全日本トライアル選手権 IAスーパー
ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。
Rd.01 3月12日 関東
RACE DATA
■大会名称:全日本トライアル選手権第1戦関東大会
■カテゴリ:国際A級スーパークラス
■開催日:2006年3月12日(日)
■開催地:茨城県/真壁トライアルランド
■競技:11セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(スコルパ)33
■観客:2,200人 ■天候:晴れのち曇り ■気温:19度
REPORT
黒山が今季初優勝!
野崎が4位、成田は8位
野崎史高(TEAM FUMITAKA YAMAHA)と、同じくベテラン成田匠(HAZARD BREAKERS)が挑む、全日本トライアル選手権シリーズ(全8戦)が関東大会よりスタートした。今回は、両ライダーとも乗り慣れた2ストロークマシンで参戦した。また昨年のチャンピオン黒山健一は、今年から野崎や成田と同じヤマハエンジン搭載のスコルパを駆りV7をめざす。
大会当日の朝は曇っていたが、国際A級スーパークラスがスタートする頃には太陽が出て、昼には気温も4月並みの20度近くまで上がった。しかしその後は再び曇り、冷たい風が選手たちの体を冷やした。
野崎は第1セクションから気合いの入ったライディングでクリーンしたが、続く第2セクションで失敗。第3はクリーンするも、第4で再び失敗するなど乱調気味で、1ラップ目は6番手。2ラップ目も調子が上がらず5番手にとどまったが、3ラップ目はクリーンを連発。足着き1回のみのパーフェクトに近い走りで4位まで追い上げて競技を終えた。
一方、成田は出だしから失敗が重なり、2ラップを終えて7番手と出遅れる。さらに3ラップ目はマシントラブルが発生。リタイヤこそまぬかれたものの8位となった。黒山は、すべてのセクションをクリーンする圧倒的な好成績で開幕戦を優勝で飾った。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 黒山健一 | Team 健アルプスバン | Yamaha | 0/33 |
2 | 田中太一 | HRC クラブぱわあくらふと&Taichi | Honda | 19/23 |
3 | 小川友幸 | HRC クラブ MITANI | Honda | 23/25 |
4 | 野崎史高 | チーム フミタカ ヤマハ | Yamaha | 34/20 |
5 | 渋谷勲 | TEAM SHIBUYA | Sherco | 39/20 |
6 | 井内将太郎 | Gasgas | 59/11 | |
7 | 尾西和博 | Honda | 83/10 | |
8 | 成田匠 | ハザードブレイカーズ | Yamaha | 94/9 |
9 | 坂田匠太 | Gasgas | 98/6 | |
10 | 田中善弘 | Gasgas | 105/6 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 黒山健一 | Yamaha | 20 |
2 | 田中太一 | Honda | 17 |
3 | 小川友幸 | Honda | 15 |
4 | 野崎史高 | Yamaha | 13 |
5 | 渋谷勲 | Sherco | 11 |
6 | 井内将太郎 | Gasgas | 10 |
7 | 尾西和博 | Honda | 9 |
8 | 成田匠 | Yamaha | 8 |
9 | 坂田匠太 | Gasgas | 7 |
10 | 田中善弘 | Gasgas | 6 |
COMMENT
野崎史高選手談(4位)
「足をけがして2カ月間まったく乗れなかったのが痛かったですね。1ラップ目(減点19)と2ラップ目(減点14)はミスが多く、2ラップ目の後半になってようやく調子を取り戻し、3ラップ目は減点1で回ることができました。ミスをしなければオールクリーンも可能だと思っていたし、3ラップ目にはほぼ思い通りの走りができました。次は、1ラップ目から今回の3ラップ目のようなライディングができるようにして、優勝を狙っていきたいと思います」
成田匠選手談(8位)
「今日は、自分の走りができなかったですね。1ラップ目(減点25)と2ラップ目(減点24)も調子が良かったわけではなかったし、3ラップ目(減点45)は、僕の整備不良が原因でバイクを壊してしまいました。バイクを壊しただけでけがはしていないので、次の第2戦は、今回を挽回できるように頑張ります。また今回は競技終了後に弟の成田亮(りょう)たちが“FTXフリーライドセッション”を行い、観客や大会スタッフの皆さんを楽しませていました。自分も成績だけにこだわるのではなく、競技を通じてトライアルの発展に努めていきたいと思います」