スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.13 10月5日 フランス
RACE DATA
■大会名称:スーパースポーツ世界選手権第13戦フランス大会
■開催日:2008年10月5日(日)
■開催地:マニクール(1周4.411km)
■天候:曇り■気温:15度■観客:78,000人
■PP:B・パークス(Yamaha/1分41秒543)
REPORT
フォレが復帰戦で8位
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのF・フォレが7月20日のチェコ大会以来のレースにもかかわらず、随所ですばらしい走りを見せた。フォレはホームレースのフランス大会で1ラップで15位まで順位を落とすも8位でゴールした。チームメイトのB・パークスは、トップグループにいたが、10ラップ目に、他の選手の接触に巻き込まれ転倒。その後再スタートするが、マシンのダメージが大きくリタイヤとなった。この結果パークスのチャンピオン獲得の可能性はなくなった。A・ピット(ホンダ)が優勝し、タイトル獲得を決めた。
ヤマハ・チーム・イタリアLorenzini by LeoniのM・ロッコリはG・ナネッリとの激しい順位争いを制し、6位でゴール。ヤマハ勢の中で最高位となった。ヤマハ・スペイン・ワールドスーパーツポーツ・チームのD・サロームは17位で、ノーポイントだった。
RESULT
順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・ピット | AUS | Honda | 37'57.929 |
2 | B・ベネマン | NED | Suzuki | +0'1.250 |
3 | J・ブルックス | AUS | Honda | +0'1.514 |
4 | M・ラグリブ | FRA | Honda | +0'1.685 |
5 | D・ファン・キーミューレン | BEL | Suzuki | +0'5.075 |
6 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | +0'13.171 |
7 | G・ナネッリ | ITA | Honda | +0'13.386 |
8 | F・フォレ | FRA | Yamaha | +0'19.563 |
9 | J・ヘイズ | USA | Honda | +0'19.677 |
10 | J・リー | GBR | Honda | +0'21.686 |
11 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | +0'22.599 |
12 | 藤原克昭 | JPN | Kawasaki | +0'24.967 |
13 | P・ボスタレック | ITA | Honda | +0'28.888 |
14 | I・クレメンティ | ITA | Triumph | +0'29.351 |
15 | R・ハームス | DNK | Honda | +0'38.000 |
17 | D・サローム | ESP | Yamaha | +0'43.876 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 194 |
2 | J・リー | Honda | 164 |
3 | J・ブルックス | Honda | 157 |
4 | B・パークス | Yamaha | 139 |
5 | F・フォレ | Yamaha | 105 |
6 | J・ラスコーツ | Honda | 105 |
11 | M・ロッコリ | Yamaha | 58 |
28 | D・サローム | Yamaha | 9 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 290 |
2 | Yamaha | 192 |
3 | Suzuki | 101 |
4 | Triumph | 70 |
5 | Kawasaki | 46 |
COMMENT
F・フォレ選手談(8位)
「8位という結果に満足している。1ヶ月前まで、首の固定器をつけていて、気分も優れなかったのに、今日レースに復帰できてとても嬉しい。中盤強い痛みがあったが、あきらめたくなったので、がんばった。リラックスできず動きも硬く、自信もなくていくつかの小さなミスをしたが、結果は良かった。次のレースまで1ヶ月あるので、家に帰って準備を整えられる」
B・パークス選手談(DNF)
「あのクラッシュはどうしても避けることはできなかった。調子がよかったので、転倒がなければもっと戦えるはずだった。最終レースに目を向け、できるだけ良い結果で終わらせたい」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「ブロックのマシンはかなりのダメージを受け、修理しなければレースを続けることはできなかった。彼は再スタートしたが、ポイント獲得はできなかった。とても残念だ。この瞬間チャンピオン獲得が決まってしまった。フォレの結果はとても嬉しく思う。最終的にトップとほとんど変わらない1'43.6のラップタイムを出すなどかなり回復した。彼自身完走できるかわからなかったなかでの8位という結果はすばらしい。最終戦のポーティマオでは精神的にも肉体的にもさらに強くなっているだろう。まだブロックのすばらしい戦いが見れたかもしれないのに、このようなかたちで我々のチャンピオン獲得の挑戦が終わってしまったことを残念に思う。でもアンドリューはリーの調子がいいときにも勝つなど、チャンピオンに値する選手だ」
M・ロッコリ選手談(6位)
「我々にとってはいい結果だった。ナネッリとの戦いに勝てたことは嬉しい。1ラップ目で他のライダーと小さな問題があったが、3、4ラップにはリズムにのれて、今年一番の結果となった」