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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.05 9月6日 中国

RACE DATA

■開催日:2009年9月6日
■開催地:原瀧山トライアルパーク
■観客:2,500人
■気温:32度
■天候:晴れ時々曇り
■競技:12セクション×2ラップ
■持ち時間:3時間40分
■最多クリーン数:黒山 健一(ヤマハ)21

REPORT

黒山、今季3勝目!
野崎は2位表彰台でヤマハ・ワンツー!

雨にたたられた前大会とは打ってかわって好天にめぐまれた第5戦中国大会。国際A級スーパークラスは前大会で2勝目をあげてポイントランキングトップに立つディフェンディングチャンピオン黒山健一(Team黒山レーシングヤマハ)と、黒山を追う小川友幸(ホンダ)、昨年の中国大会優勝者である野崎史高(TEAM FUMITAKA&YSP京葉)らの対決が注目された。

競技はこの大会独自の方式で、エキジビション125ccクラスと国際B級クラスは先に午前中に競技を行い、国際A級と国際A級スーパークラスは午後からスタート。山の上の急斜面や岩場に設けられた1周1kmのコースと12セクションを3時間40分の持ち時間で2ラップするが、1ラップ目の持ち時間は2時間30分と定められた。

気温はグングン上昇して暑さとの闘いにもなったレースは、1ラップ目の競技序盤は野崎が唯一人4セクション連続クリーンをマークして、中国大会2連覇を狙う意気込みを際立たせた。一方、黒山は第2セクションの大岩を上ったところで転倒、競技開始早々に減点5を喫してしまう。しかし、その後はパーフェクトに近い走りを見せた黒山が、第10セクションで失敗した野崎を逆転。1ラップ目終了時点では黒山が減点6でトップに立ち、それを野崎が2点差の減点8で追う展開となった。この2人の後に続いたのは小川毅士(ホンダ)だが減点22と大差がついていて、1ラップ目から黒山と野崎が独走しての優勝争いとなった。前日の練習で左手を負傷した小川友幸は減点32で1ラップ目6位と大きく出遅れた。

厳しい残暑に体力を消耗しミスが目立つライダーが多く見られるようになった2ラップ目、黒山はまたも第2セクションで減点5をとってしまったが、2ラップ目はこの失敗以外はパーフェクトなライディングで2位以下を突き放し、今季3勝目を獲得。体力的にも圧倒的な強さを見せた黒山がタイトル争いでも2位以下を大きくリードすることに成功した。野崎は2ラップ目に調子を落としたものの、2位は堅持。第2戦九州大会に続いて今季2度目となるヤマハ・ワンツー・フィニッシュを成し遂げた。野崎はポイントランキングでも2位小川との差を3ポイント差に縮め、残り2戦で逆転を狙えるポジションにつけた。

シリーズ戦は残り2戦。キョウセイドライバーランドでの中部大会と、スポーツランドSUGOでの最終戦・東北大会でクライマックスを迎える。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン ポイント
1 黒山 健一 team黒山レーシングヤマハ Yamaha 減点11/クリーン21
2 野崎 史高 Team FUMITAKA&YSP京葉 Yamaha 減点25/クリーン16
3 渋谷 勲 TEAMぱわあくらふと Honda 減点37/クリーン13
4 小川 友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点41/クリーン9
5 小川 毅士 HRCクラブMITANI Honda 減点55/クリーン8
6 田中 善弘 WISE BETA RACING Beta 減点64/クリーン7
7 尾西 和博 HRCクラブぱわあくらふと Honda 減点71/クリーン4
8 柴田 暁 HRCクラブMITANI Honda 減点78/クリーン5
9 西元 良太 Team FUMITAKA&YSP京葉 Scorpa 減点79/クリーン5
10 斎藤 晶夫 HRCクラブMITANI Honda 減点89/クリーン3
11 三谷 英明 HRCクラブMITANI Honda 減点96/クリーン1

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 黒山 健一 Yamaha 77
2 小川 友幸 Honda 65
3 野崎 史高 Yamaha 62
4 小川 毅士 Honda 52
5 田中 善弘 Beta 38
6 渋谷 勲 Honda 36
7 尾西 和博 Honda 35
8 柴田 暁 Honda 32
9 斎藤 晶夫 Honda 29
10 西元 良太 Scorpa 20

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「僕にとって今日は我慢のトライアルでした。第2セクションは2回ともクリーンすることができませんでしたが、あそこで気持ちを入れ替えて頑張りました。今回のセクションは僕の中では基本的にすべてクリーンできるセクションだったので1回も足を着けないと思っていましたが、今回はとくに野崎選手の調子が良くて彼は第2セクションを2回ともクリーンしていたので、それ以外のセクションで僕は絶対に足を着けませんでした。暑さに対しては普段からバイクに乗っていますので、体力は全然問題なかったです。ただ我慢が続いたので精神的に疲れただけです。あと2戦もしっかりと勝ちたいです」

野崎史高選手談(2位)

「この会場は僕にとって相性が良いと思います。意識して気合いを入れているわけではなく、点と点をつないで走るようなセクションが僕の好みに合っています。第2セクションは時間的にも余裕があったので、あそこで黒山選手に10点差をつけることができたのですが、僕は第10セクションで2回減点5になったのが痛かったです。競技後半は体力不足で調子を落としてしまったので、それが今後の課題です。残り2戦は常に小川選手の上に入るつもりで、今季初優勝をめざしたいと思います」

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