スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.11 9月6日 ドイツ
RACE DATA
■大会名称:2009スーパースポーツ世界選手権第11戦ドイツ大会
■開催日:2009年9月6日(日)
■開催地:ニュルブルクリンク(1周4.556km)
■PP:C・クラッチロー(ヤマハ/1分57秒866)
■FL:C・クラッチロー(ヤマハ/1分58秒726)
REPORT
C・クラッチローが優勝!
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのC・クラッチローが今季5勝目。ポールポジションからスタートしたクラッチローはレースをリードし、繰り返し好タイムを記録しながら後続集団を引き離していった。レース中盤にはすでに10秒近いアドバンテージを築き、最終的には10秒以上のリードをもってチェッカーを受けた。
一方、チームメイトのF・フォレは後方からの追い上げとなったが、レース中盤までに6台を抜いて5位に浮上。4位との差がすでに大きく開いていたため、そのまま走りきって5位を獲得した。
クラッチローはチャンピオンシップのリードをキープしており、2位のE・ラバティー(ホンダ)に22ポイント差をつけている。フォレはランキング5位に浮上し、4位のK・ソフオグルを29ポイント差で追っている。ヤマハはまた、コンストラクター・ランキングでもホンダを4ポイント差で抑えてトップに立っている。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・クラッチロー | GBR | Yamaha | 37'56.481 |
2 | E・ラバティー | GBR | Honda | 0'10.109 |
3 | J・ラスコーツ | ESP | Kawasaki | 0'10.250 |
4 | M・ロッコリ | ITA | Honda | 0'31.980 |
5 | F・フォレ | FRA | Yamaha | 0'34.575 |
6 | M・アイチソン | AUS | Honda | 0'34.724 |
7 | A・ピット | AUS | Honda | 0'36.352 |
8 | G・マッコイ | AUS | Triumph | 0'36.391 |
9 | R・ハスラム | DNK | Honda | 0'38.871 |
10 | D・デロモ | ITA | Honda | 0'52.944 |
11 | M・プライア | POR | Honda | 0'54.368 |
12 | B・ベネマン | NED | Honda | 1'00.679 |
13 | G・ウィッジエッロ | ITA | Honda | 1'09.096 |
14 | K・ヴァール | GER | Triumph | 1'11.106 |
15 | A・ウエスト | AUS | Honda | 1'18.979 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | C・クラッチロー | Yamaha | 210 |
2 | E・ラバティー | Honda | 188 |
3 | J・ラスコーツ | Kawasaki | 138 |
4 | K・ソフオグル | Honda | 128 |
5 | F・フォレ | Yamaha | 99 |
6 | A・ウエスト | Honda | 96 |
13 | M・ピロ | Yamaha | 49 |
20 | S・モリアス | Yamaha | 10 |
22 | D・タタ・プラディタ | Yamaha | 8 |
24 | F・バッタイーニ | Yamaha | 5 |
28 | H・ケノー | Yamaha | 2 |
32 | Y・グエラ | Yamaha | 1 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 235 |
2 | Honda | 231 |
3 | Kawasaki | 149 |
4 | Triumph | 85 |
5 | Suzuki | 30 |
COMMENT
C・クラッチロー選手談(優勝)
「チームのホーム・サーキット、ニュルブルクリンクで優勝することができてとてもうれしい。前回のブルノは残念な結果に終わったが調子はとても良かった。そして今回は、こうして結果を出すことができたんだ。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで優勝できた。最高のウイークだった」
F・フォレ選手談(5位)
「雨が降ってきてしまうと、僕にとっての理想的なコンディションとは言えないんだ。だから雨が止むとすぐに、懸命にプッシュしてペースを上げていった。ロッコリをパスしたかったけれど終盤で何回かミスをしてしまってできなかったのは残念。でも何とか走りきってポイントを獲得したおかげでランキングをひとつあげることができた。次のレースが楽しみだ」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「カルの優勝は素晴らしかった。ペースもウイークを通じて見事なものだった。とくに雨が降り出したときにも自分のリズムをキープすることができたのは良かったと思う。ブルノでのことがあったので、我々も少しナーバスになっていて、とくに最後の何周かは見ていて、ハラハラしたが、結果は本当に最高のものになった。この好調をシーズン最終戦までキープできるよう願っている。ファビアンのほうも予選11位から5位まで上げてのチェッカーだから納得の出来だ。ブルノでの優勝が鮮明なだけにトップ争いに加われなかったのは残念だが、雨は彼にとってはいい状況じゃないこともわかっている。チームの本拠地での優勝は本当に素晴らしいものだ。次のイモラもこの調子でいきたい」