スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.14 11月2日 ポルトガル
RACE DATA
■大会名称:スーパースポーツ世界選手権第14戦ポルトガル大会
■開催日:2008年11月2日(日)
■開催地:ポルトガル/ポリティマオ(1周4.692km)
■レース距離:20周
■天候:晴れ■気温:17度
■FL:K・ソフオグル(ホンダ/1'45.156)
REPORT
パークスが最終戦で5位
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのB・パークスは、序盤はトップグループに加わっていたが、その後ポジションを下げて5位でチェッカーを受けた。パークスの目の前で転倒車があり、これを避けるためにペースを落としたあとは再び上位に追いつくことができなかった。また、終盤になってタイヤのグリップが低下し、徐々に順位を下げることとなった。今シーズンは優勝1回含めて合計150ポイントを獲得。ランキング4位につけた。
チームメイトのF・フォレットは、予選16位からスタートして10位。2008シーズン最終戦で上位争いに絡むことができなかった。フォレットもパークス同様、今シーズンは1勝を挙げている。怪我のために4レースを欠場しながらも合計111ポイントを獲得、ランキング6位でシーズンを終了した。
ヤマハ・チーム・イタリアLorenzini by LeoniのM・ロッコリは5周目で転倒。再スタートしたものの、その後ピットに戻りリタイヤした。ランキングは12位。ヤマハ・スペイン・ワールドスーパースポ-ツのD・サロームは、16位でノーポイントに終わった。
RESULT
順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 35'39.851 |
2 | A・ピット | AUS | Honda | +0'3.844 |
3 | J・ラスコーツ | ESP | Honda | +0'7.403 |
4 | J・ヘイズ | USA | Honda | +0'7.445 |
5 | B・パークス | AUS | Yamaha | +0'17.271 |
6 | G・ナネッリ | ITA | Honda | +0'17.297 |
7 | S・サンナ | ITA | Honda | +0'25.803 |
8 | G・ウ゛ィッジエッロ | ITA | Honda | +0'29.749 |
9 | M・アイチソン | AUS | Triumph | +0'29.960 |
10 | F・フォレット | FRA | Yamaha | +0'30.155 |
11 | J・ブルックス | AUS | Honda | +0'30.697 |
12 | M・プライア | POR | Honda | +0'30.719 |
13 | G・マッコイ | AUS | Triumph | +0'40.033 |
14 | R・ホーランド | AUS | Honda | +0'40.839 |
15 | D・ファン・キーミューレン | BEL | Suzuki | +0'44.266 |
16 | D・サローム | ESP | Yamaha | +0'45.672 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 214 |
2 | J・リー | Honda | 164 |
3 | J・ブルックス | Honda | 162 |
4 | B・パークス | Yamaha | 150 |
5 | J・ラスコーツ | Honda | 121 |
6 | F・フォレット | Yamaha | 111 |
12 | M・ロッコリ | Yamaha | 58 |
30 | D・サローム | Yamaha | 9 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 315 |
2 | Yamaha | 203 |
3 | Suzuki | 102 |
4 | Triumph | 77 |
5 | Kawasaki | 46 |
COMMENT
B・パークス選手談(5位)
「ヤマハのために、この最終戦はどうしても勝ちたかった。バーミューレンが目の前で転倒し、それを避ける間にトップグループから離されてしまった。追いつけなくなってしまってからは、自分のポジションをキープすることしかできなかったんだ。終盤になるとグリップが低下してきてペースが上がらなくなった。ナネッリが追い上げてきたが、ゴールラインでは何とか抑えきることができた。ベストは尽くした」
F・フォレット選手談(10位)
「完全なドライ・コンディションになり、非常に厳しいレースになった。僕は予選が良くなかったので、正直なところ好成績はあまり期待していなかったんだ。とにかく走りたくて、フィーリングをつかんで楽しみたいと思っていたが、そんなに簡単にはいかなかった。マシンのセッティングが十分にできていなかったからだろう。今シーズンは満足のいく結果にはならなかったが、今日でシーズンが終了し、ここからまた2009シーズンに向けて新たなスタートを切れることはうれしい」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「我々チームにとっては、非常に残念な結果だ。リアグリップが一気に低下し、ブロックは上位について行くことができなかった。ファビアンにとっても同じことで、このリアタイヤはマシンにまったく合っていないようだ。予選では問題なかったが、8周、9周と周回数を重ねるうちにすっかり消耗してしまった。これまでは、こんなにひどいことはなかったのだが...」
M・ロッコリ選手談(DNF)
「完走できなかったことはとても残念。新しいコースで行われたこの最終戦は、あまりいいところがなかった。フロントが切れ込んで転倒。それでも何とか最後まで走りきりたいと思って再スタートしたが、やはり無理だった。シフト・リンケージが壊れてしまっていたのでピットに戻りリタイヤ。ノーポイントに終わってしまった」