スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.03 4月5日 スペイン
RACE DATA
■大会名称:2009スーパースポーツ世界選手権第3戦スペイン大会
■開催日:2009年4月5日(日)
■開催地:スペイン/バレンシア(周4.005km)
■周回数:23周(92.115km)
■PP:C・クラッチロー(Yamaha/1分35秒865)
■FL:C・クラッチロー(Yamaha/1分36秒865)
REPORT
クラッチローが今季初優勝
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのC・クラッチローが好調な走りを見せ、世界選手権スーパースポーツでの初優勝を果たした。スタート前に雨が降ったため、序盤は各車、路面状況を確認しながらのスローペースの展開。しかしクラッチローは、素早くペースを上げていき、ラスコーツ、ピロらとトップ争いを繰り広げ、5ラップ目には早くもトップに立った。12ラップ目にはA・ウエスト(ホンダ)に抜かれたが、最終ラップの第1コーナーで抜き返し、そのままリードを保ってゴール。初優勝を飾った。
チームメイトのF・フォレは、滑り易いコンディションに手間取りスタートで20番手まで後退。その後、ペースを取り戻すと徐々にポジションを挽回し、10台を抜いて10位まで上がってチェッカーを受けた。
シリーズポイントではクラッチローが54ポイントを獲得してランキングトップ。フォレは15ポイントの12位。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・クラッチロー | GBR | Yamaha | 38'15.613 |
2 | A・ウエスト | AUS | Honda | 0'00.171 |
3 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 0'08.408 |
4 | M・アイチソン | AUS | Honda | 0'12.421 |
5 | 藤原克昭 | JPN | Kawasaki | 0'16.529 |
6 | M・ラグリブ | FRA | Honda | 0'19.242 |
7 | M・ピロ | ITA | Yamaha | 0'26.124 |
8 | B・ベネマン | NED | Suzuki | 0'34.525 |
9 | E・ラバティ | GBR | Honda | 0'35.436 |
10 | F・フォレ | FRA | Yamaha | 0'38.337 |
11 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | 0'39.759 |
12 | R・ハスラム | DNK | Honda | 0'39.970 |
13 | A・ピット | AUS | Honda | 0'50.532 |
14 | M・ロッコリ | ITA | Honda | 0'51.506 |
15 | D・T・プラディタ | IDN | Yamaha | 1'02.755 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | C・クラッチロー | Yamaha | 54 |
2 | K・ソフオグル | Honda | 54 |
3 | A・ウエスト | Honda | 43 |
4 | E・ラバティ | Honda | 43 |
5 | A・ピット | Honda | 43 |
6 | M・ラグリブ | Honda | 25 |
8 | M・ピロ | Yamaha | 18 |
12 | F・フォレ | Yamaha | 15 |
19 | D・T・プラディタ | Yamaha | 1 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 70 |
2 | Yamaha | 54 |
3 | Kawasaki | 22 |
4 | Suzuki | 17 |
5 | Triumph | 15 |
COMMENT
C・クラッチロー選手談(優勝)
「第2コーナー進入とバックストレート立ち上がりが非常に好調だったが、ウエストは、僕があまりうまくないところでとても速かった。プラクティス、予選を通して完璧なセッティングを目指してきて、今日の決勝ではいいのもが見つかり、絶好調で臨むことができた。スタート前に雨が降って難しいコンディションになったが、それも克服してペースを築くことができた。この優勝は、僕にとってもヤマハにとっても最高にうれしい結果」
F・フォレ選手談(10位)
「非常に残念なレースになった。路面が滑り易かったためスタートがうまくいかず、リズムとペースをつかんだ頃には大きく後退してしまっていた。それでも懸命に頑張って挽回を図り、10位まで上げられたことは良かったと思う。次のアッセンが楽しみ。表彰台を狙っていきたい」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「久しぶりに表彰台のトップに返り咲くことができて非常にうれしい。この場所に戻ってくるために今まで頑張ってきて、ようやくそれが報われたのだ。カルは今回、本当によく頑張って、ポールポジション、ラップレコード、そして優勝を実現してチャンピオンシップをリードしている。最終ラップでの逆転劇は本当に素晴らしく、みなさんのご想像通り、ハッピーな気分で非常に盛り上がっている。ファビアンのほうはちょっと残念な結果になった。レース開始直前の雨の影響で序盤からペースをつかむことができず、6、7周目あたりからはトップグループと同等のペースまで上げてきたが、その時はすでに遅すぎたというわけだ」