーたちにとっては僅かなミスも命取りになる超・神経戦となった。

黒山は1ラップ目の最初のセクションから鮮やかにクリーン(減点0で走破)すると、その後もただ一人クリーンを一つまた一つと積み重ねていき、なんと10のセクションを全てクリーンするパーフェクトなライディングで優勝争いのトップに躍り出た。また、野崎は足着き1回(減点1)のミスが2回あったが、合計減点2はまだまだ十分勝てるチャンスがあった。一方、最強のライバルである小川友幸(ゼッケン1)は、第9セクションの崖上りで失敗(減点5)。さらに減点1もあり、小川は合計減点6だったが、もちろんまだ優勝争いの圏内にいた。

2ラップ目の黒山は、3つ目のセクションまでクリーンを続け、1ラップ目から13連続クリーンでライバルたちにつけいるスキを与えなかった。4つ目のセクションで1回足をついたが、まだまだ安泰だった。しかし、第9セクションの崖上りで、まさかの失敗。2ラップ目の黒山は合計減点6となった。一方、野崎は2ラップ目をあわやパーフェクトの減点1で回り、合計減点3。2ラップ目終了時点の結果は、野崎が黒山を逆転して、1位野崎、2位黒山となった。また、小川も2ラップ目は減点2で追い上げ、合計減点8で3位につけていた。

いよいよ迎えたSS。1位野崎3点、2位黒山6点、3位小川8点となっており、野崎と小川の差は5点。2つあるSSの1つでももし野崎が減点5となり小川がクリーンしたならば、逆転の可能性は残っていた。注目のSS-1、最初に走った小川は難易度の高い崖上りで失敗。これでぐっとラクになった黒山は減点3、野崎は減点2で確実に出口まで走りきった。SS-1を終えた時点でのトップ3は、野崎5点、黒山9点、小川13点。この時点で優勝争いは、野崎と黒山にしぼられた。 そしてついに最終セクションとなるSS-2の大岩が連続する難関、先に走った黒山は見事にクリーン、セクションの出口でエアターン(空中に飛び出してくるりと舞う)を披露する観客サービスも見せた。こうなると野崎には絶対に失敗できないプレッシャーがかかるが、この日はただ一人だけ一度も減点5をとっていない自信に満ちた走りで1回足は着いたものの力強くフィニッシュ。ついに野崎が、自身初となる開幕優勝を獲得、通算8勝目を上げた。また、最後に意地を見せた黒山は、最多クリーン賞とともに2位をゲット。昨年の第5戦中国大会以来、約半年ぶりとなる、ワンツー・フィニッシュを決めた。

次回第2戦・九州大会は5月12日、宮崎県の「えびの市矢岳高原トライアルコース」で行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

Team FwO with YAMALUBE
野崎史高選手談(優勝)

「最後はドキドキでした。1ラップ目の2つ目のセクションから減点しちゃったので、その緊張感はありました。去年は良い走りができても失敗して帳消しにしていましたが、今年は第9セクションも2回ともクリーンして、勝つことができました。バイクの仕様を満足いくように仕上げていただいたので、それが功を奏しました。開幕戦で勝つのは初めてですし、一年間プレッシャーが続くのかなと、重圧は凄いと思います。最高のスタートができたので、自分の体調を崩さないように頑張ります」

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
黒山健一選手談(2位)

「確かに、昨年も一昨年も開幕戦は勝っていましたね。今年は1ラップ目はオールクリーンすることができましたが、いつ雨が降るのかなと、そればかり考えていました。でも降りそうになかったので、セクションに集中しました。セクションがこんな感じだったので、2ラップ目の第9セクションのワンミスで終わりましたね。あれがちょっと残念ですけれども、仕方がないと思います。2位という結果は非常に残念ですが、調子は全然問題ないですし。手応えのある走りができ、良い流れができたと思うので、第2戦以降もシッカリ走りたいと思います」

木村治男監督談

「開幕戦から1位2位で、本当に満足な結果です。昨年の最終戦終了後から色々と取り組んできたことが、まずは結果につながって非常に良かったと思っています。チームと関係者、そしてライダーに心より感謝しています。このままこの勢いを次回につなげたいと思います。引き続き頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」

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