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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.03 6月10日 サンダーバレー

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのディラン・フェランディスがコロラド州レイクウッドで開催されたAMAプロモトクロス選手権の第3戦サンダーバレーで、Moto1はクラッシュで7位、Moto2は3位として総合5位に入った。
250MXでは、Monster Energy Yamaha Star Racingのジャスティン・クーパーが今季初のモト優勝を飾り、1位と4位で総合2位に入って再び表彰台に立った。リーバイ・キッチンも好走し、今季初表彰台となる5位/2位の総合3位獲得した。ジョードン・スミスも2回の6位フィニッシュで総合7位と、シーズベストマーク。ヘイデン・ディーガンも総合8位(4位/9位)でフィニッシュしてトップ10圏内でチームメイトたちに加わった。ギエム・ファレスは不運にもMoto1のスタート直後に大クラッシュを喫して負傷。そこでレースを終えた。

RACE DATA

2023 AMAモトクロス選手権 第3戦サンダーバレー
開催日:2023年6月10日(土)
開催地:コロラド州レイクウッド
会場:サンダーバレー・モトクロスパーク

REPORT

450MX:フェランディスがモト2で3位とし総合5位

サンダーバレーMXパークの厳しいコンディションの中、フェランディスは順調な走り出しを見せて予選で5番手に入った。レースがはじまるや、フェランディスはゲートからトップ5圏内の素晴らしいスタートを決めて、ポディウムフィニッシュを狙っていった。ところがオープニングラップのポジション争いの中で他のライダーと接触してともに転倒。これで最後尾まで順位を落としたが、集中したライディングで猛チャージを続け7番手まで順位を挽回したところでチェッカーフラッグを受けた。

フェランディスはMoto2でも素晴らしいスタートを決めて3番手につけると、一時5番手にシャフルされるが、再び猛チャージを見せて追い上げ、最終ラップで3番手に上がってフィニッシュ。総合5位を確保した。コロラドでのタフな一日を終えてフェランディスは、7位、3位でランキング2位を守った。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ペンシルベニア州マウント・モリスにあるハイポイント・レースウェイでの第4戦に臨む。

250MX
クーパーとキッチンがそれぞれ総合2位、3位フィニッシュ

クーパーは3週連続となる250MX予選トップタイムを記録。続いて参加したMoto1ではロケットスタートを見せると、ホールショットを奪ってトップに立ったチームメイトの若手、ディーガンの背後につけた。ディーガンが1周目に転倒を喫すると、クーパーはトップを引き継いだ。序盤から速いラップタイムを連発して後続を引き離し、圧倒的なギャップを築いてそのままフィニッシュ。シーズン初勝利をあげた。

Moto2でもゲートピック1番のクーパーはホールショットを奪う。ところが不運にもオープニングラップで転倒してしまい、11番手でレースに復帰。さらに13番手に順位を落としたが、クーパーは上位を目指して猛チャージをかける。厳しいコンディションにも関わらず、残り4周となったところでレース中の最速ラップタイムを叩き出して4番手まで上がってフィニッシュラインを通過。これでクーパーは総合2位となりランキングでも2位に浮上した。

13番ゲートピックのキッチンはMoto1で素晴らしいスタートを見せてチームメイトに続く3番手につけた。1周で2番手に上がったキッチンだったが、その後3番手に後退。レースの折り返し点までにランキングトップのH・ローレンス(ホンダ)に抜かれるなど5位でフィニッシュした。

Moto2でもキッチンは素晴らしいスタートを決めてクーパーに続く2番手につける。オープニングラップで他のライダーにパスされたものの、クーパーの転倒で再び2番手に上がる。そこから堅実なペースを保ってポジションを維持してフィニッシュしたキッチンは、5-2のスコアで総合3位に入り、シーズン初表彰台に立った。

予選を12位で終えたスミスはMoto1で素晴らしいスタートを見せた。スミスはすぐに4番手まで順位を上げ、Monster Energy Yamaha Star Racingの4人がトップから4番手までを占める展開となった。スミスは5周目にローレンスに抜かれ、最終的に6位でフィニッシュした。

Moto2でも同様に素晴らしいスタートを見せたスミスは4番手につける。チームメイトの転倒で3番手に浮上すると、その位置を4周にわたってキープ。最終的に6位でフィニッシュラインを通過したスミスは、今シーズン自己ベストとなる総合7位を得た。

ディーガンは予選を5番手とし、続くMoto1では今季2度目のホールショットを決めた。しかしオープニングラップで転倒してしまったが、すぐに再走して3番手で復帰した。ディーガンはさらに次の周にはキッチンを抜いて2番手に順位を上げる。レースの折り返し点付近では、ローレンスからプレッシャーを受け、これを抑えていたがかわされ、さらに終盤には4番手に後退してフィニッシュした。

続くMoto2でディーガンは序盤、8番手につける。その後7番手に上がるが、トリッキーなコンディションに再び転倒を喫して10番手でレースに復帰しすると、そのままバトルを続けて最後は9位でフィニッシュラインを通過し、総合8位で第3戦を終えた。ランキングでは2位のチームメイト、クーパーと11ポイント差の3位につけている。

ファレスは再び予選で好走し7位に入ったが不運なことに、Moto1のスタート直後に大クラッシュを喫して腕を骨折してしまう。ファレスは現場で手当てを受けた後、地元の病院で検査を受けコロラド州ベイルで手術を受けることとなった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ペンシルベニア州マウント・モリスにあるハイポイント・レースウェイに向かい第4戦に臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(7位/3位:総合5位)

「午前中のコースは非常に難しく、プラクティスではちょっと苦労しました。最初のレースでは好スタートをしたのですが、1周目にクラッシュしてしまいました。プレシンジャーと接触し他のです。同じわだちに入ってともにクラッシュしてしまったのです。僕のバイクが彼の上に位置したので彼を助けなければならず、大幅にタイムをロスしましたが、これがレースなんです。Moto2は、コースの感触をつかむのにちょっと時間がかかりましたけど、感触が戻って、上位を目指し3位でフィニッシュ。総合5位になりました。Moto1の1周目によってひどい一日になってしまいましたが、こういうこともあります。もう一度立て直します」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing

ジャスティン・クーパー選手談(優勝/4位:総合2位)

「本当に良い一日でした。自分の速さは一日を通して安定しており、予選ではトップ、Moto1は大差で優勝しました。Moto2でも前に出たんですが、その後1周目にクラッシュしてしまい、かなり後退しました。1周目はクラッシュすると順位を大きく落としてしまうので、クラッシュは最悪です。残りの周回を集中してライディングし4番手まで上がりました。それができることのすべてでした。これにはちょっとがっかりしています。一日を通して速さがあったので今日は勝てたかもしれないと感じましたけど、2位に入りました。ここから次に進みます」

リーバイ・キッチン選手談(5位/2位:総合3位)

「予選は思うようにいきませんでした。続くMoto1はまずまずのスタートをしてその後、後退しました。このレースではあまり良いペースで走れませんでした。Moto2では好スタートを決めて2位に入り、総合3位になりました。全体的には良い一日でしたが、ハイポイントでもこれを続けられるように準備を続けます」

ジョードン・スミス選手談(6位/6位:総合7位)

「僕はいつもサンダーバレーでのレースを楽しんでいますが、今回もその期待を裏切られることはありませんでした。好スタートを決めて、シーズンを通してこれまでのベストフィニッシュをすることができたので、良い一日でした。この夏はまだたくさんのレースが残っていますけど、向上し続けます!」

ヘイデン・ディーガン選手談(4位/9位:総合8位)

「予選はうまくいきましたし、Moto1ではホールショットを決めて、"よし、またモト優勝できるかもしれない"という感じだったのですが、3コーナーで転倒しました。これが現実です。アウトドアはこれで5回目ですが、毎週末、学び続けなければなりません。今回の順位は決して望んでいるポジションではありませんが、僕は週末、成長を続けて、表彰台に立ちたいと思っていますし、ポジティブな点を把握して、何が変えられるかを考えなければならないんです。努力を続けるだけです」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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