モトクロス世界選手権 MXGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 4月3日 フランダース
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第1戦フランダースGP
■カテゴリ:MX1クラス
■開催日:2005年4月3日(日)
■開催地:ベルギー/ゾルダー
■周回数:第1ヒート=22周、第2ヒート=22周
■天候:晴れ ■気温:23度
■観客数:14,000人
REPORT
開幕戦でエバーツが優勝!
2005年度モトクロス世界選手権の開幕戦で、ヤマハYZ450FMを駆るS・エバーツが第1ヒート優勝、第2ヒート3位の成績で自己通算80勝目を記録。M・ピション(ホンダ)が両ヒート2位で総合2位。J・スメッツ(スズキ)が5/1位で総合3位につけた。エバーツのチームメイト、B・ヨルゲンセンは総合12位で開幕戦を終えた。
絶好のコンディションの下で行われた決勝。第1ヒートでは地元のK・ストライボス(スズキ)がホールショット。しかしピションがすぐにトップを奪う。ヤマハ・L&M・モトクロス・チームのエバーツはスタートでやや出遅れ、4周目で3番手。7周目にはB・タウンリー(KTM)を捕らえて2番手に浮上する。レースが半分ほど終了した頃、左タイトコーナーのインをついてピションをパスし、トップに立った。その後は危なげなくトップをキープしてチェッカー。ピション、タウンリーが続いた。チーム・ヤマハ・デカルリのC・フェデリーチは1コーナーでフロントブレーキを損傷しリタイヤした。
第2ヒート、ストライボスが再度ホールショットを奪い、そのチームメイト、スメッツが続く。スメッツがまもなくトップに浮上すると、ピションが2番手につけこれを追う展開。エバーツはスタート直後の6番手から4番手まで順位を上げ、さらにJ・バラガン(KTM)を捕らえて3位でチェッカーを受けた。フェデリーチは土曜日に負傷した足首の痛みと戦いながら13位でゴールした。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・エバーツ | BEL | Yamaha | 40'6.703 |
2 | M・ピション | FRA | Honda | 2.397 |
3 | B・タウンリー | NZL | KTM | 4.833 |
4 | K・デディッカー | BEL | Honda | 14.200 |
5 | J・スメッツ | BEL | Suzuki | 16.362 |
6 | J・コピンズ | NZL | Honda | 38.830 |
7 | K・ストライボス | BEL | Suzuki | 49.262 |
8 | P・クーパー | GBR | Honda | 57.319 |
9 | T・レオク | EST | Kawasaki | 1'3.228 |
10 | N・コーネル | HUN | Suzuki | 1'5.764 |
11 | D・セイバース | BEL | Suzuki | 1'7.198 |
12 | G・クロカード | IRL | Yamaha | 1'7.468 |
13 | 熱田 孝高 | JPN | Suzuki | 1'8.198 |
14 | J・ノーブル | GBR | Honda | 1'13.322 |
15 | P・ルレ | FRA | Honda | 1'22.707 |
16 | A・ピローネン | FIN | TM | 1'24.120 |
17 | S・ラモン | BEL | KTM | 1'24.526 |
18 | L・フレイバーグ | LVA | Suzuki | 1'35.299 |
19 | J・バラガン | ESP | KTM | 1'43.765 |
20 | B・ヨルゲンセン | DNK | Yamaha | 1'51.523 |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | J・スメッツ | BEL | Suzuki | 40'8.222 |
2 | M・ピション | FRA | Honda | 17.965 |
3 | S・エバーツ | BEL | Yamaha | 43.679 |
4 | J・バラガン | ESP | KTM | 50.583 |
5 | B・タウンリー | NZL | KTM | 1'3.764 |
6 | K・ストライボス | BEL | Suzuki | 1'5.724 |
7 | J・ノーブル | GBR | Honda | 1'7.776 |
8 | B・ヨルゲンセン | DNK | Yamaha | 1'17.494 |
9 | K・デディッカー | BEL | Honda | 1'32.036 |
10 | P・クーパー | GBR | Honda | 1'37.606 |
11 | J・コピンズ | NZL | Honda | 1'41.579 |
12 | S・ラモン | BEL | KTM | 1'42.589 |
13 | C・フェデリーチ | ITA | Yamaha | 1'48.091 |
14 | J・フェビライネン | FIN | Honda | -1 Laps |
15 | P・ルレ | FRA | Honda | -1 Laps |
16 | T・レオク | EST | Kawasaki | -1 Laps |
17 | D・セイバース | BEL | Suzuki | -1 Laps |
18 | N・コーネル | HUN | Suzuki | -1 Laps |
19 | L・フレイバーグ | LVA | Suzuki | -1 Laps |
20 | L・セギ | FRA | Yamaha | -1 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | S・エバーツ | Yamaha | 45 |
2 | M・ピション | Honda | 44 |
3 | J・スメッツ | Suzuki | 41 |
4 | B・タウンリー | KTM | 36 |
5 | K・デディッカー | Honda | 30 |
6 | K・ストライボス | Suzuki | 29 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 25 |
2 | Honda | 22 |
3 | Suzuki | 20 |
4 | KTM | 18 |
5 | Kawasaki | 10 |
COMMENT
S・エバーツ選手談(優勝/3位:総合優勝)
「第1ヒートは絶好調で、スタートミスをした後も、しっかりとレースをコントロールすることができた。ほぼ完璧と言えるラインを取ることができたが、終盤になると深く掘れてきてエネルギーを消耗した。おそらくそのせいで第2ヒートが辛かったのだろう。4番手まで上がった後しばらくバラガンにつかまってしまったが、ようやくラインを見つけてパスすることができた。結果には非常に満足。さらにコンディションを高めていきたい」
B・ヨルゲンセン選手談(20位/8位:総合12位)
「総合12位という結果は残念。でもできる限りのトライをしたことには自分なりに満足している。体力的には最高の状態で開幕戦を迎えることができたが、メンタル面の強さについてはもう一度立て直しが必要。レース中盤で転倒してリアブレーキを損傷してからは激しくプッシュできなくなってしまった。第2ヒートはスタートをミスし、思い通りの走りができなかった」