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全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.07 10月30日 東北

RACE DATA

■開催日:2016年10月30日
■開催地:宮城県スポーツランドSUGO
■観客:1,050人
■気温:15度
■天候:晴れ時々曇り
■競技:8セクション×3ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(8セクション×3ラップ)
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)&野崎史高(スコルパ)/20

REPORT

黒山健一、ニューマシンで2連覇

いよいよ最終戦をむかえた全日本トライアル選手権シリーズ第7戦東北大会は、今年もスポーツランドSUGOで開催された。YAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦する黒山健一(ゼッケン2)は、前回第6戦は最新型DOHCエンジンにフュエルインジェクション&後方排気を採用したニューマシンTYS250Fiのデビューウインを飾った。今回はニューマシンでの連勝をめざすとともに、タイトルに望みをつなげるべく挑んだ。

国際A級スーパークラスの競技は、第1~第4セクションと第7~第10セクションの合計8セクション(※第5と第6は国際B級&レディース用)が用意され、まずは4時間30分の持ち時間で3ラップ(※1ラップ目は3時間以内に走らなければならない)。その後、より難易度が高く観客が見やすい場所に設定された2つのスペシャル・セクションにトライした。大会当日は、前日の強く冷たい風も止んでやや暖かくなったが、夕方に近づいて気温が下がり冷え込むとともに路面は滑りやすくなっていった。この路面状態の悪化も、勝負の明暗を分けることになった。

1ラップ目の黒山は、第4と第7セクションでそれぞれ減点3となったが、減点5となる失敗は唯一人一度もなく、計6点。一方、ライバルの小川友幸(ゼッケン1)は第4を減点1でこなしたが第7は減点5で、計6点。黒山と小川(友)が同点でトップに並んだ。この2人を計12点の野崎史高(ゼッケン3)が追う展開となった。

2ラップ目も黒山と小川(友)は大接戦をくりひろげ、逆転につぐ逆転のすえ、再び同点(※それぞれ計12点)でトップに並んだ。また、2ラップ目は最少減点5で回った野崎が、計17点で5点差に迫っていた。

3ラップ目、快調にクリーン(減点0)を重ねていた黒山が、2ラップ目はクリーンしていた第7セクションでまさかの減点5。それに対して、小川(友)と野崎はそれぞれ第7での1点のみで3ラップを終了。この時点で、小川(友)13点がトップ、17点の黒山は4点差で2番手、野崎が18点で3番手につけていた。

ついに2つのスペシャル・セクション(SS)へと突入した優勝争い。最初のSSは出口に立てられた大きなタイヤを横から上がるところが難所で、野崎が失敗。黒山は足着き2回の減点2で手堅く上がった。ここで小川(友)が失敗し、減点5。小川(友)は18点でまだトップのままだが、黒山が19点と1点差に肉薄。野崎も23点で小川(友)と5点差で優勝の可能性は残されていた。

まさに三つ巴の優勝争いとなった、最後のSSは崖を上るもので、野崎はクリーン。黒山も鮮やかにクリーンして小川(友)にプレッシャーをかけた。結果、小川(友)は滑りやすくなっていた上りでなんと失敗。黒山が劇的な逆転優勝で今季3勝目を成し遂げた。野崎も小川(友)を逆転しての2位で、ヤマハ勢が今季初および2年ぶりのワンツー・フィニッシュを決めた。

黒山は全7戦中3勝をマークしながら惜しくもチャンピオンを逃したが、終盤はニューマシンで来季につながる負け知らずの2連勝を獲得、タイトル奪還への期待をおおいに高めた。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「前回に続き今回も僕の実力というよりは運でこの結果になった気がしますので、まだまだ反省点なり乗り込みが必要です。今日は第4、第7セクションが鬼門になりました。SS最終セクションは先にクリーンしたことが、(小川選手の)プレッシャーになったと思います。走れば走るほどけっこう路面が滑ってきていたんで、僕も危うく5点を取ってしまいそうなところでしたがリカバリーを重ねてクリーンすることができました。今年はチャンピオンを取れず非常に残念ですが、後半戦はわりと良い走りができてきたし。新しいバイクに乗るのが楽しくて愉しくてたまらないので、来年は運ではなく自分の実力でしっかりと王座奪還したいと思います」

木村治男監督談

「前回といい今回といい心臓に良くない展開でしたが、やっぱり喜びは選手と一緒ですね。1位2位が取れたので、本当に来年につながる良い結果が出ました。ファンの皆様に本当に感謝です。ライバルの失敗ではなく、黒山選手の粘りの勝利でした。ニューマシンで少しは彼の走りを助けることができ、皆の協力を得て良いバイクができました。来年に向かってより頑張っていきたいと思います」

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