スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.10 8月3日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:スーパースポーツ世界選手権第9戦イギリス大会
■開催日:2008年8月3日(日)
■開催地:ブランズハッチ(1周4.197km)
■観客数:90,000人
■天候:雨■気温:20度
■周回数:15周(62.955km)
■FL:A・ピット(ホンダ/1分28秒399)
REPORT
B・パークスが4位
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのB・パークスが4位を獲得。雨の影響でスタートが遅れたレースは、その後さらに雨が強くなったことで一時中断。また、第2ヒートでも高速での転倒が発生して再び赤旗が提示され、レースはそのまま周回数を短縮して終了となった。このなかで両ヒートを総合して順位が決定、パークスはあとわずかというところで表彰台に届かず4位となった。優勝はJ・リー。
シリーズポイントでパークスは合計113ポイントの3位。今日のレースで優勝したリーが117ポイントでランキング2位、3位となったA・ピットが149ポイントでランキングトップをキープしている。パークスは第2ヒート走行中に上位を追い詰めて行ったが、C・ジョーンズが転倒して中断となり、15 ラップまでの順位がそのまま適用されることとなった。チームメイトのK・ハリスは両ヒートとも好調な走りを見せていたが、第2ヒートで転倒してリタイヤとなった。
ヤマハ・チーム・イタリアLorenzini by LeoniのM・ロッコリは8位。48ポイントでランキング9位タイにつけている。ヤマハ・スペイン・ワールドスーパースポーツ・チームのD・サロームは21位だった。
RESULT
順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | J・リー | GBR | Honda | 22'29.935 |
2 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | +0'00.209 |
3 | A・ピット | AUS | Honda | +0'00.664 |
4 | B・パークス | AUS | Yamaha | +0'02.816 |
5 | J・ブルックス | AUS | Honda | +0'06.789 |
6 | B・ベネマン | NED | Suzuki | +0'09.094 |
7 | G・ナネッリ | ITA | Honda | +0'15.048 |
7 | G・ナンネリ | ITA | Honda | +0'15.048 |
8 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | +0'15.623 |
9 | R・フロスト | GBR | Triumph | +0'18.393 |
10 | H・ケナー | RSA | Yamaha | +0'19.528 |
11 | S・プラター | GBR | Triumph | +0'20.034 |
12 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | +0'22.696 |
13 | V・カリオ | FIN | Honda | +0'25.049 |
14 | J・ラスコーツ | ESP | Honda | +0'27.102 |
15 | G・ゴーランド | GBR | Honda | +0'35.504 |
21 | D・サローム | ESP | Yamaha | +0'47.353 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 149 |
2 | J・リー | Honda | 117 |
3 | B・パークス | Yamaha | 113 |
4 | J・ブルックス | Honda | 112 |
5 | C・ジョーンズ | Honda | 100 |
6 | F・フォレ | Yamaha | 97 |
11 | M・ロッコリ | Yamaha | 48 |
24 | D・サローム | Yamaha | 9 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 215 |
2 | Yamaha | 151 |
3 | Triumph | 58 |
4 | Suzuki | 57 |
5 | Kawasaki | 40 |
COMMENT
B・パークス選手談(4位)
「第1ヒートの終盤は、雨の中の走行。ここまではあまり良いレースとは言えなかったが、第2ヒートになると状況は好転した。ただフロントブレーキに少し問題があって、上位グループのペースにはなかなかついて行けなかった。それを調整して少しずつ追い上げて行ったところで、クレイグが僕の目の前で転倒。いろいろな意味で、あまり良い一日ではなかった...」
K・ハリス選手談(リタイヤ)
「走り自体は悪くなかったのだが、フロント周りのフィーリングが何となく、しっくりしない感じがあった。前半戦も同じセッティングで、それは気に入っていたが、フロントタイヤをSC1に替えたらフィーリングがまったく変わってしまった。転倒したことはとても悔しかったが、今日は初めて上位を走ることができてうれしかった」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「マシンの面ではほとんど問題はなかった。カールはベストを尽くし、とくにブレーキングで頑張ってライバルたちについて行った。しかし最終的には転倒ということになってしまった。1度目の赤旗は3ラップ早く出すべきだったと思っている。ブロックはシールドに雨粒がついてしまい、そのことで2秒近く遅れてしまった。トップグループに何とかついて行っていたが、楽ではなかったようだ。誰もがスライドしながらの走行だったが、結果は少し残念なものとなった」
M・ロッコリ選手談(8位)
「両ヒートともに、スタートでやや出遅れてしまった。その後ペースをつかんでからは、すべてが順調だったが、その時はすでに上位陣が逃げてしまっていて追いつくことができなかった」