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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本モトクロス選手権 IA2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA2に関する情報をお届けします。

Rd.03 4月19日 関東

RACE DATA

■開催日:2009年4月19日(日)
■天候:晴れ■観客:16,000人
■開催クラス:IA2クラス
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■会場:ウエストポイントオフロードビレッジ

REPORT

小島が5/5位で総合5位を獲得

ランキングのトップ5が僅差の争いを繰り広げるIA2。チーム・KOH-ZからYZ250Fを駆り参戦する小島太久摩が、5/5位と両ヒートを通じて入賞を果たしたものの、表彰台は逃し総合5位となった。またチーム・YZの田中雅己が総合17位、怪我から復帰し今季初出場となった木下隼は総合19位でレースを終えた。

ランキング上位5人、中村友則(カワサキ)、平田優(ホンダ)、深谷広一(ホンダ)、小島、そして勝谷武史(カワサキ)が12ポイント差にひしめき、毎戦優勝者が入れ変わる接戦を繰り広げているIA2。今回もこの5人がトップを争う緊迫した戦いが繰り広げられた。

第1ヒート、好スタートを切ったのは星野裕(スズキ)、これに井上眞一(カワサキ)、深谷広一(ホンダ)が続く。YZ250Fを駆る小島は5番手あたりからスタートを切る。
トップグループは3周目に先頭の星野が転倒により脱落。これで勝谷がトップに立つが勝谷も転倒して後退。代わって平田がトップに浮上すると、後方を引き離していく。
2番手以下はデッドヒート。深谷、中村、勝谷、小島が約6秒差の接戦を展開する。その中で小島は、中村の転倒で一時4番手に上がるが、中村にかわされて再び5番手に後退。その後4番手の深谷に約1秒差まで迫るが届かず5位でチェッカーを受けた。なお優勝は平田。2位中村、3位勝谷となった。
クラブヤマハ・モトスペースの伊藤正憲は、スタートで大きく出遅れるが序盤で9番手まで順位を上げるとそのままポジションを守り、ヤマハでは小島に続く9位。チーム・YZの木下はスタートで大きく出遅れるが、序盤で順位を回復して一時は14番手とする。しかし終盤に順位を落として17位。田中は1周目に転倒しほぼ最後尾まで後退する。そこから13番手まで追い上げるが、終盤にポジションを落とし19位でフィニッシュとなった。
なお、チーム・YZの松下幸司は土曜日の公式練習中に転倒し負傷。予選をキャンセルしたため決勝進出ならず。また同チームの小関元貴は前回同様、怪我のため欠場している。

第2ヒート、ホールショットは小島。これに中村、黒沢良太(ホンダ)、勝谷が続くが、1周目で平田が一気にトップに浮上し、中村、小島、勝谷がこれに続く。平田は、第1ヒートと同様に序盤からハイペースで後方を引き離していく。しかし今回は3周目までに2番手に上がった勝谷が平田を追撃し徐々にその背後に迫る。
一方小島はペースが上がらず2周目に4番手となり、後方の星野と深谷の追撃を受ける。そして10周目、この二人にかわされ6番手に後退。しかしここからペースを取り戻すと、星野をピッタリとマーク。そしてレース終盤にこれをかわすとそのまま5位でフィニッシュした。なおトップ争いは平田が逃げ切り優勝。2位は勝谷、3位は中村となった。
伊藤は8番手と好スタートを切るが、徐々に順位を落とし13位。17番手からスタートした田中は、序盤は好調で一時は10番手あたりまで挽回するが、後半順位を落とし15位。また12番手でスタートした木下は逆に序盤はペースが上がらず順位を落とし最後は19位でフィニッシュした。

レディスクラスでは、チーム・YZの安原さやが転倒後、鮮やかな追い上げで3位と健闘した。
レースは、スタート後2コーナーまでに益春菜(ホンダ)、邵洋子(スズキ)に続く3番手につけるが、その1周目に邵と絡んで転倒し10番手で2周目を迎える。
しかしそこから5周目までに4番手とすると、さらに3番手の川村真理子(ヤマハ)に迫り2周に渡ってバトルを展開してこれを攻略。その後は安定した走りでポジションを守り3位でチェッカー。今季2度目の表彰台を獲得した。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 平田 優 DREAM Honda RT Hirata Honda 32'21.628(21Laps)
2 中村 友則 TEAM GREEN Kawasak 32'29.340
3 勝谷 武史 グリーンクラブ&ジュニアライダーズ Kawasaki 32'32.729
4 深谷 広一 HRF SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 32'34.941
5 小島 太久摩 TEAM KOH-Z Yamaha 32'34.941
6 井上 眞一 K. R. T. Kawasaki 33'12.258
7 島崎 大祐 Team SSC XP Suzuki 33'15.570
8 星野 裕 Team Suzuki Suzuki 33'16.449
9 伊藤 正憲 クラブヤマハモトスペース Yamaha 33'30.540
10 池谷 優太 Team SRM Suzuki 33’31.172
11 出口 隼飛 SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 33'31.903
12 須田 純 グリーンクラブPARK KOBE Kawasaki 33’44.546
13 杉山 和起 ECO-LOGITEN Club Moto-Roman&K Honda 33’47.328
14 黒澤 良太 Honda 33’48.268
15 斉藤 嵩 SRFオートスポーツ清水 Suzuki 33'50.533
16 中島 敬則 クラブヤマハレーシング鷹 Yamaha 32’22.182(-1Lap)
17 木下 隼 チーム・YZ Yamaha 32’31.091(-1Lap)
18 稲垣 佳樹 SRFTeamブルーイーグルス Suzuki 32'43.306(-1Lap)
19 田中 雅己 チーム・YZ Yamaha 32’49.129 (-1Lap)
20 冨田 健二 Teamナカキホンダ Honda 32’50.848 (-1Lap)
21 今野 陽平 クラブヤマハRCK&NRT Yamaha 33’14.237(-1Lap)
28 林 友太 クラブヤマハレーシング鷹 Yamaha 25'43.497(-6Lap/DNF)
DNF 谷 和也 クラブヤマハサイビシwithダイイチ Yamaha 01’39.590(-20Lap)

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 平田 優 DREAM Honda RT Hirata Honda 32'16.934(21Laps)
2 勝谷 武史 グリーンクラブ&ジュニアライダーズ Kawasaki 32'20.597
3 中村 友則 TEAM GREEN Kawasak 32'51.725
4 深谷 広一 HRF SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 33'07.681
5 小島 太久摩 TEAM KOH-Z Yamaha 33'11.306
6 星野 裕 Team Suzuki Suzuki 33'12.553
7 島崎 大祐 Team SSC XP Suzuki 33'15.458
8 池谷 優太 Team SRM Suzuki 33’26.260
9 須田 純 グリーンクラブPARK KOBE Kawasaki 33’27.570
10 稲垣 佳樹 SRFTeamブルーイーグルス Suzuki 33'36.325
11 杉山 和起 ECO-LOGITEN Club Moto-Roman&K Honda 33’38.891
12 井上 眞一 K. R. T. Kawasaki 33'39.639
13 伊藤 正憲 クラブヤマハモトスペース Yamaha 33'44.249
14 出口 隼飛 SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 33'44.777
15 田中 雅己 チーム・YZ Yamaha 32’20.031 (-1Lap)
16 中島 敬則 クラブヤマハレーシング鷹 Yamaha 32’33.134(-1Lap)
17 斉藤 嵩 SRFオートスポーツ清水 Suzuki 32'33.752(-1Lap)
18 渡辺 元樹 TeamSRM Suzuki 32’36.216(-1Lap)
19 木下 隼 チーム・YZ Yamaha 32’36.700(-1Lap)
20 黒澤 良太 Honda 32’48.027(-1Lap)
24 今野 陽平 クラブヤマハRCK&NRT Yamaha 33’43.610(-1Lap)
30 風間 晋之介 大河原レーシング Yamaha 32’31.192(-3Lap)
DNF 林 友太 クラブヤマハレーシング鷹 Yamaha 10'22.682(-15Lap)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 平田 優 Honda 127
2 中村 友則 Kawasaki 119
3 深谷 広一 Honda 112
4 勝谷 武史 Kawasaki 107
5 小島 太久摩 Yamaha 99
6 伊藤 正憲 Yamaha 78
6 星野 裕 Suzuki 78
14 尾崎 友哉 Yamaha 30
20 田中 雅己 Yamaha 19
23 谷 和也 Yamaha 10
23 中島 敬則 Yamaha 10
27 飯野 俊寿 Yamaha 6
27 木下 隼 Yamaha 6
30 小関 元貴 Yamaha 3
31 原田 翼 Yamaha 1

COMMENT

IA2:小島太久摩選手談(5位/5位:総合5位)

「スタートは、第1ヒートで5番手あたり、第2ヒートはホールショットと、特に調子が悪いと言うこともなかった。しかし第2ヒートでスタートから2周の内に4番手まで順位を落としたことが象徴しているように、ラインがことごとく外れて、序盤、そして勝負どころで競り負ける結果となってしまった。ランキングでもトップの3人と差を開けられることとなり、正直、悔しいとしか言いようがない。ただし、まだ挽回できるだけレースが残っている。広島までインターバルでは、集中して練習に励み今度はトップの3人に絡む走りを披露したい」

レディス:安原さや選手談(3位)

「第2戦、地元の名阪で不甲斐ないレースをしてしまったので、今大会はそれを挽回するためにも気合いを入れて臨んだ。予選ではまずまずのタイムを出せていたので今回こそはトップのライダーたちと勝負したいと思っていたが、1周目にまさかの転倒。それでも序盤だったこともあり、気持ちを切らさず前を目指した。4番手まで上がったところで川村選手とのバトルになったが、予選では川村選手の方が良いタイムだったし、実際非常に速いライダーなので、バトルは苦しかったがかわすことができて3位を獲得。非常に充実したレースになり満足している。次回の広島は得意なコースではないが、この調子を維持し、トップライダーたちと勝負して表彰台に立ちたい」

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