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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.02 8月7日 北海道

RACE DATA

■2011全日本トライアル選手権第2戦北海道大会 国際A級スーパークラス
■開催日:2011年8月7日■開催地:わっさむサーキット
■観客:400人■気温:32度■天候:晴れ
■競技:10セクション×2ラップ+スペシャルステージ2セクション
■持ち時間:3時間30分■最多クリーン数: 黒山健一(ヤマハ)14

REPORT

黒山健一、開幕2連勝!! 野崎史高は4位

黒山健一が開幕2連勝を飾った。昨年の黒山は開幕2連勝しながらも、その後は小川友幸(ホンダ)の連勝を許し、この北海道で逆転され、タイトルを失うことにつながった。その苦い経験があるため、今年はなんとしてもここで勝ちたいところ。今年は震災の影響で第1戦と第2戦が中止となり、本来は第4戦で予定されていた北海道大会が第2戦となり、1戦の重みがより増していた。大会当日は気温30度以上の真夏日となり、暑さとの闘いにもなった。

国際A級スーパークラスの競技は、まず3時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップ。その後15分のインターバルをはさんで上位8名(=スーパークラス出走8名全員)がスペシャルステージ(SS)として25分の持ち時間で2セクション(第9セクションと第10セクション)を1ラップした。

ダイナミックな大岩上りやヒルクライムなどが用意されたセクションを黒山と小川は第1から第4セクションまでそれぞれ連続クリーン(減点0)で走破して、互いに一歩も譲らなかった。だがその後は黒山が、ミスが目立つようになった小川をどんどん引き離していく。1ラップ目終了時点では黒山・減点6が、小川・減点20、野崎史高(ヤマハ)減点27、柴田暁(ホンダ)減点28ら2位以下を大きく突き放す。2ラップ目は黒山も減点5となる失敗も見られたが、その後は手堅くおさえ、小川が減点2となった2ラップ目の第9セクションをクリーンした時点で黒山の優勝が決まった。小川が失敗したSSの第9セクションを三度クリーンした黒山が、第1戦と同様にまたも圧勝で開幕2連勝を獲得、昨年のリベンジを果たした。野崎は1ラップ目に柴田に逆転され、2点差で惜しくも表彰台を逃す結果(4位)となった。

国際A級クラスはヤマハ250ccエンジン搭載のスコルパに乗る新鋭、滝口輝(20歳/YSP京葉レーシング)が1ラップ目は2位につけて、開幕戦の3位表彰台に続く好成績が期待されたが、2ラップ目に減点を増やし5位となった。またベテラン成田匠はヤマハ125ccエンジン搭載のガスガス・ランドネで国際A級クラスに挑戦、7位となった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン 減点/クリーン
1 黒山健一 team黒山レーシング・ヤマハ Yamaha 減点21/クリーン14
2 小川友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点42/クリーン10
柴田暁 HRCクラブMITANI Honda 減点58/クリーン8
野崎史高 TeamYSP京葉レーシング Yamaha 減点60/クリーン7
小川毅士 WISE BETA RACING Beta 減点62/クリーン7
野本佳章 モトベント Beta Beta Beta 減点64/ クリーン8
田中善弘 WISE BETA RACING Beta 減点76./クリーン4
宮崎航 WISE BETA RACING Beta 減点87/クリーン1

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
黒山健一 Yamaha 40
小川友幸 Honda 34
野崎史高 Yamaha 28
柴田暁 Honda 24
小川毅士 Beta 22
田中善弘 Beta 22
野本佳章 Beta 20
宮崎航 Beta 16

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「開幕戦から2ヵ月半も間が空いたので、自分としては今回がまた開幕戦のつもりで走りました。前半は自分の不注意であまり良くない走りもたまにありましたが、最後までシッカリと集中して走ることができました。今季2勝目ですが、去年も開幕戦と第2戦で勝ってそこから一気に落ちていき、小川選手に逆転されてチャンピオンを取れなかったので、(勝負は)まだまだこれからです。去年と同じ状況に今年も並んだだけですからね、もちろん気は抜けません。世界選手権の日本グランプリ(8月20・21日/ツインリンクもてぎ)は全日本代表として頑張ります。そして第3戦中国大会(9月4日/鳥取)からの残り3戦もタイトル奪還できるように頑張ります」

野崎史高選手談(4位)

「今日は面白くなかったですね。1ラップ目の第1セクションから納得のいかない減点をいきなり喰らってしまい、その後も同じようなことがあったので、自分のペースがつかめないまま一日が終わってしまいました。次の中国大会は去年の結果があまり良くない場所でしたが、暑さに負けないように頑張ります」

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