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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 5月7日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権第4戦ドイツGP
■カテゴリ:MX1クラス
■開催日:2006年5月7日(日)
■開催地:ドイツ/トイチェンタル
■周回数:第1ヒート=19周、第2ヒート=19周
■天候:晴れ ■気温:27度
■観客数:31,000人

REPORT

YZ450FMのエバーツ総合優勝!
グランプリ通算91勝目を記録

ヤマハ・インター・スポーツ・モトクロスチームのS・エバーツがドイツGPで両ヒートを制し優勝、自身のGP最多優勝記録を91に伸ばした。エバーツは、予選のトップタイムとコンマ3秒差で予選2位。決勝第1ヒートは、週末の晴天によりコースは乾燥してほこりっぽい状況下で開始されるが、エバーツは好スタートを決め1周目でトップに浮上。以後2番手のK・ストライボス(スズキ)、チームメイトのC・メロッテを寄せつけることなく4ヒート連続優勝となるチェッカーを受けた。第2ヒートは後方からT・レオク(カワサキ)が追い上げる展開となるが、第1ヒート同様エバーツはポジションを譲ることなくトップでチェッカーを受けた。ランキングでエバーツは、2位レオクとの差を40ポイントに広げた。

シーズン前に負傷した手首がいまだ完全には癒えていないC・メロッテは、第1ヒートでJ・バラガン(KTM)との3位争いを展開するが、ゴールから5つ手前のコーナーで3位の座を明け渡たし4位でゴール。第2ヒートでは第2コーナーで転倒。その後再び転倒しリタイヤした。

なお、今回のドイツGPではFIMウーマンズ・ワールドカップの開幕戦も併催。ヤマハを駆るL・ランスロが第1ヒート1位、第2ヒート2位と活躍し総合2位となった。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 S・エバーツ BEL Yamaha 40'4.435
2 K・ストライボス BEL Suzuki 3.297
3 J・バラガン ESP KTM 5.447
4 C・メロッテ BEL Yamaha 8.265
5 K・デディッカー BEL Honda 29.957
6 T・レオク EST Kawasaki 44.754
7 J・ビル GBR Yamaha 54.680
8 P・ルレ FRA Honda 58.258
9 S・ラモン BEL Suzuki 1'12.770
10 M・ヴァン・ダエル BEL Honda 1'3.067
11 B・ヨルゲンセン DNK Honda 1'6.442
12 A・ボブコフス LVA Honda 1'13.075
13 M・プリエム BEL Yamaha 1'13.900
14 A・ピローネン FIN TM 1'18.577
15 A・サルビーニ ITA Suzuki 1'19.695
16 C・フェデリッチ ITA Kawasaki 1'21.026
17 D・セイバース BEL Suzuki 1'25.243
18 M・コバライネン FIN Honda 1'36.921
19 J・リンデ SWE KTM 1'58.788
20 C・デサーレ BEL Suzuki 2'6.909

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 S・エバーツ BEL Yamaha 40'35.718
2 T・レオク EST Kawasaki 3.997
3 K・デディッカー BEL Honda 5.922
4 K・ストライボス BEL Suzuki 6.665
5 S・ラモン BEL Suzuki 28.530
6 B・ヨルゲンセン DNK Honda 39.062
7 P・ルレ FRA Honda 1'3.084
8 J・ビル GBR Yamaha 1'7.604
9 J・ガルシア・ビコ ESP Honda 1'11.102
10 M・プリエム BEL Yamaha 1'14.060
11 C・ダグモア RSA Kawasaki 1'16.850
12 D・セイバース BEL Suzuki 1'19.063
13 M・ヴァン・ダエル BEL Honda 1'19.320
14 J・ノーブル GBR Honda 1'36.682
15 A・ピローネン FIN TM 1'46.334
16 A・ボブコフス LVA Honda 1'48.750
17 R・ジェレン SVN Suzuki 1'52.121
18 M・ハックルブリッジ GBR Kawasaki 1'56.204
19 W・エイビス RSA KTM 2'2.686
20 J・リンデ SWE KTM 2'7.645

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 S・エバーツ Yamaha 192
2 T・レオク Kawasaki 152
3 K・ストライボス Suzuki 138
4 K・デディッカー Honda 133
5 J・バラガン KTM 117
6 S・ラモン Suzuki 111
9 C・メロッテ Yamaha 84
10 M・プリエム Yamaha 72
11 J・ビル Yamaha 67

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Yamaha 192
2 Suzuki 161
3 Kawasaki 152
4 KTM 147
5 Honda 133
6 TM 54

COMMENT

S・エバーツ選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「第1ヒートではストライボスが、第2ヒートではレオクが追ってきたのでとても速く走る必要があった。自分にとっては、速いライダーがいてプレッシャーがある方がいい感じだ。若いライダーはどんどん成長しているし体力的にも充実している。彼らが僕に勝ちたいと思っているのは間違いないので、僕も日々ハードワークをしなければならない。ベストを尽くしているよ。でも彼らがトップグループを走ることが、レースを面白くすることに繋がるのでいいことだ。マシンも好調で、ホールショットも決まって、それが良いレース運びに繋がっているんだ」

C・メロッテ選手談(4位/リタイヤ:総合12位)

「第2ヒートと比べると第1ヒートはかなり良かった。好スタートを決め、ストライボスとステファンのペースについていくことができたからね。第2ヒートは第2コーナーで転倒してしまった。追い上げを試みたがここはすごい高速コースで、さらに転倒して首を痛めてしまった。感触があまり良くなかったのでリタイヤを決断した」

C・リナルディ、ヤマハ・インター・スポーツ・モトクロスチーム監督談

「第1ヒートを終えた時点では、メロッテの結果について楽観視していた。土曜日から彼には乗れていたからだ。そしてそれを第1ヒートの結果で証明した。我々は両ライダーともに好結果を残すことを期待していたが、残念ながら第2ヒートではセドリックは2度転倒してリタイヤした。自信を取り戻すために、彼には良い結果が必要なので、これは残念なことだ。一方、エバーツは今回もとてもいい走りを他のライダーに見せつけた。若いライダーたちがハードにプッシュしているので、彼自身にとっては厳しい状況だったが、エバーツは2度とも好スタートを決め、常に安定したペースで走っていた。言うべきことはあまりないくらいだ。今回のレースウイークではセッティングについてもサスペンションとキャブレーションについて若干調整した程度でほとんど変更することはなかった」

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