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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.04 5月28日 近畿

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第4戦近畿大会
■開催日:2006年5月28日
■開催地:兵庫県/猪名川サーキットトライアルパーク
■競技:12セクション×3ラップ
■持ち時間:6時間
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)20
■観客:2,500人 ■天候:晴れ時々曇り ■気温:23度

REPORT

新型4ストを駆る黒山は2戦連続2位

野崎が5位、成田が6位と健闘

前回第3戦に全日本初登場、今回がデビュー2戦目となる新型4ストロークマシンのヤマハTYS250F。今回は野崎史高と黒山健一(マシン名はスコルパSY250F)だけでなく、スコティッシュ6日間トライアル出場のため第3戦をキャンセルしていた成田匠もこのマシンで出場。合計3台が参戦した。雨が予報されていたが、決勝は急速に天気が回復。涼しい気候のなか、多くの観客で賑わった。国際A級スーパークラスには10人が出走し6時間の持ち時間で沢や急斜面の谷間、岩場などの12セクションを3ラップで争った。

黒山は1ラップ目から2番手につけ、2~3ラップ目はトップに迫ったが1点差で2位となった。野崎は1ラップ目に6番手と出遅れたが、3ラップ目にはこのラップで3番目の成績だして挽回し5位。成田は、スコティッシュ6日間トライアルと全日本のセクションの違いに戸惑いながらも、1ラップ目から5番手とまずまずのスタートをきったが、3ラップ目に野崎の逆転を許し6位となった。優勝は小川友幸(ホンダ)で2連勝となった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点51/クリーン20
2黒山健一Team健ALPES-VENT SCORPAYamaha減点52/クリーン18
3田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点72/クリーン14
4渋谷勲TEAM SHIBUYASherco減点77/クリーン15
5野崎史高チーム フミタカ ヤマハYamaha減点83/クリーン11
6成田匠HAZARD BREAKERSYamaha減点100/クリーン8
7坂田匠太TEAM GASGAS SHOTAGasgas減点124/クリーン2
8尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点132/クリーン1
9井内将太郎Gasgas減点135/クリーン3
10田中善弘Gasgas減点140/クリーン3

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha74
2小川友幸Honda68
3田中太一Honda60
4野崎史高Yamaha52
5渋谷勲Sherco50
6尾西和博Honda36
7井内将太郎Gasgas34
8坂田匠太Gasgas30
9成田匠Yamaha28
10田中善弘Gasgas20

COMMENT

野崎史高選手談(5位)

「今日はラップ毎の成績が極端に違ってしまいました。2、3ラップ目は減点を減らしましたが、1ラップ目は良いところまでいきながら、減点5になってしまうことが多く、これが響いて上位陣に追いつくことができませんでした。1ラップ目から2~3ラップ目の走りができれば3位はいけたと思います。バイクの調子は完璧で、4ストの乗り方もだいぶ慣れてきたましたが、まだ焦ってしまうと2ストの乗り方になってしまいうことがありますね。体調は良いので、日本GPに向けて乗り込みます」

成田匠選手談(6位)

「前回の第3戦は欠場して、スコットランドの“スコティッシュ6日間トライアル”に出場してきました。“スコティッシュ”は止まらないで走るけれど、全日本はマシンの向きを変えるのに止まって前輪を振ってという走りになるため、今回は出だしの感覚がつかめず、最初はうまく走れませんでした。ただし、うまくペース配分ができ時間的な余裕はあったので、3ラップ目は減点を少なくまとめることができました。僕のマシンは音が静かで、スタンダードに限りなく近い仕様ですが、一番調子良かったようですね」

黒山健一選手談(2位)

「前回の全日本第3戦新潟(2位だった)では1位との差が14点差ありましたが、今回は1位との点差が1点に詰まって良かったと思っています。1週間後のトライアル世界選手権第4戦日本グランプリは、スコルパに乗り換えてから初めての世界選手権なのでワクワクしています。目標は日本人ライダーのなかでトップ。また2004年の日本GPの時は、肋骨が折れて肺に刺さり大変なことになったので今回はけがのないよう頑張ります」

木村治男監督談(ヤマハチーム)

「今回の全日本には成田選手が加わり、野崎選手や黒山選手とともに、マシンのセッティングを“3者3様”の仕様にし、通常の3倍のスピードで一気に開発を進めています。今後の4ストロークマシンにぜひ注目してください」

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