世界耐久選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなど世界耐久選手権に関する情報をお届けします。
Rd.01 4月18日 フランス
RACE DATA
■開催日:2026年4月19-20日
■大会名称:世界耐久選手権 第1戦ル・マン24時間耐久レース
■開催地:フランス/ブガッティ・サーキット(4.185 km)
REPORT
Yamalube YART Yamaha EWC Official Team、完璧なパフォーマンスで連覇達成
世界耐久選手権第1戦「ル・マン24時間耐久レース」でYamalube YART Yamaha EWC Official TeamのM・フリッツ選手、K・ハニカ選手、L・メルカド選手が完璧なパフォーマンスを見せ、チームの連覇を達成した。タイトル防衛に向け、絶好のスタートを切った。
ハニカ選手が金曜日の予選でブガッティ・サーキットのラップレコードを更新する1分34秒267を記録してポールポジションを獲得。万全の状態で決勝に臨んだ。
スタートで一時、8番手まで後退したが、すぐさま挽回を開始し、前方グループとの差を縮めていった。3時間経過後にはトップに立ち、フリッツ選手、ハニカ選手、そして今シーズン新たに加入したメルカド選手が見事なハイペースで周回を重ね、少しずつ後続との差を広げていった。
時間の経過とともに、レースはYARTとBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMの一騎打ちの展開へ。YARTは着実にペースを刻んでアドバンテージを30秒まで広げていたが、燃費に勝るBMWは各スティントで4ラップ多く周回することができたため、ピットストップの間にまた差を詰められてしまう難しい状況が続いた。
夜間走行の間もピットストップのたびにトップが入れ替わる大接戦。ポイント加算のタイミングとなる8時間経過後と16時間経過後はYARTが2位を走行していたため、いずれも最大10ポイント中の9ポイントに留まった。しかし17時間経過後にはBMWが転倒で優勝争いから離脱。これによりYARTは後続との差を4ラップに広げることができた。
ライダー3人はこのあともプッシュを続けて着々とリードを拡大し、24時間後にはフリッツ選手が真っ先にゴールラインを通過した。チームは完璧なパフォーマンスで最終的に合計859ラップを走破、2位に5ラップ差をつける圧勝だった。
YARTは伝統ある大会で連覇を成し遂げただけでなく、ヤマハ最多となる3回の優勝を果たしてヤマハの通算優勝回数を6回に伸ばした。YARTは今大会で計63ポイントを獲得し、順調にシーズンをスタートした。
Elf Marc VDS Racing Team/KM99はR・ド・プニエ選手、F・マリノ選手、A・デル・ビアンコ選手を擁し、予選5位と健闘を見せていたが、決勝では4時間経過後にテクニカル・トラブルによりリタイアした。
RESULT
COMMENT
Yamalube YART Yamaha EWC Official Team(優勝)
M・フリッツ選手
「ゼッケン1をつけ、絶好の形でシーズンをスタートすることができました。ここル・マンでの連覇は本当にうれしいです。昨年はちょうど私の誕生日だったのですが、今年も直前であり、少し早めのプレゼントになりました。チームは素晴らしい仕事をしてくれました。ウイーク初日は苦戦し、私はグラベルへ出て転倒してしまったのですが、チーム全員で話し合い、困難を乗り越えて優勝マシンを作り上げることができました。レース中は非常にフィーリングが良く、終盤を迎えて少しペースを落としたかったときも、まだ十分な速さがありました。YARTの全員に、とくにチームメイトたちに心からの感謝を伝えたいです。一度もミスをすることなく、本当に素晴らしい仕事をしてくれました。だからこそ、こうしてル・マン優勝を成し遂げることができました」
K・ハニカ選手
「最高のシーズンのスタートになりました。昨年よりも多くのポイントを獲得できたのもとても良かったと思います。プラクティスではいくつか問題も発生しており、決して完璧な週末だったわけではありません。何かがいつもと違う動きをしていたので、何度かモディファイを繰り返し、自分たちのライディングを調整する形で解決策を追求しました。難しい状況のなかで良い仕事ができ、前進し、決勝日には素晴らしいマシンが出来上がっていました。技術的なトラブルもピットストップでのミスも一度もなく、全体を通して最高の週末となりました。ラップレコードを更新し、ポールポジションを獲得し、決勝で優勝を成し遂げたのですから、これ以上に望むことはありません。今は次のレースを楽しみにしています」
L・メルカド選手
「まるで夢のようです。初めてこのチームに加入し、ポールポジションとレースでの勝利を手にしたのですから本当に素晴らしい気分です。レース展開はパーフェクト、フィーリングも絶好調でした。チームのみんなの素晴らしい仕事に心から感謝しています。チームメイトたちも本当に速く、誰ひとりとしてミスをおかしませんでした。ピットストップも完璧、まさにクリーンなレースを貫徹することができたことがとてもうれしいです。最高の気分です」
M・カインツ、チーム・マネジャー
「ほとんどすべてのことが完璧に行われた極めてまれなレースの一つだと思います。私たちは事実上、一度もミスをおかさず、マシンが素晴らしい働きをし、チーム全体が非常に高いレベルで機能しました。少しの緩みもなく、トラブルも発生せず、24時間を経過してなお、スタート時とほとんど同様の状態で走っていました。まさに完璧なパフォーマンスでした。優勝を果たし、予選でも最高ポイントを獲得して絶好の形でシーズンをスタートできたことにとても満足しています」

















