全日本モトクロス選手権 IA1

RACE DATA

■大会名称：2009全日本モトクロス選手権第3戦関東大会
■カテゴリ：IA1クラス
■開催日：2009年4月19日（日）
■会場：埼玉県・ウエストポイントオフロードビレッジ
■レース時間：（30分＋1周）×2ヒート
■天候：晴れ　■観客：16,000人

REPORT

成田は怪我のため欠場
ヤマハライダーでは鈴木恵一が総合16位を獲得

YSP・レーシング・チーム・ウィズ・NRTからYZ450FMを駆り参戦している成田亮が、4月14日（火）、トレーニング中に転倒。左腕を骨折する怪我を負って今大会を欠場。2戦を終了し85ポイントでランキング2位につけていたが、この欠場のためランキングはトップと32ポイント差の7位に後退することとなった。なお復帰の予定は未定。今後は治療に専念し早期の復帰をめざす。

春とは思えない陽気の中で行なわれた決勝。すばらしい天候と、都心に近い埼玉という立地条件からか、16,000人という多くのモトクロスファンがウエストポイントオフロードビレッジに来場。コースサイドはファンで人垣ができ、その熱気にあおられるようように、白熱したレースが展開された。

第1ヒート、ホールショットを奪ったのは田中教世（カワサキ）。これに熱田孝高（スズキ）、増田一将（ホンダ）、新井宏彰（カワサキ）が続く。トップグループはその順位をキープしたまま2周目に突入。ヤマハライダーは、茨城土浦レーシングの鈴木恵一が16番手、クラブヤマハレーシング鷹の林友太が17番手で1周目を終える。
レースは、3周目にトップに立った新井が序盤から快調なペースで2番手以下を着実に引き離し、中盤までには独走態勢を築くとそのまま今季初優勝。2位は熱田。3位は増田と北居良樹（スズキ）が最後までデッドヒートを繰り広げた末、増田が獲得した。
またヤマハライダーでは、鈴木とYZ450Fを駆る中村泰介が18、19番手争いを繰り広げたが、最後まで鈴木がポジションを守り18位、中村が19位。またチームアクセルWith Yaccoから参戦の川上貴幸が22位、林はリタイヤとなった。

第2ヒート、混戦の第1コーナーを制したのは福留喜秀（ホンダ）。これに溝口哲也（カワサキ）、熱田、増田と続くが、第2コーナーのアプローチで熱田が転倒して多重クラッシュが発生。これで怪我を負った熱田はリタイヤとなる。
レースは福留、増田、北居、新井というオーダーでトップ争いを展開。福留は中盤までリードするが、11周目に増田がこれをかわしてトップに浮上。しかし新井が福留をかわして2番手に上がると、増田にも迫り16周目にトップに立つ。その後新井と増田が僅差でレースを続けるが、最後は増田を引き離した新井が2ヒート連続で優勝。2位は増田。3位は後半ペースの落ちた福留とのバトルを制した北居となった。
ヤマハライダーは、17番手でスタートした鈴木がレース中盤に順位を2つ上げヤマハトップの15位とし、総合では16位を獲得。また中村が16位で総合19位。川上が18位で総合は22位。林は序盤11番手あたりを走行するがレース中盤にリタイヤとなった。