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全日本トライアル選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.05 7月17日 北海道

RACE DATA

■開催日:2016年7月17日
■開催地:北海道・わっさむサーキット
■観客:800人
■気温:28度
■天候:晴れのち曇り
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)/21

REPORT

黒山健一、3位表彰台

全日本トライアル選手権シリーズ(全7戦)が後半戦へと突入。第5戦北海道大会は、YAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦する黒山健一(ゼッケン2)が昨シーズン通算80勝を達成した場所。今年は前大会で3位となっており、タイトル争いに望みをつなぐためにも今季2勝目を獲得したいところだった。

今年もわっさむサーキットで行われた競技は、モトクロスコース周辺の急斜面や岩場などに10セクションが用意され、まずは4時間の持ち時間で2ラップした(※1ラップ目については3時間以内に終了しなければならない)。その後、最高峰の国際A級スーパークラスはより難易度が高く観客が見やすい場所に設定された2つのスペシャル・セクション(SS)に挑んだ。大会当日は晴れのち曇りの好天で、セクションの難易度は比較的高くなかったことから、失敗をいかに抑えるかが勝負となった。

黒山は1ラップ目、第1&第2セクションは快調にクリーン(減点0)を重ねたが、第3セクションの岩から岩への飛び移りで失敗。続く第4セクションのヒューム管に飛び上がる難所は唯一人、最少減点1で切り抜けてライバルとの差を縮めた。しかし、泥から岩を上がる第6セクションで惜しくも失敗。ライバルとの差が広がってしまう。1ラップ目終了時点の黒山は減点11で3位。2位の野崎史高(ゼッケン3)は減点10で、その差はわずか1点。1位の小川友幸(ゼッケン1)は減点2で、9点差となっていた。

まずは野崎を逆転したい2ラップ目、黒山は第3セクションで再び失敗する苦しい展開となったが、その後はよく耐えてクリーンを連発した。2ラップ目の結果、黒山は野崎と同点の17点に追いついたが、クリーンの数は黒山が15で、野崎16よりも1つ少なく、そのぶん黒山がリードされていた。一方、小川は2ラップ目終了時点でも減点2とトップを決定していた。

黒山と野崎の2位争いの場となったSS、1つ目のセクションで黒山が失敗、野崎がクリーンしたためこの時点で黒山の3位が決まった。とはいえ最後のセクションはライバルに負けずクリーンでしめくくった黒山だった。

次回第6戦・中部大会は10月9日、愛知県のキョウセイドライバーランドで行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

黒山健一選手談(3位)

「1ラップ目の第3セクションから減点5となりましたが、でも納得しています。苦手というわけではなく、ちょっとタイミングが合わなかったですね。なんとなくスッキリしない結果ですが、タイトル争いの厳しさについては最初から分かっていたことなので。ランキング3位になる可能性もありますが、あと2戦を、精一杯頑張ります。もちろん2つとも勝つつもりでいきますけれど、次の第6戦まではだいぶ期間が空くので、気持ちを切り替えて終盤戦に臨みます」

木村治男監督談

「残念ですし、悔しいですけれども、今回はライバルがよく乗れていましたね。でもまだ残り2戦ありますし、より良い形でシーズンをしめくくることができるように今、色々とやっています。ぜひこれからも応援をよろしくお願いいたします。頑張ります」

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