全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.07 9月28日 岡山
RACE DATA
									■大会名称:2014全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 岡山大会
									■カテゴリ:JSB1000
									■開催日:2014年9月28日(日)
									■会場:岡山国際サーキット(3.703Km)
									■周回数:24周
									■観客数: 5,500人 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
									■PP:中須賀克行(ヤマハ/1分28秒370)
									■FL:中須賀克行(ヤマハ/1分29秒313)
									
								
REPORT
中須賀克行が岡山国際で4年連続ポールtoウィン!!
前戦オートポリスでのレースで、マシンはほぼ完成の域に到達したとチームスタッフは語っており、ここ岡山国際ではマシンの大きなセッティング変更なしに金曜日のフリー走行を迎えた。そして珍しく中須賀はロングランを実施。マシンの好調に加え、これまでの左肩の怪我がほぼ癒えたこともその理由だ。そしてトップタイムこそ津田拓也(ヨシムラ)に譲るが、レースを想定したタイヤで好タイムを連発し、優勝への手応えを掴む。
そして土曜日の予選では、2分28秒370を記録してコースレコード樹立とともにポールポジションを獲得。中須賀にとって岡山国際でのポールポジションは4年連続となった。
24周で争われる決勝レース。ポールポジションから好スタートを切った中須賀は、すぐにペースを上げると、裏ストレートまでに後続を引き離すことに成功する。さらにWヘアピンでは2番手の津田が転倒。このアクシデントも手伝って、中須賀は1周目を終えた段階で2番手に上がった高橋巧(ホンダ)に1秒8の大差をつけた。
その後も中須賀はペースを落とすことなくプッシュし続けると、高橋に対して3周目には3秒、9周目には4秒という大差を築き上げる。そして安定した速いペースで24周を走りきると、岡山国際で4年連続ポールtoウィンを達成。同時に、2004年オートポリスでの250ccクラスで初優勝して以来、全日本通算20勝を達成した。
RESULT
| 順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム | 
|---|---|---|---|---|
| 1 | 中須賀 克行 | ヤマハ・YSP・レーシング・チーム | Yamaha | 36'04.130 | 
| 2 | 高橋 巧 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | +2.981 | 
| 3 | 山口 辰也 | TOHORacing with MORIWAKI | Honda | +9.364 | 
| 4 | 柳川 明 | Team GREEN | Kawasaki | +15.098 | 
| 5 | 中冨 伸一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | +25.902 | 
| 6 | 野左根 航汰 | NTSチームノリックヤマハ | Yamaha | +31.221 | 
| 7 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | Suzuki | +31.453 | 
| 8 | 渡辺 一樹 | Team GREEN | Kawasaki | +40.780 | 
| 9 | 藤田 拓哉 | PATLABOR DOG FIGHT・YAMAHA | Yamaha | +43.504 | 
| 10 | 今野 由寛 | MOTOMAPSUPPLY | Suzuki | +47.401 | 
| 11 | 安田 毅史 | Honda鈴鹿レーシング | Honada | +1'04.011 | 
| 12 | 酒井 大作 | CONFIA Flex Motorrad39 | BMW | +1'10.902 | 
| 13 | 吉田 光弘 | Honda熊本レーシング | Honada | +1'12.767 | 
| 14 | 小島 一浩 | Honda熊本レーシング | Honada | +1'19.650 | 
| 15 | 寺本 幸司 | Team Tras 135HP | BMW | +1'21.210 | 
| 16 | 田村 武士 | テイクアップOIRF | Suzuki | 1Lap | 
| 17 | 久保山 正朗 | Honda浜友会浜松エスカルゴ | Honada | 1Lap | 
| 18 | 筒井 伸 | DOGFISHオーテックスズカ | Honada | 1Lap | 
| 19 | 今津 比呂志 | プラスワンMCRT&ソーラーいちばん | Kawasaki | 1Lap | 
| 20 | 北折 淳 | Honda緑陽会熊本レーシング | Honada | 1Lap | 
RIDERS RANKING
| 順位 | ライダー | マシン | ポイント | 
|---|---|---|---|
| 1 | 中須賀 克行 | Yamaha | 134 | 
| 2 | 高橋 巧 | Honda | 127 | 
| 3 | 津田 拓也 | Suzuki | 94 | 
| 4 | 柳川 明 | Kawasaki | 88 | 
| 5 | 山口 辰也 | Honda | 84 | 
| 6 | 加賀山 就臣 | Suzuki | 82 | 
| 8 | 野左根 航汰 | Yamaha | 69 | 
| 9 | 藤田 拓哉 | Yamaha | 63 | 
| 10 | 中冨 伸一 | Yamaha | 53 | 
COMMENT
中須賀克行選手談(優勝)
「痛めていた左肩がほぼ完治して、100%の力を出すことができるようになりました。スタートで前に出てプッシュしていくのは作戦通りでしたが、後続で転倒があって、これで一気に差が広がったようです。その後は、どれくらい差が広がるかとプッシュし続けました。これで個人記録として全日本で20勝目だそうですが、ヤマハにお世話になるようになって、寄せられた期待を形にすることができるようになってきたと思っています。勝つことが、ヤマハに対して、そしてスポンサーや応援してくれているファンの皆さんに対しての恩返しなので、これかも勝ち続けていけるように頑張ります」
辻繁夫監督談(YSP枚方南)
「本当にすごいレースを見せていただきました。レースだけでも迫力の体験でしたが、中須賀選手が優勝することで表彰台も体験することができました。ありがとうございます。レースがスタートして、中須賀選手がすぐにリードを広げていったときは、あまりの速さに少しひやひやしましたが、そのまま独走で優勝できたことは本当にうれしいです。また一歩、チャンピオンに近づいたわけですが、最終戦の鈴鹿では、今回のように素晴らしいレースをして、3連覇を目指していただきたいと思っています」
吉川和多留チームディレクター談
「テストから順調な仕上がりだったので、それだけにライダーもスタッフも、本番では改めて気持ちを引き締めて臨もうと考えていました。しかし、レースが始まってみると、盤石なレース運びで、好スタートを決めると、その後はうまくレースをコントロールしていました。ランキングではトップのままですが、わずかなミスで逆転されるポイント差なので、最終戦の鈴鹿では、緊張感を持続させて戦います。YSPをはじめ、応援していただいている皆さまに優勝の報告ができてうれしく思います。ありがとうございます」
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