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全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.06 8月3日 SUGO

RACE DATA

■大会名称:2014全日本モトクロス選手権第6戦SUGO大会
■開催日:2014年8月3日(日)
■会場:SUGOインターナショナルモトクロスコース(宮城県)
■レース時間:(25分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ ■観客:2,800人

REPORT

6月にSUGO、7月には藤沢と続いてきた東北ラウンド3連戦を締めくくる第6戦SUGO大会(宮城県)が、スポーツランドSUGOにて開催された。今回は、過去2戦連続で続いたマディコンディションから一変、ドライでのレースとなったが、真夏の太陽が容赦なく照りつける今年一番の暑さの中で行われた。このため、ライダーの体調への配慮として、全クラスのレース時間が5分短縮され、国際A級は25分+1周、レディースクラスは10分+1周での実施となった。なお、YAMAHA YSP Racing Teamは、第5戦で負傷した田中教世(IA1)は今大会も欠場となった。 

IA1:平田が両ヒートで2位表彰台を獲得!

前々回のSUGO、そして前回の藤沢と、泥と戦ってきたライダーたちだったが、今大会は、真夏の猛暑との戦いとなった。午前中ながら、すでに高い気温のなかで迎えた第1ヒートは、平田が好スタートからホールショット。そのままライバルたちを抑え1周目中盤までトップをキープするが、後半に成田亮(ホンダ)にかわされ、2番手で1周目を終える。

トップに立った成田は、序盤から後続を引き離すべくハイペースでレースを展開するが、これにただ一人ついていったのが平田。序盤でおよそ4秒離されたものの、その後は成田を射程圏内に捉えたまま、中盤までレースを進める。

しかし、レースが後半に入っても、なかなか2人の距離は縮まらず、逆に平田は少しずつ離されてしまうと、成田がそのまま優勝、平田は2位でチェッカーを受け、藤沢スポーツランドでの東北大会から3ヒート連続での表彰台獲得となった。3位は小方誠(ホンダ)。 

第2ヒート、ホールショットを奪ったのは成田、これに新井、三原拓也(カワサキ)、熱田孝高(スズキ)、そして平田が続く。出遅れた平田だったが、1周目の序盤にはライバルたちをかわして2番手へ。そして、第1ヒートと同様、序盤から先行する成田を平田が追う展開となるが、今回は第1ヒートよりさらに接近した状態でのレースとなる。

序盤の平田は、大きく仕掛けずにじっくり成田のテールについていくが、中盤に入るとアタックを開始。特にコース中盤以降になると平田が差を詰め、何度も成田とサイド・バイ・サイドの状況に持ち込むが、そのアタックを成田が抑えるという緊張したバトルが数周続いたが、かわすまでには至らない。さらにレースが終盤に入っても、平田は離されることなく成田にくらいつき、逆転のチャンスをうかがうがそれもかなわず2位でゴールとなった。これで、平田は両ヒート2位とし、成田に続き総合2位。表彰台も、2戦4ヒート連続での登壇となり、好調をアピールすることとなった。

IA2:渡辺祐介が両ヒート6位入賞で総合5位

前日に行われた予選の転倒により負傷、万全とは言えない状態で第1ヒートに臨んだ渡辺祐介。そのスタートは、田中雅己(ホンダ)、竹中純矢(スズキ)、勝谷武史(カワサキ)ら、ランキング上位陣が好スタート、渡辺も上位で第2コーナーを回るが、1周目の中で転倒し14番手で2周目に入る。

しかし、序盤から果敢に攻める渡辺は、5周目には8番手まで挽回すると、さらにその翌周には7番手に浮上。しかし、そこからはペースの近いライダーたちとのバトルとなり、なかなか順位を上げることができない。それでも、後半に入ると、トップを走行していた竹中のリタイアで6番手とし、さらに前をいくサンタナ・ルカス・ケンジ(ホンダ)を照準に接近するも再び転倒してしまう。すぐに再スタートを切った渡辺は、終盤に再度その背後に迫ったが届かず、開幕戦以来となる6位でチェッカーを受けた。

一方のトップ争いは、竹中と勝谷のマッチレースとなり、竹中が勝谷の猛攻を防ぎトップをキープしていたが、9周目の最終コーナーでストップ。これで勝谷が先行して今季6勝目。2位は富田俊樹(ホンダ)。竹中は3番手で復帰したが、その後のリタイアとなり、3位は田中となった。

第2ヒート、このレースでも渡辺は負傷の影響を感じさせない走りをまたしても披露。スタートから好位置につけ6番手で2周目に突入すると、その後は上位陣の速いペースの中で、ポジションをキープ。4周目には5番手とし、さらに前をいく竹中を追いポジションアップを狙う。

しかし、後方から追い上げてきた能塚智寛(カワサキ)にかわされて6番手に順位を落としてしまったが、その後はポジションを守って6位でチェッカー。2ヒート連続で6位とし、ここまで揃えられなかった両ヒートでの入賞を果たした。

トップ争いは、序盤は富田がリードして、勝谷が追う展開となったが、3周目に勝谷が逆転すると、そのまま他を圧倒する形でパーフェクトウィンを達成。2位は富田。3位は序盤から田中が単独走行でポジションを守っていたが、レース後半に追い上げてきた竹中が逆転し表彰台を獲得した。

レディース:安原さや3位を獲得

前回、最終ラップでトップに立ちながら、最終コーナーで転倒し3位となった安原さやは、今大会でのリベンジ、さらに今季初優勝を目指して決勝に臨んだ。そのスタートは、ディフェンディングチャンピオンの邵洋子(スズキ)がホールショット。安原は6番手あたりで第2コーナーを回る。

レースは序盤から邵がハイペースでリード、これに畑尾樹璃(カワサキ)、竹内優菜(ホンダ)が続き、安原は1周目を5番手。そこから、2周目に4番手、3周目に3番手と着実に順位を上げていったが、レース時間が10分+1周ということもあり、そこからの追い上げはかなわず3位でチェッカー。ここまですべてのレースで表彰台を獲得いるものの(第4戦は中止)、狙っていた優勝は今回もまた達成することができなかった。

IA1 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 Team HRC Honda 28'35.391(13Laps)
2 平田 優 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 28'44.025
3 小方 誠 Team HRC Honda 28'48.427
4 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 28'50.401
5 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 29'04.203
6 三原 拓也 K. R. T. Kawasaki 29'19.218
7 深谷 広一 TEAM MOTO SPORTS FUKAYA Honda 29'32.189
8 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 29'43.577
9 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 29'46.599
10 池谷 優太 SRF TEAM REDZINE Suzuki 29'47.162
11 伊藤 正憲 RIDEZ Muc-Off YSP浜北大橋 Yamaha 30'26.160
12 鈴木 正明 SRF 関東&秀明道場 Suzuki 30'32.653
13 沼田 誠司 グリーンクラブJUDGEMENT Kawasaki 28'36.296(-1Lap)
14 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 29'23.216(-1Lap)
15 桒垣 竜斗 KTMうず潮レーシング福山 KTM 29'37.527(-1Lap)
16 小林 雅裕 Honda 緑陽会熊本レーシング Honda 29'38.278(-1Lap)
17 白石 翔也 Y'sレーシング Yamaha 30'06.531(-1Lap)
18 佐々木 雅規 ENAGY-X Honda 30'29.044(-1Lap)
19 中村 泰介 RACING TEAM MIKURAwith ALL-ONE Yamaha 30'45.535(-1Lap)
20 大西 竜之介 Suzuki 28'46.571(-2Laps)

IA1 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 Team HRC Honda 28'32.320(13Laps)
2 平田 優 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 28'35.511
3 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 28'39.028
4 小方 誠 Team HRC Honda 29'02.274
5 三原 拓也 K. R. T. Kawasaki 29'10.110
6 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 29'24.500
7 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 29'26.423
8 池谷 優太 SRF TEAM REDZINE Suzuki 29'33.531
9 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 30'19.674
10 伊藤 正憲 RIDEZ Muc-Off YSP浜北大橋 Yamaha 30'25.109
11 沼田 誠司 グリーンクラブJUDGEMENT Kawasaki 30'28.377
12 鈴木 正明 SRF 関東&秀明道場 Suzuki 30'38.353
13 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 29'25.443(-1Lap)
14 佐々木 雅規 ENAGY-X Honda 29'32.176(-1Lap)
15 中村 泰介 RACING TEAM MIKURAwith ALL-ONE Yamaha 29'32.975(-1Lap)
16 小林 雅裕 Honda 緑陽会熊本レーシング Honda 29'35.694(-1Lap)
17 桒垣 竜斗 KTMうず潮レーシング福山 KTM 30'13.703(-1Lap)
18 白石 翔也 Y'sレーシング Yamaha 30'31.297(-1Lap)
19 大西 竜之介 Suzuki 29'40.191(-2Laps)

IA1 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 成田 亮 Honda 280
2 小方 誠 Honda 238
3 熱田孝高 Suzuki 210
4 新井宏彰 Kawasaki 191
5 深谷広一 Honda 150
6 星野優位 Honda 149
7 平田 優 Yamaha 140
9 伊藤正憲 Yamaha 116
18 中村泰介 Yamaha 61
20 田中教世 Yamaha 40
23 白石翔也 Yamaha 10

IA2 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 勝谷 武史 グリーンクラブ ジュニアライダース Kawasaki 28'18.267(13Laps)
2 富田 俊樹 Team HRC Honda 28'26.395
3 田中 雅己 Team HRC Honda 29'03.725
4 能塚 智寛 グリーンクラブ TEAM MOTOBOY Kawasaki 29'10.420
5 サンタナ ルカス ケンジ BRT Honda 29'15.314
6 渡辺 祐介 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 29'16.796
7 大塚 豪太 T.E.SPORT Honda 29'18.158
8 岡野 聖 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 29'29.502
9 小川 孝平 Team ITOMO Honda 29'33.675
10 安原 志 名阪レーシング Yamaha 29'35.250
11 馬場 大貴 TEAM 887 Honda 29'43.368
12 上田 康平 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 29'46.849
13 斉藤 崇 オートスポーツ清水with ALLONE Suzuki 29'48.358
14 吉村 仁兵 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 29'59.640
15 井上 眞一 K.R.T. Kawasaki 30'03.904
16 近藤 祐介 TEAM HAMMER ホンダ学園 Honda 30'08.355
17 勝山 聖 SRF 関東オートスポーツ清水 Suzuki 30'12.319
18 横澤 拓夢 NRT Honda 30'12.566
19 池本 凌汰 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 30'17.103
20 石浦 諒 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 30'25.741
21 鎌倉 大樹 レーシングチーム鷹 Yamaha 30'27.682

IA2 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 勝谷 武史 グリーンクラブ ジュニアライダース Kawasaki 28'54.826(13Laps)
2 富田 俊樹 Team HRC Honda 29'02.923
3 竹中 純矢 Team SUZUKI Suzuki 29'20.792
4 能塚 智寛 グリーンクラブ TEAM MOTOBOY Kawasaki 29'29.634
5 田中 雅己 Team HRC Honda 29'32.526
6 渡辺 祐介 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 29'35.173
7 大塚 豪太 T.E.SPORT Honda 29'36.789
8 岡野 聖 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 30'02.524
9 横澤 拓夢 NRT Honda 30'05.957
10 井上 眞一 K.R.T. Kawasaki 30'12.043
11 馬場 大貴 TEAM 887 Honda 30'15.967
12 小川 孝平 Team ITOMO Honda 30'20.370
13 近藤 祐介 TEAM HAMMER ホンダ学園 Honda 30'22.382
14 迫田 勇馬 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 30'25.563
15 上田 康平 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 30'28.746
16 安原 志 名阪レーシング Yamaha 30'29.372
17 池本 凌汰 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 30'35.357
18 斉藤 崇 オートスポーツ清水with ALLONE Suzuki 30'43.003
19 鎌倉 大樹 レーシングチーム鷹 Yamaha 30'49.141
20 道脇 右京 TEAM KOHSAKA Honda 30'57.348

IA2 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 勝谷 武史 Kawasaki 264
2 富田 俊樹 Honda 238
3 竹中 純矢 Suzuki 203
4 能塚 智寛 Kawasaki 170
5 安原 志 Yamaha 167
6 井上眞一 Kawasaki 163
12 渡辺 祐介 Yamaha 86
22 鎌倉 大樹 Yamaha 34
35 小関 元貴 Yamaha 2

COMMENT

IA1:平田優選手談(2位/2位:総合2位)

「前回は、表彰台に戻れてよかったという感じでしたが、今回はさらに一歩前進し、勝負できるところに戻ってこれました。ただ、去年と比べ、成長できているかというと、まだ足踏みをしている状況。両ヒートで表彰台に立ちましたが、やはり悔しいし、本当であれば勝たなければならないレースだったと思います。第1ヒートは、序盤成田選手についていくのに必死でした。自分のラインが定まっていなかったため、成田選手と同じラインを使ったのですが、僕と成田選手は走り方が違うこともあり、僕の方が遅かったということ。第2ヒートは、自分の走り方に最適なラインを見つけていたし、後方から勝負のポイントも絞ることができていたので、中盤に仕掛けました。追いつめるところまでいきながらかわしきれなかったのは、成田選手の方が、一歩上手だったということです。次は名阪ですが、そこまでに渡辺選手との合宿などで本番に備えます。今度こそは勝ちます!」

IA2:渡辺祐介選手談(6位/6位:総合5位)

「予選の転倒で、怪我をしていたので自分の走りを封印し、負担の少ない走り方、ラインを選びながらのレースとなりました。第1ヒートは、スタートは良かったものの1周目に転倒。そこからは少し、無理はしたのですが順調に上げることができました。実際はもう一歩上を狙っていたのですが、その後再び転倒してしまったこともあり6位。第2ヒートは、怪我の状態も含めより厳しい状況になっていたので、第1ヒートと同様に淡々と走るつもりでした。勝負する場面では、攻めたこともあったのですが、やはり長続きせず、何度も悔しい思いをしました。それでも、現状では最低限の仕事ができたと思います。また、もっと上を目指しているので、納得はしていませんが、ここまでの悪い流れを切り替えるきっかけにもなりました。名阪に向けては平田さんと合宿する予定なので、そこで自分を鍛え、今度こそは表彰台に立ちたいと思います」

雉子波俊広監督談(YSP福島店長)

「平田選手は、第1ヒートでホールショットを奪うなどの活躍で2位。第2ヒートは優勝に後一歩まで近づき、やっと本来の姿に戻ってきてくれたという印象です。今回参加してくださった応援団の皆さんも、ちょうど成田選手に並びかける場面で応援していたこともあり、ハイテンションで盛り上がってもらえたレースとなりました。ここまでは上り調子で来ているので、この後の3戦6ヒートも期待してほしいし、必ずライバルたちを倒して、表彰台の真ん中に立ってくれることでしょう。一方の渡辺選手は、ここまで怪我で苦労して、今回も不安な状態で臨んだレースでしたが、両ヒートで6位入賞と、とてもがんばってくれたと思います。今年はファクトリー体制で1年目、様々なプレッシャーを感じながらのレースになると思いますが、それをはねのけて、残りのレースではぜひ表彰台に立ってくれることと思います」

レディース:安原さや(3位)

「今回のスタートは、クラッチミートから加速まで決まったと思ったのですが7番手と、微妙な位置でのスタートとなりました。そこから5番手まではすぐに順位をあげたのですが、4番手、3番手のライダーをかわすのに時間がかかってしまったし、レース時間も短かったことから、逆転を狙うこともできずに、早々に3位キープに切り替えました。前回、優勝を目前で逃した悔しさもあったので、実はこのSUGOに向けては、レディースの中では1番というくらい乗り込んできたという自負があったので、正直喜ぶことができませんでした。次回の近畿大会は地元でのレースとなるので、ここまでたまっているすべてを一掃できるよう、今度こそは優勝します」

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