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全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.07 9月14日 近畿

RACE DATA

■大会名称:2014全日本モトクロス選手権第7戦近畿大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2014年9月14日(日)
■会場:名阪スポーツランド(奈良県)
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ ■観客:7,200人

REPORT

8月の第6戦SUGO大会から約1ヵ月のインターバルを経て全日本モトクロス選手権が再開された。第7戦は、今季初の関西・奈良県でのレースとなる近畿大会。決勝日は秋晴れに恵まれ、絶好の観戦日。さらに3連休ということもあり7千人を超える多くの観客が熱戦を楽しんだ。YAMAHA YSP Racing Teamは、平田優が初日から好調をキープ。公式練習、そして公式予選ともにトップを獲得、さらに決勝では、第1ヒートこそ2位だったものの、第2ヒートで今季初優勝を飾って総合優勝を獲得した。一方、IA1の田中教世は東北大会での怪我の影響で欠場。IA2の渡辺祐介も、前回のSUGO大会での負傷が完治しておらず、今大会を欠場した。

IA1:平田が今季初優勝&総合優勝!

公式予選ベストタイム、そして予選トップと今大会好調をキープしてきた平田優。そして第1ヒートも、好調そのままに、第1コーナーで3番手とすると、すぐにトップの成田亮(ホンダ)に続き2番手からレースをスタートする。その1周目からハードに攻めた平田は、成田をパスしトップで2周目へ。さらに、成田が2周目に入った直後に転倒し、平田はアドバンテージを確保する形でその後もトップをキープするが、そこから簡単にはいかないのが国内最高峰のIA1クラス。新井宏彰(カワサキ)、転倒からすぐに復帰した成田が、平田の独走を阻止すべく背後に食らいつく。そして6周目、2番手に浮上した成田に詰められ逆転を許してしまう。

そこから平田も一歩も引かず、テールに張り付きアタックを繰り返すが攻略できず、終盤に離されてしまい2位でチェッカー。これで、平田は前回のSUGO大会から3ヒート連続で2位となった。なお3位は、三原拓也と新井のカワサキ対決となったが、新井が先行して3位を獲得した。

初優勝に向けて臨んだ第2ヒート、スタートは集団に飲み込まれたかに見えたが、第1・2コーナーを上手くこなして4番手、さらに順位を上げ、星野優位(ホンダ)、三原に続く3番手で1周目を終える。

後方に新井、成田などのライバルが控えているだけに、早めにトップを奪いたい平田は、2周目に三原、3周目に星野を捉えトップに浮上すると、そこから一気にペースアップ。後方では、成田が2番手に浮上しており、第1ヒートと同様のバトルも予想されたが、平田のペースはライバルたちを上回り、後方を引き離して独走体制を築く。その後は、後方のペースに合わせるなど、完全にレースをコントロールして他を寄せ付けず、会心のガッツポーツで今季初優勝&総合優勝を獲得し、ランキングでも前回の7位から一気に5位へ躍進した。なお、2位は混戦を制した新井、3位は成田となった。

IA2:安原志が5/6位で総合5位を獲得

渡辺が欠場したIA2クラスだったが、第1ヒートは、地元関西の安原志(名阪レーシング)が5位入賞を果たした。スタートで両隣のライダーと接触して出遅れた安原は、1周目を15番手とするがここから着実に挽回。5周目には11番手、10周目に6番手とすると、さらに5番手を走るサンタナ・ルカス・ケンジ(ホンダ)に照準を合わせてマシンをプッシュ。14周目に抜去ると、そのまま5位入賞を果たした。

優勝は、序盤から独走した富田。2位は能塚千寛(カワサキ)、田中雅己(ホンダ)、勝谷武史(カワサキ)の争いとなったが、勝谷が抜け出して2位、能塚、田中の3位争いは能塚に軍配が上がった。

第2ヒート、安原は中盤あたりでスタートすると10番手で2周目へ。第1ヒート同様に、序盤から攻勢に出て7周目には5番手まで挽回する。しかし、後方から竹中純矢(スズキ)の追い上げにあって6番手に後退。その後は安定した走りでポジションを守り6位となった。

なおトップ争いは、中盤まで勝谷と富田がテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げたが、13周目に富田がトップに立つと、勝谷を引き離して優勝。2位は勝谷、3位はまたしても田中と能塚のバトルとなったが、能塚が後半に逆転し3位を獲得した。

レディース:安原が転倒からの逆転で3位を獲得

ここまでランキング2位の安原。地元名阪での今季初優勝を目指して臨んだ決勝だったが、スタートで多重クラッシュに巻き込まれて転倒。再スタートまでに時間がかかり、後方からの追い上げとなる。ところが、1周目のうちに14番手とすると、その後もライバルたちをかわしてポジションをアップし、5周目には7番手とする。

さらにここから圧巻の走りを披露。ペースの速い上位陣が相手になっても着実に順位を上げて7周目には3番手に浮上。トップの竹内優菜(ホンダ)、2位の畑尾樹璃(カワサキ)には届かなかったが、後方を引き離してチェッカーを受け3位表彰台に立った。ここまで安原は、中止となった第4戦を除くすべてのレースで表彰台を獲得しており、残り2戦での表彰台獲得による、シーズン全レースでの表彰台登壇が期待される。

IA1 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 Team HRC Honda 32'30.913(19Laps)
2 平田 優 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 32'39.832
3 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 32'49.059
4 三原 拓也 K. R. T. Kawasaki 33'05.780
5 小方 誠 Team HRC Honda 33'18.919
6 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 33'36.361
7 深谷 広一 TEAM MOTO SPORTS FUKAYA Honda 33'39.173
8 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 33'41.369
9 池谷 優太 SRF TEAM REDZONE Suzuki 33'42.130
10 島崎大祐 WAKI Racing MotoRoman & KBF-RF Honda 33'59.951
11 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 32'36.405(-1Lap)
12 伊藤 正憲 RIDEZ Muc-Off YSP浜北大橋 Yamaha 32'45.565(-1Lap)
13 出原 忍 TUNレーシング Honda 32'52.946(-1Lap)
14 星野 裕 KTMうず潮レーシング福山 KTM 32'54.661(-1Lap)
15 鈴木 正明 SRF 関東&秀明道場 Suzuki 33'38.002(-1Lap)
16 沼田 誠司 グリーンクラブJUDGEMENT Kawasaki 33'54.963(-1Lap)
17 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 33'56.170(-1Lap)
18 小林 雅裕 Honda 緑陽会熊本レーシング Honda 32'40.766(-2Laps)
19 白石 翔也 Y'sレーシング Yamaha 32'52.146(-2Laps)
20 中村 泰介 RACING TEAM MIKURAwith ALL-ONE Yamaha 33'14.732(-2Laps)

IA1 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 平田 優 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 33'27.252(19Laps)
2 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 33'34.540
3 成田 亮 Team HRC Honda 33'45.741
4 三原 拓也 K. R. T. Kawasaki 33'53.760
5 深谷 広一 TEAM MOTO SPORTS FUKAYA Honda 34'29.566
6 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 34'33.742
7 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 34'35.008
8 島崎大祐 WAKI Racing MotoRoman & KBF-RF Honda 34'35.563
9 池谷 優太 SRF TEAM REDZONE Suzuki 34'41.483
10 小方 誠 Team HRC Honda 34'42.777
11 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 34'59.696
12 伊藤 正憲 RIDEZ Muc-Off YSP浜北大橋 Yamaha 35'01.490
13 星野 裕 KTMうず潮レーシング福山 KTM 35'05.095
14 沼田 誠司 グリーンクラブJUDGEMENT Kawasaki 35'09.607
15 鈴木 正明 SRF 関東&秀明道場 Suzuki 34'20.814(-1Lap)
16 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 34'56.070(-1Lap)
17 佐々木 雅規 ENGY-X Honda 35'10.714(-1Lap)
18 白石 翔也 Y'sレーシング Yamaha 33'32.704(-2Laps)
19 小林 雅裕 Honda 緑陽会熊本レーシング Honda 33'36.415(-2Laps)
20 桒垣 竜斗 KTMうず潮レーシング福山 KTM 35'27.794(-2Laps)

IA1 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 成田 亮 Honda 325
2 小方 誠 Honda 265
3 熱田孝高 Suzuki 234
4 新井宏彰 Kawasaki 233
5 平田 優 Yamaha 187
6 深谷広一 Honda 180
9 伊藤 正憲 Yamaha 134
19 中村 泰介 Yamaha 62
20 田中 教世 Yamaha 40
23 白石 翔也 Yamaha 15
25 髙本 直 Yamaha 8

IA2 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 富田 俊樹 Team HRC Honda 32'29.457(19Laps)
2 勝谷 武史 グリーンクラブ ジュニアライダース Kawasaki 32'38.966
3 能塚 智寛 グリーンクラブ TEAM MOTOBOY Kawasaki 32'43.052
4 田中 雅己 Team HRC Honda 32'44.546
5 安原 志 名阪レーシング Yamaha 33'15.053
6 サンタナ ルカス ケンジ BRT Honda 33'24.352
7 岡野 聖 TeamSRM with マウンテンライダーズ Suzuki 33'28.575
8 大塚 豪太 T.E.SPORT Honda 33'29.817
9 竹中 純矢 Team SUZUKI Suzuki 33'30.846
10 馬場 大貴 TEAM 887 Honda 33'44.809
11 植田 翔太 グリーンクラブ八尾カワサキ & ANNEX CLUB Kawasaki 33'46.044
12 吉村 仁兵 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 33'46.635
13 稲垣 達樹 Suzuki 33'52.450
14 斉藤 崇 オートスポーツ清水with ALLONE Suzuki 33'53.961
15 迫田 勇馬 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 33'55.644
16 井上 眞一 K.R.T. Kawasaki 33'56.268
17 池本 凌汰 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 33'56.563
18 石浦 諒 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 34'01.108
19 道脇 右京 TEAM KOHSAKA Honda 34'02.883
20 渡辺 涼太 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 34'03.792

IA2 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 富田 俊樹 Team HRC Honda 33'10.942(19Laps)
2 勝谷 武史 グリーンクラブ ジュニアライダース Kawasaki 33'12.889
3 能塚 智寛 グリーンクラブ TEAM MOTOBOY Kawasaki 33'28.468
4 田中 雅己 Team HRC Honda 33'36.206
5 竹中 純矢 Team SUZUKI Suzuki 33'55.420
6 安原 志 名阪レーシング Yamaha 34'08.795
7 大塚 豪太 T.E.SPORT Honda 34'26.038
8 岡野 聖 TeamSRM with マウンテンライダーズ Suzuki 34'34.136
9 渡辺 涼太 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 34'41.543
10 小川 孝平 Team ITOMO Honda 34'44.318
11 馬場 大貴 TEAM 887 Honda 34'45.494
12 吉村 仁兵 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 34'45.697
13 上田 康平 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 34'48.167
14 池本 凌汰 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 34'48.656
15 道脇 右京 TEAM KOHSAKA Honda 34'59.766
16 稲垣 達樹 Suzuki 33'21.104(-1Lap)
17 迫田 勇馬 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 33'25.004(-1Lap)
18 石浦 諒 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 33'32.593(-1Lap)
19 勝山 聖 SRF 関東オートスポーツ清水 Suzuki 33'40.270(-1Lap)
20 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 33'43.139(-1Lap)

IA2 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 勝谷 武史 Kawasaki 308
2 富田 俊樹 Honda 288
3 竹中 純矢 Suzuki 231
4 能塚 智寛 Kawasaki 210
5 安原 志 Yamaha 198
6 岡野 聖 Suzuki 183
14 渡辺 祐介 Yamaha 86
24 鎌倉 大樹 Yamaha 34
37 小関 元貴 Yamaha 2

COMMENT

IA1:平田優選手談(2位/優勝:総合優勝)

「第1ヒートは、これまで成田選手に先行されることが多かったので、なんとか違う展開にしたいと1周目からハードに攻め、成田選手に少しミスもあって前にでることができました。2周目、後ろから音が聞こえなくなったので、実際は転倒していたようですが、離れたのだと思い油断が生じました。本当であれば、そこでプッシュすべきだったのに、結局は追いつかれ逆転を許してしまいました。2周目の油断で勝負が決していたのかもしれません。そのため、第2ヒートに向けては気持ちのゆるみに対して意識して臨みました。スタートは遅れたのですが、コーナーで前に出ることができ、成田選手が遅れていたこともあって早めに前に出ようと考えていました。3周目でトップに立てたので第1ヒートの教訓を生かしプッシュ。それで後ろを離せたので、後はレースをコントロールしながら、理想の展開に持ち込めました。ようやく勝てて、今までサポートしてくれたチームやYSP応援団をはじめとするファンの皆さまなどに、恩返しができたと思います。後は、昨年2勝なので、残り2戦で昨年を超える勝利数を残せるようにがんばります」

豊岡範幸監督談(YSP福井南社長)

「第1ヒートは、非常に良いレースをしていただけに、逆転されての2位は、本人同様、私も本当に悔しい思いでした。しかし第2ヒートは、その悔しさを一掃してくれる、胸のすくような走り、そして勝利を獲得してくれ、本当にうれしかったですね。今日の走りを見る限りでは、残り2戦4ヒートも好成績が期待できますし、常に表彰台に立ち続けてくれることと思います。できれば今回同様、優勝も獲得し良い結果でシーズンを締めくくってくれることを期待します。また、今回はチームメイトの田中選手、渡辺選手が欠場しました。彼らの今後は現状未定ですが、ともに早期の復帰を目指していますので、その時は、平田選手とともに、大きな応援をお願いできればと思います」

レディース:安原さや(3位)

「今回、優勝できなければチャンピオンはなかったため、クラッシュに巻き込まれる形で転倒してしまった瞬間に、落ち込んでしまいました。ただ、すぐに復帰できたこともあり、できることはすべて出し切ろうと切り替え、また走行中に調子の良いライダーの数人が転倒していたのも確認できたので、目標を表彰台に定めました。結果的に3位になれたことは評価できますが、やはり転倒が悔やまれます。これでチャンピオンの可能性はなくなりましたが、今シーズンはここまですべてのレースで表彰台に立っているので、残りの2戦も表彰台、できれば優勝を目指してがんばります」

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