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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.02 5月3日 九州

RACE DATA

■開催日:2009年5月3日
■開催地:錫山オフロードランド
■観客:2,600人
■気温:20度
■天候:晴れのち曇り
■競技:10セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)、野崎史高(ヤマハ)12

REPORT

黒山健一、今季初優勝を獲得!!
野崎史高も2位をゲット!

開幕戦から2カ月近いインターバルをおいて行われた、全日本トライアル選手権シリーズ第2戦九州大会。ディフェンディングチャンピオンの黒山健一(Team黒山レーシングヤマハ)は、第1戦で2位となっていただけにその雪辱を賭けて第2戦に挑んだ。

3年目を迎えた鹿児島での全日本。好天に恵まれた大会は岩場や沢、ヒルクライムなどにそれぞれ長くハードなセクションが用意され選手たちを苦しめたが、ゴールデンウィークの行楽として集まった多く観客にとっては非常にダイナミックで見ごたえのある戦いとなった。
10セクションを3ラップする競技の1ラップ目、黒山は第1セクションからつまずいて減点5となり、その後も第5セクションまで足着き1回の減点1が続いてしまい、なかなかクリーン(減点0)が出なかった。しかし、とくに難しい第6セクションのツルツルの岩盤上りを唯一人クリーンして見せた黒山は、これをきっかけに調子を取り戻して激しい追い上げを開始する。

1ラップ目の結果は、小川友幸(ホンダ)が減点13でトップに立ち、黒山は1点差の減点14で2番手となっていたが、2ラップ目には小川を逆転して黒山がトップに躍り出るとともに、2番手以下に10点以上の大差をつけることに成功。3ラップ目は減点を増やし、最終セクションはまさかの転倒で減点5となる場面もあり観客をヒヤリとさせたが、2ラップ目の大きな貯金を生かした黒山が逃げ切って今季初優勝を獲得した。ポイントランキングでも小川を逆転して、黒山がトップに立った。

また、第1戦は4位となっていた野崎史高(TEAM FUMITAKA&YSP京葉)は、1、2ラップ目は3番手につけていたが、3ラップ目に関しては黒山の半分以下の減点10で回る最小減点をマーク。ゴールの時間に3分遅れたためタイムペナルティの減点3を加算されたが、それでも3ラップ目に小川を逆転して2位表彰台をゲット。優勝した黒山とともにヤマハのワンツー・フィニッシュを成し遂げた。 今回、野崎と黒山との差はワンチャンスで逆転も可能な5点差で、クリーンの数は2人とも同じ12で最多クリーン数を記録。今後は優勝も十分狙える可能性を見せた野崎だった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン ポイント
1 黒山 健一 Team黒山レーシングヤマハ Yamaha 減点47/クリーン12
2 野崎 史高 Team FUMITAKA&YSP京葉 Yamaha 減点52/クリーン12
3 小川 友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点65/クリーン9
4 小川 毅士 HRCクラブMITANI Honda 減点86/クリーン7
5 渋谷 勲 TEAMぱわあくらふと Honda 減点91/クリーン7
6 田中 善弘 WISE BETA RACING Beta 減点111/クリーン3
7 斎藤 晶夫 HRCクラブMITANI Honda 減点121/クリーン3
8 尾西 和博 HRCクラブぱわあくらふと Honda 減点121/クリーン1
9 坂田 匠太 TEAM SAKATA RACING Gasgas 減点122/クリーン1
10 柴田 暁 HRCクラブMITANI Honda 減点132/クリーン2
11 三谷 英明 HRCクラブMITANI Honda 減点136/クリーン2
12 西元 良太 Team FUMITAKA&YSP京葉 Scorpa 減点141/クリーン1

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 黒山 健一 Yamaha 37
2 小川 友幸 Honda 35
3 野崎 史高 Yamaha 30
4 小川 毅士 Honda 28
5 田中 善弘 Beta 17
6 斎藤 晶夫 Honda 17
7 尾西 和博 Honda 17
8 柴田 暁 Honda 16
9 渋谷 勲 Honda 11
10 三谷 英明 Honda 11
11 坂田 匠太 Scorpa 7
12 西元 良太 Scorpa 6

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「今日はちょっともったいない試合をしたなという感じです。行けるところはほとんど行けたのですが、チョンと足を着いての減点1が多かったですし、もう少し減点を少なくまとめて走りたかったなと思います。そう言う意味ではちょっと悔しい試合でした。それでも2ラップ目に小川選手を逆転して大きな点差をつけられたのは良かったです。競技終盤は3ラップ目の第9セクションをしっかりとクリーンすることができたので、最後の第10セクションは減点5になってもいいとわかっていました。今日はいまいちな走りでしたが、とりあえず勝てたのでOK。3週間後の第3戦猪名川はまたハードなセクションなのでしっかり頑張りたいと思います」

野崎史高選手談(2位)

「今日は絶好調ではなかったのですが、そこそこ乗れました。セクションが長かったこともあって、2ラップ目は腕が上がってしまい早いペースで走ることが出来なくなり、休み休み走ったので時間を食ってしまいました。ちょっとしたトラブルがあってパドックまで戻ったのですが、その時間ももったいなかったですね。3ラップ目は自分のペースで走れて点数も良かったのですが、タイムオーバーによる減点3が残念です。第1戦のような調子の悪さはなかったし、2位はうれしいのですが、目標は優勝なのでちょっと悔しいです。次こそは優勝を目指したいと思います」

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