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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本モトクロス選手権 IA2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA2に関する情報をお届けします。

Rd.04 5月17日 中国

RACE DATA

■大会名称:2009全日本モトクロス選手権第4戦中国大会
■開催クラス:IA2クラス
■開催日:2009年5月17日(日)
■天候:雨 
■観客: 11,000人
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■会場:グリーンパーク弘楽園(広島)

REPORT

小島が第1ヒートで3位表彰台!

チーム・KOH-ZからYZ250Fを駆り参戦している小島太久摩が第1ヒートで3位表彰台を獲得して総合4位となった。MPDYの尾崎友哉は両ヒートともスタートが上手くいかずに総合12位。また、チーム・YZの田中雅己は総合14位、松下幸司は15位、木下隼は17位となった。

レース前から終了まで小雨が降り続き、やわらかいダートで埃がたたないコースとなった第1ヒート、ホールショットを奪ったのは小島。序盤は三原拓也(カワサキ)の追撃にあうものの安定した走りでトップをキープ。しかし長くは続かず、3周目にその座を三原に譲るとその差が徐々に広がっていく。しかしすぐにその差を挽回すると、8周目には三原をとらえることに成功。

レース中盤、トップの小島を筆頭に2番手勝谷武史(カワサキ)、3番手島崎大祐(スズキ)、星野裕(スズキ)の順にトップ集団が形成される。慌ただしく進行するレースは10周目、小島が勝谷にパスされて2番手にポジションを落とす。その後は3番手につけていた島崎に後ろからプレッシャーをかけられ続けた小島。15周目についに島崎にパスされ3番手になる。しかし、同じ周で小島は再びコーナーで果敢にしかけて島崎をかわし2番手に。しかし、島崎との3番手争いに打ち勝った深谷広一(ホンダ)が、すぐさま2番手の小島に襲い掛かる。16、17周目と少しずつ詰め寄られ、ついに18周目にコーナーでパスされる。3番手にポジションを落とした小島は、その後ふたたび4番手の島崎とのバトルを展開するもそれを逃げ切って3位で表彰台を獲得した。

第2ヒート、雨が降り続けたコースはぬかるみ、オープニングラップを回り終えるだけでも、巻き上がる泥によってライダーのウエアやゴーグル、またマシンが塗りつぶされる状況でタフなレースとなった。小島は好スタートをきめるもののすぐにポジションを落とし、オープニングラップを8番手で終える。序盤にトップの深谷と2番手勝谷が集団から抜け出しリードを広げ、3番手以下を井上眞一(カワサキ)、星野優位(ホンダ)、島崎、チーム・YZの田中、小島のグループが形成。小島は7周目、田中をパスして6番手に浮上するが終盤にペースが落ちて8位でフィニッシュ。田中も順位を落として14位となった。

チーム・YZの田中雅己および木下隼は両ヒートで第1コーナーでの混戦から上手く抜け出せず苦戦した。田中は第1ヒートで一時11番手を走行する活躍を見せるが終盤ペースが落ちて15位でフィニッシュ。木下は14番手から11番手まで順位を挽回してチェッカーを受けた。また松下幸司はペースを保って13位となった。第2ヒートは田中が序盤4番手に食い込むが徐々にペースを落として14位、松下が16位、木下がやや順位を下げて20位となった。なお、怪我から復帰を果たしたばかりの小関元貴は予選突破を果たせなかった。

MPDYの尾崎友哉は第1ヒート、第1コーナーで他車と接触し転倒。最後尾からのレース運びとなったが、12位でフィニッシュ。第2ヒートではグリッド上でストールし、またも最後尾からのスタート。しかし、尾崎はここでも次々に順位を上げ12位でフィニッシュした。

レディスクラスでは、チーム・YZの安原さやがスタート直後の第1コーナーで2番手を確保。オープニングラップで益春菜(ホンダ)をかわしてトップに立つとその後は独走態勢を築いてそのまま1位でチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 勝谷 武史 グリーンクラブ&ジュニアライダーズ Kawasaki 33'00.520(19 Laps)
2 深谷 広一 SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 33'04.271
3 小島 太久摩 TEAM KOH-Z Yamaha 33'09.869
4 井上 眞一 K. R. T. Kawasaki 33'11.340
5 星野 裕 Team Suzuki Suzuki 33'13.005
6 島崎 大祐 Team SSC XP Suzuki 33'14.219
7 須田 純 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 33'25.369
8 平田 優 DREAM Honda RT Hirata Honda 33'26.923
9 吉田 勝 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 33'47.059
10 稲垣 佳樹 SRF Teamブルーイーグルス Suzuki 33'55.271
11 木下 隼 チーム・YZ Yamaha 33'59.790
12 尾崎 友哉 MPDY Yamaha 34'01.644
13 松下 幸司 チーム・YZ Yamaha 34'02.143
14 中島 敬則 クラブヤマハレーシングチーム鷹 Yamaha 34'02.933
15 田中 雅己 チーム・YZ Yamaha 34'04.287
16 加藤 吏一 グリーンクラブ TEAM TAKASE Kawasaki 34'09.866
17 三原 拓也 TEAM GREEN Kawasaki 34'11.636
18 冨田 健二 Teamナカキホンダ Honda 34'22.518
19 杉山 和起 ECO-LOGITEN Club Moto-Roman&K Honda 34'23.967
20 冨田 俊樹 HRF. CarLife with TES Honda 34'28.713

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 勝谷 武史 グリーンクラブ&ジュニアライダーズ Kawasaki 32'54.334(17 Laps)
2 深谷 広一 SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 33'08.453
3 井上 眞一 K. R. T. Kawasaki 33'17.379
4 稲垣 佳樹 SRF Teamブルーイーグルス Suzuki 33'36.002
5 平田 優 DREAM Honda RT Hirata Honda 33'44.466
6 島崎 大祐 Team SSC XP Suzuki 33'49.251
7 加藤 吏一 グリーンクラブ TEAM TAKASE Kawasaki 33'56.775
8 小島 太久摩 TEAM KOH-Z Yamaha 34'05.291
9 伊藤 正憲 クラブヤマハモトスペース Yamaha 34'10.566
10 中島 敬則 クラブヤマハレーシングチーム鷹 Yamaha 34'18.980
11 須田 純 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 34'20.559
12 尾崎 友哉 MPDY Yamaha 34'24.184
13 黒澤 良太 Honda 34'55.794
14 田中 雅己 チーム・YZ Yamaha 35'48.018
15 吉田 勝 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 32'56.902(-1 Laps)
16 松下 幸司 チーム・YZ Yamaha 32'58.430(-1 Laps)
17 星野 裕 Team Suzuki Suzuki 33'00.126(-1 Laps)
18 冨田 俊樹 HRF. CarLife with TES Honda 33'21.144(-1 Laps)
19 芹沢 翔悟 CarLife with TESPORT Honda 33'26.821(-1 Laps)
20 木下 隼 チーム・YZ Yamaha 33'28.090(-1 Laps)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 勝谷 武史 Kawasaki 157
2 平田 優 Honda 156
2 深谷 広一 Honda 156
4 小島 太久摩 Yamaha 132
5 中村 友則 Kawasaki 119
6 井上 眞一 Kawasaki 112
9 伊藤 正憲 Yamaha 90
13 尾崎 友哉 Yamaha 48
15 田中 雅己 Yamaha 32
16 中島 敬則 Yamaha 28
25 木下 隼 Yamaha 17
29 松下幸司 Yamaha 13
30 谷 和也 Yamaha 10
32 飯野 俊寿 Yamaha 6
34 小関 元貴 Yamaha 3
36 原田 翼 Yamaha 1

COMMENT

IA2:小島太久摩選手談(3位/8位:総合4位)

「第1レースはホールショットを奪えて良かった。そのまま勢いに乗ろうとしたけど中盤まではなかなか自分のペースがつかめず苦労した。20分が過ぎたころにかわされてトップの座を譲ってしまい、その後小さなミスが原因でラインをはずしたりコーナーではらんだりしてしまった。ペースがつかめず、4番手まで順位を落としたが、終盤にはペースをつかんだことによって3番手争いに勝つことができた。

ヒート2は降り続いた雨によってコンディションがマディーになった。他のライダーにとっても条件は同じなのだが、自分のペースが周りの選手よりも落ちてしまった。今回、予選はトップ通過できたので調子は良いと感じていただけに少々悔やまれる。しかし、次の東北大会では優勝してランキング争いに食い込んでいきたい」

レディス:安原さや選手談(優勝)

「朝からあまりフィーリングが良くなく不安を感じていた。しかし実際に走ってみると不安は解消されて今季初優勝を挙げることができた。ハードなダートはあまり得意ではなかったが、雨が降ってくれたおかげで苦手意識はある程度なくなっていた。それに雨での練習を重点的にこなしたところだったので、それが早速生きた結果となったことも嬉しい。オープニングラップの最終コーナー手前でパスしてトップに立てたのも、IAクラスのライダーの走行を見ていてヒントを得たからで、それが実戦で生かせた。しかし今日は小さなミスを連発してしまった。それでも優勝できて良かったが、次はもっと満足のいくレースをしたいと思う」

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