全日本トライアル選手権 IAスーパー
ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。
Rd.01 3月13日 関東
RACE DATA
■大会名称:全日本トライアル選手権第1戦関東大会
■カテゴリ:国際A級スーパークラス
■開催日:2005年3月13日(日)
■開催地:茨城県/真壁トライアルランド
■競技:11セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(ベータ)31
■観客:1,800人 ■天候:晴れ ■気温:10度
REPORT
ヤマハライダーの3人が上位入賞!
昨年の最終戦、国際A級スーパークラス初優勝を獲得したヤマハエンジン搭載のスコルパに乗る野崎史高が、今年は開幕戦から昨年のチャンピオン黒山健一(ベータ)と激突した。
1ラップ目から減点0の黒山に対して、減点1でピタリと背後につける野崎。2ラップ目は、両者とも減点1とし、1点差のまま最終3ラップ目に突入する。しかし野崎は第5セクションで失敗して減点5となり、3ラップ目を減点1で通過した黒山が優勝した。
渋谷勲は、1ラップ目は第9セクションまで9連続クリーンしたものの、第10セクションで失敗。調子の波に乗ることができないまま4位となった。昨年、4ストローク125ccベースのマシンで健闘した成田匠は、今年は2ストローク250ccのスコルパで参戦。ホンダの新型4ストローク250ccに乗る小川友幸(ホンダ)を下して5位入賞。1位から6位までの表彰式では、ヤマハライダーの3人が表彰台に並んだ。
国際B級は、岩手の星・高橋由(スコルパ)が初優勝を飾った。
RESULT
順位 | ライダー | マシン |
---|---|---|
1 | 黒山健一 | Beta |
2 | 野崎史高 | Yamaha |
3 | 田中太一 | Gasgas |
4 | 渋谷勲 | Yamaha |
5 | 成田匠 | Yamaha |
6 | 小川友幸 | Honda |
7 | 井内将太郎 | Honda |
8 | 尾西和博 | Beta |
9 | 田中善弘 | Gasgas |
10 | 小川毅士 | Honda |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 黒山健一 | Beta | 20 |
2 | 野崎史高 | Yamaha | 17 |
3 | 田中太一 | Gasgas | 15 |
4 | 渋谷勲 | Yamaha | 13 |
5 | 成田匠 | Yamaha | 11 |
6 | 小川友幸 | Honda | 10 |
COMMENT
野崎史高選手談(2位)
「途中までは良かったし、3ラップ目も前半のセクションを全部クリーンしたけれど、3ラップ目の後半に崩れちゃいましたね。1回減点5を取った時点で優勝はもう無理なので、順位を落とさないように途中で気持ちを切り替えたけれど、最終セクションの一つ前で情けない減点1を取ってしまいました。今後は、世界選手権をメインに戦い、上位をめざして頑張ります。全日本は終盤の2戦に出る予定ですが、ミスをしないように走れば、勝てるんじゃないかなと思います」
渋谷勲選手談(4位)
「1ラップ目は、確かに第9セクションまでクリーンしていましたけれど、第10セクションで減点5となり、それでリズムが狂ってしまいました。それを立て直すことができず、2、3ラップ目もリザ有無が崩れたままとなりました。ちょこちょこと足を着くミスが多いですね。今年は世界選手権をメインにいきたいと思っていますが、この走りでは厳しいかも。でも、世界選手権をメインに戦った方が、自分にとってはプラスになると考えています」
成田匠選手談(5位)
「開幕戦は、結果的には楽しめました。ただ順位はもう少し良いかと思っていたけれど、練習不足ですね。試合の運び方など、課題はまだあります。マシンとの一体感を探りながら走る感じだったので、次はそれを克服したいと思います。マシンは瞬発力があって、段差の上りに強いので、全日本でも有利ですね。今回の小川友幸選手は体調不良で冴えなかったけれど、今年は彼と今後も競い合っていけたらいいなと思っています」