本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本モトクロス選手権 IA1

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA1に関する情報をお届けします。

Rd.06 7月5日 北海道

RACE DATA

■大会名称:2009全日本モトクロス選手権第6戦北海道大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2009年7月5日(日)
■開催地:北海道/わっさむサーキット
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ ■観客:9,600人

REPORT

成田亮、今季2度目の両ヒート優勝!

YZ450FMを駆りYSP・レーシング・チーム・ウィズ・NRTから参戦している成田亮は、予選をトップで終えると、その勢いを保ったまま両ヒートで優勝。前戦に続き完全勝利を挙げた。ランキングでは、2位に浮上してトップの熱田孝高(スズキ)との差を14ポイントに縮めた。

第1ヒートでホールショットを奪ったのはランキングトップの熱田。成田は熱田の背後2番手のポジションでレースはスタートする。しかし、オープニングラップで先頭を走る熱田がミスをしてマシンの向きを整えるうちに成田をはじめとする7、8人が熱田をパスする波乱の幕開けとなった。オープニングラップは成田、増田一将(ホンダ)、新井宏彰(カワサキ)、北居良樹(スズキ)、田中教世(カワサキ)のオーダーとなる。

2周目から成田は2番手の増田とのリードを広げ始め、4周目には約4秒の差をつける。2番手争いは依然として増田、新井、北居、田中のグループが展開、一方で、順調にポジションを上げてきていた熱田もその集団に加わろうとしていた。

成田と2番手増田の差が徐々に開いていくなかで、2番手争いも熾烈さを増していく。まずは2番手の増田と新井が接戦となると7周目に新井が前に出るが、増田は諦めずに新井をマーク。14周目、そのバトルの間に田中をかわして4番手に上がった熱田が、新井と増田にアタックを開始する。熱田は17周目に一気に2人をかわして2番手に上がることに成功した。その後、増田は新井を抜き返し、トップから独走する成田、熱田、増田、新井の順となる。レースは残り3周をそのままのオーダーで進み、成田が安定した走行でトップでチェッカーを受けた。

第2ヒートは成田が好スタートを決めてホールショット。第1ヒートで熱戦を展開した増田、新井、熱田が続く。勢いに乗る成田がまた独走するかと思われたが3周目、2番手に上がった新井が成田のうしろをマークし2人がレースを引っ張るかたちとなる。4周目には熱田が増田をかわして3番手になるが、そのときには成田と新井のほぼ一騎討ちとなっていた。

7周目から新井が成田に詰め寄り、コーナーでアウトから回る成田とインから回る新井が並ぶシーンも幾度となく見られたが成田は譲らない。その後レース終盤にかけて約1秒差で成田が新井の前をいく展開が続いたが、成田が第1ヒートに続いて1位フィニッシュを決めた。2位は新井、3位には熱田が入った。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 YSP Racing Team with NRT Yamaha 33'25.688(20 Laps)
2 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 33'27.645
3 増田 一将 DREAM Honda RT Masuda Honda 33'29.594
4 新井 宏彰 K.R.T Kawasaki 33'31.342
5 田中 教世 グリーンクラブTEAM TAKASE Kawasaki 33'35.640
6 北居 良樹 Team SUZUKI Suzuki 33'39.454
7 溝口 哲也 クリーンクラブパーク神戸RT Kawasaki 34'28.358
8 芹沢 直樹 Team CRF&CarLife Honda 34'34.078
9 沼田 誠司 グリーンクラブJUDGEMENT Kawasaki 34'43.079
10 芹沢 翔悟 Car Lifewith TES Honda 33'32.291(-1 Lap)
11 桒垣 竜斗 Orange Clubうず潮レーシング福山 KTM 33'36.510(-1 Lap)
12 片平 竜英 モトハウスレースチームWith elf Honda 33'37.560(-1 Lap)
13 中村 泰介 Yamaha 34'30.430(-1 Laps)
14 鈴木 恵一 茨城土浦レーシング Yamaha 35'12.136(-1 Laps)
15 辻 健二郎 HRF CarLife with TES Honda 34'48.588(-4 Laps)
DNF 小川 裕紀 KONG STYLE Kawasaki 13’50.309(-12Laps)

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 YSP Racing Team with NRT Yamaha 31'55.647(19 Laps)
2 新井 宏彰 K.R.T Kawasaki 31'57.276
3 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 32'02.567
4 増田 一将 DREAM Honda RT Masuda Honda 32'03.547
5 田中 教世 グリーンクラブTEAM TAKASE Kawasaki 32'03.765
6 北居 良樹 Team SUZUKI Suzuki 32'32.095
7 辻 健二郎 HRF.CarLife with TES Honda 32’02.013
8 小川 裕紀 KONG STYLE Kawasaki 33’05.048
9 溝口 哲也 クリーンクラブパーク神戸RT Kawasaki 33'07.473
10 沼田 誠司 グリーンクラブJUDGEMENT Kawasaki 33'11.615
11 芹沢 直樹 Team CRF&CarLife Honda 33'25.504
12 片平 竜英 モトハウスレースチームWith elf Honda 32'21.199(-1 Lap)
13 芹沢 翔悟 Car Lifewith TES Honda 32'26.484(-1 Lap)
14 桒垣 竜斗 Orange Clubうず潮レーシング福山 KTM 32'28.643(-1 Lap)
15 中村 泰介 Yamaha 32'29.795(-1 Laps)
16 鈴木 恵一 茨城土浦レーシング Yamaha 32'29.027(-2 Laps)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 熱田 孝高 Suzuki 246
2 成田 亮 Yamaha 232
3 新井 宏彰 Kawasaki 223
4 増田 一将 Honda 222
5 北居 良樹 Suzuki 197
6 田中 教世 Kawasaki 181
15 釘村 太一 Yamaha 58
16 中村 泰介 Yamaha 47
18 鈴木 恵一 Yamaha 37
26 林 友太 Yamaha 18
31 川上 貴幸 Yamaha 4

COMMENT

成田亮選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「前戦もそうだが両ヒートで優勝できたので嬉しい。第1ヒートはスタートでトップを熱田選手に譲るかたちになってしまった。とにかく最初からガンガン前に出ていこうと決めていたのだが、前を行く熱田選手がミスをしたのでその隙にトップに立つことができた。その後はリードを保ちながら自分のリズムを維持することができた。第2レースではスタートで前に出ることができたが、新井選手が速かった。レースのほとんどの時間攻められたが、第1ヒート同様にラインをしっかりと見て焦ることなく、自分のリズムを維持したまま走行できたことが勝利につながった。次戦も攻めていく」

鈴木智之 ヤマハ総監督談

「またしても成田選手は両レースで1位という素晴らしい走行を見せてくれた。ランキングでは残り5戦で22ポイント差があったので、早く縮めなければというプレッシャーは生まれて当然のこと。しかし、そのプレッシャーにうち勝ったのだと思う。熱田選手も今大会では好成績を残したのでランキングのポイント差が大きくは縮まなかったが、今の成田選手の勢いからすると残り4戦はむしろ十分なのではないかと思ってしまう。次の戦いもしっかりとサポートして勝利できるよう、準備をしていく」

ページ
先頭へ