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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.07 10月15日 中部

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第7戦中部大会
■カテゴリ:国際A級スーパークラス
■開催日:2006年10月15日(日)
■開催地:愛知県/キョウセイドライバーランド
■競技:13セクション×2ラップ 
■持ち時間:6時間
■最多クリーン数:黒山健一(スコルパ)26
■観客:2,200人 ■天候:晴れ ■気温:26度

REPORT

黒山が4ストで2連勝!
野崎は4位、成田は2戦連続5位!

ヤマハサポートの黒山健一が、ヤマハDOHCエンジン搭載のスコルパSY250Fで2連勝。今季4勝目をマークした黒山自身にとって5年連続&7度目のチャンピオンに王手をかけた。野崎史高は、ヤマハTYS250Fで4位と健闘。成田匠も前回第6戦に続いて今季最高の5位を獲得した。

抜けるような青空に恵まれた大会当日、会場は昨年と同じキョウセイドライバーランド。ヤマハ発動機本社からも近いため、多くのヤマハ社員が観戦と応援に訪れた。競技は1周約4kmのコースに、大きな岩を連続して越えるロック・セクションや段差がついた険しい急斜面を駆け上がるヒルクライムなど10セクションが設けられ、それらをまず2ラップする。その後、巨大な岩を上がるなど極めて難易度が高い国際A級スーパークラス専用の「スペシャル・ステージ(SS)」にチャレンジした。6時間の持ち時間で、これらのセクションをすべてこなさなければならない。

1ラップ目は、ランキングリーダーの黒山がトップに立ったものの、黒山とタイトル争いを繰り広げている小川友幸(ホンダ)や田中太一(ホンダ)も黒山を僅差で追い、接戦状態となっていた。トライアル・デ・ナシオン(国別対抗世界選手権)で3位表彰台に上がる大活躍をして帰国したばかりの野崎も素晴らしい走りを見せて、4位につけた。

2ラップ目は黒山が小川と田中を引き離して、SSもすべてクリーンするなど有終の美を飾った。2位小川、3位田中。野崎は2ラップ目に不本意な失敗が多く見られたものの4位にとどまった。成田は1ラップ目7番手と出遅れていたが2ラップ目に5番手まで追い上げ、SSでは最初にチャレンジして鮮やかにクリーンして見せるなど、観衆を沸かせ大会を盛り上げた。

次回最終戦のSUGOで黒山が7位以内に入れば、史上初の7度目のチャンピオンが決まる。また昨年および一昨年の最終戦SUGOは野崎が2連覇を成し遂げており、今年は野崎の3連覇にも注目される。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1黒山健一Team健ALPES-VENT SCORPAYamaha減点11/クリーン26
2小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点19/クリーン21
3田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点20/クリーン21
4野崎史高チーム フミタカ ヤマハYamaha減点40/クリーン17
5成田匠HAZARD BREAKERSYamaha減点63/クリーン9
6尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点69/クリーン7
7井内将太郎TEAMイウチ&ペガサスGasgas減点82/クリーン7
8田中善弘TEAM MINE GASGASGasgas減点82/クリーン7
9坂田匠太TEAM GASGAS SHOTAGasgas減点94/クリーン5

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha131
2小川友幸Honda120
3田中太一Honda105
4野崎史高Yamaha93
5尾西和博Honda64
6成田匠Yamaha59
7坂田匠太Gasgas55
8井内将太郎Gasgas52
9渋谷勲Sherco50
10田中善弘Gasgas46

COMMENT

野崎史高選手談(4位)

「調子は悪くなく良い走りができたのですが、全体として安定感がなかったですね。1ラップ目はそこそこ良かったのですが、2ラップ目の第1セクションで減点5となり、その後第6でもエンストしての減点5があり、第7のヒルクライムも上がれませんでした。もったいない減点が多かったので、それらをなくしていきたいと思います。最終戦のSUGOは昨年と一昨年勝っていますが、それは意識せずに頑張りたいと思います」

成田匠選手談(5位)

「昨年以上に良好な状態でコースが設定され、とても気持ち良く走れました。いい競技をファンに見せたいと思い、常に最高の走りをめざして走れたので、ミスはあったけれど悔いはないです。ファンの皆さんに"ありがとう"と伝えたいですね。スペシャルステージはセクションが観戦エリアに近く、お客さんが見やすく"魅せる"要素が多くて良かったと思います」

黒山健一選手談(優勝)

「今日は、2ラップ目の第4セクションのヒルクライムを上がったところでハンドルに引っ張られ、肩が脱臼しそうになり危なかったです。でも、今回はヤマハ本社の皆さんが観戦する前で勝ちたかったし、それができて本当に良かったですね。全日本も残り1戦となりました。最終戦のSUGOはずっと勝てていないので今年は最終戦も勝ってチャンピオンになりたいと思います」

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