スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.07 5月31日 アメリカ
RACE DATA
■大会名称:2009スーパースポーツ世界選手権第7戦アメリカ大会
■開催日:2009年5月31日(日)
■開催地:ミラーモータースポーツパーク(1周4.907km)
■天候:晴れ
■気温:27度
■路面温度:48度
■PP:J・ラスコルツ(カワサキ/1分51秒749)
■FL:K・ソフオグル(ホンダ/1分52秒285)
REPORT
クラッチローが3位、フォレが5位
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのC・クラッチローが、激戦の末、3位表彰台を獲得した。クラッチローは、序盤トップのE・ラバティ(ホンダ)のすぐ後ろにつける展開。クラッチローの後方にはJ・ラスコルツ(カワサキ)、K・ソフオグル(ホンダ)が続く形となった。クラッチローは果敢にラバティを攻めるが、ラスト2周となったところでソフオグルに抜かれてしまう。その後、ソフオグルはラバティも抜きトップでゴール。2位はラバティとなり、クラッチローは3位でゴールした。
チームメイトのF・フォレは、スタートで出遅れてしまったが、4周目には5番手に浮上すると、その後はポジションを守り5位でチェッカーを受けた。
シリーズランキングでは、クラッチローが2位のラバティと9ポイント差でトップをキープ。フォレは55ポイントで7位につけている。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 34'00.510 |
2 | E・ラバティ | GBR | Honda | 0.368 |
3 | C・クラッチロー | GBR | Yamaha | 0.521 |
4 | J・ラスコルツ | ESP | Kawasaki | 1.833 |
5 | F・フォレ | FRA | Yamaha | 12.071 |
6 | G・マッコイ | AUS | Triumph | 18.108 |
7 | A・ピット | AUS | Honda | 25.912 |
8 | M・ピロ | ITA | Yamaha | 26.867 |
9 | M・ラグリブ | FRA | Honda | 30.411 |
10 | A・ウエスト | AUS | Honda | 31.393 |
11 | D・T・プラディタ | IDN | Yamaha | 32.206 |
12 | M・プライア | POR | Honda | 32.572 |
13 | 藤原克昭 | JPN | Kawasaki | 35.491 |
14 | B・ベネマン | NED | Suzuki | 37.164 |
15 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | 39.041 |
17 | M・ラバティ | GBR | Honda | 51.153 |
22 | Y・グエラ | ESP | Yamaha | 1'18.385 |
24 | O・ピアンキー | RUS | Yamaha | 1'33.636 |
25 | A・ネルソン | CAN | Yamaha | 1'40.570 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | C・クラッチロー | Yamaha | 135 |
2 | E・ラバティ | Honda | 126 |
3 | K・ソフオグル | Honda | 108 |
4 | A・ピット | Honda | 73 |
5 | J・ラスコルツ | Kawasaki | 73 |
6 | A・ウエスト | Honda | 66 |
7 | F・フォレ | Yamaha | 55 |
9 | M・ピロ | Yamaha | 48 |
19 | D・T・プラディタ | Yamaha | 8 |
21 | F・バッタイーニ | Yamaha | 5 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 158 |
2 | Yamaha | 135 |
3 | Kawasaki | 84 |
4 | Triumph | 46 |
5 | Suzuki | 30 |
COMMENT
C・クラッチロー選手談(3位)
「僕にとって、今シーズン最悪のレースウイークとなったが、3位の結果には正直満足している。5位か6位となるかもしれなかった今回、ラバティの後方の3位でゴールできたことは悪くないと思う。次のミサノは振り出しに戻った気持ちで挑まなければならない。ミサノは初めてのコースだけど、とても楽しみ。とにかく今週は、僕もチームもよく頑張ったと思う」
F・フォレ選手談(5位)
「レースの大部分が単独走行だった。スタートは悪く、他の選手に押される格好で、トラックの端に追いやられてしまった。第1コーナーでは10番手だったと思うが、そこから懸命に追い上げたんだ。グリップも良く、何人かパスしたが、さらに上位に浮上するには既に遅かった。そこで、表彰台を狙わず自分の走りに徹し、ポジションをキープした。今回のレースには満足していないが、ポイントを獲得できてよかった。次のレースが楽しみだ」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「とてもドキドキして面白いレースだった。ラバティはとても良いペースで、クラッチローはラバティについていくために全パワーを必要とした。彼はリズムのいい走りで、最終ラップではラバティを抜こうとしていたが、ソフオグルが浮上してクラッチローは3位となった。ソフオグルは、その後ラバティも抜いてトップとなった。混戦のレースで結果が予想できない中、転倒しないでよかったよ。表彰台の3人はみんな満足しているだろう。
フォレはスタートで後退したが、1周目の11番手から5番手まで挽回することができてよかった。彼はレースを楽しんでいるように思えたが、単独の走りで少し寂しそうだった・・・・。でも5位になりポイントを獲得できたので満足だろう」