スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.02 3月14日 カタール
RACE DATA
■大会名称:2009スーパースポーツ世界選手権第2戦カタール大会
■開催日:2009年3月14日(土)
■開催地:カタール/ロサイル(1周5.380km)
■周回数:18周(98.840km)
■コースコンディション:晴れ
■PP:C・クラッチロー(Yamaha/2分01秒586)
■FL:A・ピット(Honda/2分02秒577)
REPORT
クラッチローが3位表彰台を獲得
ワールドスーパースポーツ参戦1年目のC・クラッチローがE・ラバティ、A・ピット、K・ソフオグル(いずれもホンダ)らと表彰台争いを展開。クラッチローは終盤でシフトミスをおかして遅れたが、それを見事に挽回し、最終ラップでソフオグルを捉えて3位表彰台を獲得した。チームメイトのF・フォレはスタートで遅れて15位まで後退。挽回を図ったが、3周目にハイサイドの転倒を喫してリタイヤとなった。
RESULT
Pos. | Rider | Nation | Machine | Time |
---|---|---|---|---|
1 | E・ラバティ | GBR | Honda | 37'06.285 |
2 | A・ピット | AUS | Honda | 0'00.063 |
3 | C・クラッチロー | GBR | Yamaha | 0'00.625 |
4 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 0'00.711 |
5 | R・ハームス | DNK | Honda | 0'05.200 |
6 | M・ラグリブ | FRA | Honda | 0'05.233 |
7 | G・マッコイ | AUS | Triumph | 0'09.538 |
8 | M・ロッコリ | ITA | Honda | 0'09.551 |
9 | A・ウエスト | AUS | Honda | 0'09.616 |
10 | B・ベネマン | NED | Suzuki | 0'12.159 |
11 | M・ピロ | ITA | Yamaha | 0'15.044 |
12 | M・プライア | POR | Honda | 0'17.611 |
13 | J・ラスコーツ | ESP | Kawasaki | 0'17.701 |
14 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | 0'19.897 |
15 | M・アイチソン | AUS | Honda | 0'35.382 |
20 | D・T・プラディタ | IDN | Yamaha | 0'58.948 |
21 | Y・グエラ | ESP | Yamaha | 1'1.386 |
RIDERS RANKING
Pos. | Rider | Machine | Point |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 40 |
2 | K・ソフオグル | Honda | 38 |
3 | E・ラバティ | Honda | 36 |
4 | C・クラッチロー | Yamaha | 29 |
5 | A・ウエスト | Honda | 23 |
6 | M・ロッコリ | Honda | 15 |
12 | F・フォレ | Yamaha | 9 |
14 | M・ピロ | Yamaha | 9 |
CONSTRUCTORS RANKING
Pos. | Constructor | Point |
---|---|---|
1 | Honda | 50 |
2 | Yamaha | 29 |
3 | Triumph | 15 |
4 | Kawasaki | 11 |
5 | Suzuki | 9 |
COMMENT
C・クラッチロー選手談(3位)
「優勝も可能だと思っていたので、自分としては少し残念な結果。まだまだ改善すべき点があるということだ。終盤には何度かコースの端ぎりぎりまで行ってしまうことがあったが、優勝を狙うためにはそうせざるを得なかったんだ。次のバレンシアを含めてヨーロッパのコースは慣れているので、もっと勝利に近づいていけるだろう」
F・フォレ選手談(リタイヤ)
「オープニングラップで集団に呑み込まれ、ポジションを落としてしまった。走りのフィーリングはあまり良くなかったが、懸命にプッシュして少しずつ挽回した。ところが悔しいことに、コーナー立ち上がりでハイサイドをおこしてしまったんだ。痛みは少しあるが、バレンシアまでには治して、また上位争いを目指していきたい」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「3位表彰台を獲得できたことはうれしい。我々はスローテンポながら前進を続けているのだ。ファビアンのほうはスタートをミスして15位まで後退。その後も自分なりのフィーリングをつかむことができないまま、リアが回り込んで転倒した。これは当然、非常に残念なことだった。
一方カルは、路面温度が48度にもなろうという過酷なコンディションのなかで、何度もフロントを滑らせたりシフトミスをおかしたりしながらも、最後までよく頑張った。テールまで迫ったもののストレートでスリップストリームにつくことができず、パスするまでにはいたらなかった。でもチャンピオンシップはまだ始まったばかりで、シリーズポイントでも大きく離されたわけではない。トップの4、5台に関しては実力が拮抗しているので、チャンスは皆に残されている」