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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.02 4月13-14日 もてぎ・栃木

RACE DATA

■大会名称:全日本ロードレース選手権 第2戦 スーパーバイクレースinもてぎ
■開催日:2024年4月13日(土)・14日(日)
■会場:モビリティリゾートもてぎ(4.801km)

■開催日:2024年4月13日(土)
JSB1000 レース1
■周回数:15周 ■天候:晴 ■コース:ドライ 
■PP:中須賀克行(1分46秒477/ヤマハ)
■FL:中須賀克行(1分47秒324)

■開催日:2024年4月14日(日)
JSB1000 レース2
■周回数:20周 ■天候:晴 ■コース:ドライ 
■PP:水野 涼(1分46秒777/ドゥカティ)
■FL:岡本 裕生(1分47秒760/ヤマハ)

ST1000
■周回数:15周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:國井 勇輝(1分49秒259/ホンダ)
■FL:國井 勇輝(1分49秒780)

ST600
■周回数:16周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:阿部 恵斗(1分52秒410/ヤマハ)
■FL:阿部 恵斗(1分52秒900)

REPORT

JSB1000 レース1

中須賀選手が開幕戦から2連勝達成
岡本選手は3位で連続表彰台獲得

予選で1分46秒447を記録して新コースレコードを樹立したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手がレース1のポールポジションを獲得。そしてスタート直後の混戦から抜け出した中須賀選手が開幕戦に続いて2連勝を達成。岡本裕生選手は、レースウイークでのマシントラブルもあり波に乗り切れなかったが、しっかりと3位表彰台に立った。

スタートでは野左根航汰選手(ホンダ)がホールショットを決めるが、第1コーナーでのポジション争いが激しく、ここで中須賀選手は行き場を失ってペースを乱してしまう。そして体勢を整えた中須賀選手は、オープニングラップを岡本選手の後方、4番手で終える。
2周目に2番手に上がった中須賀選手は、トップの水野涼選手(ドゥカティ)との距離を徐々に詰めていくと、12周目のヘアピンで中須賀選手がトップに躍り出る。その後、中須賀選手は13周目にファステストラップの1分47秒324を記録すると、トップのまま今季2勝目のチェッカーを受けた。

岡本選手は、レース序盤から3番手を走行するが、中須賀選手と水野選手のトップ争いに食い込むことはできず、単独3位でのチェッカーとなった。

JSB1000 レース2

首位の座を一度も明け渡すことなく中須賀選手が優勝
岡本選手が2位に入りYAMAHAが今季最初の1-2ゴール!!

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手が、4月13日(土)のレース1に続いてレース2でも優勝して開幕3連勝を決めれば、岡本裕生選手も2位に入り、今季初の1-2ゴールを達成した。

レースは、スタート後3周目のアクシデントにより赤旗が提示され、その後、当初の20周のままでやり直しとなった。そして2番グリッドから好スタートを切った中須賀選手がトップに立つと、2周目からラップタイムを1分47秒台に入れる。そしてオープニングラップで2番手に上がった岡本選手も、ラップタイムを1分47秒台に入れて中須賀選手の背後に迫るが、レース終盤で岡本選手はジワジワと離されてしまい、最終的に中須賀選手は岡本選手に1秒839差をつけての優勝となった。

なお、岡本選手は、中須賀選手に勝負を仕掛けられないままレースを終えたが、20周レースの2周目に1分47秒760のファステストラップを記録している。

また、ST1000クラスでは、予選6番手の豊島怜選手が5位でゴール。昨年のST600クラスから今年はST1000クラスにスイッチした井手翔太選手は、10番手スタートから初レースを8位でチェッカーを受け、8ポイントを獲得した。

JSB1000 RESULT Race.1

JSB1000 RESULT Race.2

ST1000 RESULT Race.1

ST600 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

ST1000 RIDERS RANKING

ST600 RIDERS RANKING

COMMENT

JSB1000 レース1

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝)

「水野涼選手のアベレージタイムが良かったので、レースでは、自分が前に出てペースを作ろうと考えていたけれど、スタート直後の混乱でペースを乱してしまいました。JSB1000のレース前にST1000の予選があり、ここでのタイヤラバーでコースコンディションが変わってしまい、走りにくくもありましたが、うまく合わせていくことができました。予選でコースレコードも記録できたし、レースではファステストラップも刻めたので、いいレースだったと思います。明日のレース2も、うまく勝ち切りたいですね」

岡本裕生選手(3位)

「事前テストは思ったよりもいい形で終えることができましたが、レースウイークでの流れが芳しくなく、今日のレース1では波に乗り切れませんでした。レース序盤・中盤ではトップについていくのが精一杯で、その後は徐々に離されてしまいました。明日のレース2では、しっかりと中須賀さんについて行って、勝負できるようにしたいです」

吉川和多留監督

「中須賀選手は、スタートの混戦でペースを乱しましたが、その後は落ち着いて走れていたのが優勝という結果につながりました。JSB1000のレース前にST1000の予選があり、コースコンディションが変わることは想定していましたが、風が強まったことも手伝って、予想以上に走りにくかったようです。
岡本選手は、いい形でトップ2に迫りましたが、逆転できるまでには及びませんでした。レースウイークで、岡本選手を波に乗せてあげることができなかったので、チームとしっかりと話し合って明日のレース2に備えます」

JSB1000 レース2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝)

「赤旗が出て、集中力を保つのに難しいレースでした。また、路面温度が事前テストを含めて最も高くなったので、どのようなペースが刻めるか分かりませんでしたが、自分のペースを見出すことなく、そして自分の持てる力を最大限に発揮して戦うことに集中しました。岡本選手も0.1秒以内でついてきていて、ワンミスで逆転される状況だったので、とにかく集中力を高めたまま走り切れたことが勝因です」

岡本裕生選手(2位)

「このレースウイークは、本当に流れが悪くて苦戦してしまいました。レース1では、トップグループについていくのが精一杯で、レース2ではトップの中須賀さんについていくことはできましたが、仕掛ける余裕はありませんでした。次は得意なスポーツランドSUGOなので、しっかりと準備を進めて臨みます」

吉川和多留監督

「レース2では、中須賀選手はしっかりと自分のペースを作って戦ってくれて、レース1よりも5周多い周回数を考えて戦ってくれました。岡本選手は、このレースウイークでマシントラブルなどがあり流れをつかめず、レース2では中須賀選手に迫りましたが仕掛けるまでには至りませんでした。次戦スポーツランドSUGOまでにしっかりとマシンをまとめます。

今年初となる中須賀選手と岡本選手の1-2フィニッシュとなりました。見直していく部分はありますが、この結果を導き出すことができ、我々の活動をサポートしていただいているスポンサーの皆様、そして応援していただいているファンの皆様にご報告できることを嬉しく思います。次戦はスポーツランドSUGOでのレースとなります。改めてチーム一丸となって戦っていきますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします」

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