スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.09 7月20日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:スーパースポーツ世界選手権第8戦チェコ大会
■開催日:2008年7月20日(日)
■開催地:ブルノ(1周5.403km)
■観客数:63,000人
■天候:晴れ ■気温:25度
■周回数:18周
■PP:B・パークス(ヤマハ/2分03秒203)
■FL:A・ピット(ホンダ/2分04秒062)
REPORT
パークス4位
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのB・パークスは表彰台争いを展開したが、最終的には4位となった。ランキングは3位。
ポールポジションを獲得していたパークスだが、いつものような絶好のスタートが切れずに7位まで順位を下げてしまった。しかしそのあとは、終盤での上位争いを目指して懸命に順位を上げて行った。予選ではコーナー立ち上がりで見事なダッシュを見せて連続5回目となるポールポジションを獲得したパークスだが、今日は俊敏さを欠き、トップ争いまで上がることができなかった。
優勝はJ・リー、2位にA・ピット、3位にJ・ブルックスが入った。シリーズポイントではパークスがトータル100ポイントで3位。ピットが133ポイントでトップ、ブルックスが101ポイントで2位となっている。
パークスのチームメイトのF・フォレは金曜日の転倒で脊椎のC6とC7を傷めており欠場。まもなく退院できる予定だが、レース復帰は3ヶ月後になる。チームは代替のライダーを検討中。
ヤマハ・チーム・イタリアLorenzini by LeoniのM・ロッコリは予選は苦労したが10位まで挽回して貴重なポイントを獲得。トータル40ポイントとしてランキング9位につけている。ヤマハ・スペイン・ワールドスーパーツポーツ・チームのD・サロームは15位獲得。
RESULT
順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | J・リー | GBR | Honda | 37'35.093 |
2 | A・ピット | AUS | Honda | +0'00.020 |
3 | J・ブルックス | AUS | Honda | +0'01.433 |
4 | B・パークス | AUS | Yamaha | +0'01.853 |
5 | B・ベネマン | NED | Suzuki | +0'02.237 |
6 | G・ナネッリ | ITA | Honda | +0'12.032 |
7 | R・ホーランド | AUS | Honda | +0'12.221 |
8 | M・ラグリブ | FRA | Honda | +0'12.787 |
9 | V・カリオ | FIN | Honda | +0'15.334 |
10 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | +0'15.780 |
11 | C・ウォーカー | GBR | Kawasaki | +0'23.645 |
12 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | +0'23.758 |
13 | I・クレメンティ | ITA | Triumph | +0'24.074 |
14 | D・ファン・キーミューレン | BEL | Suzuki | +0'24.621 |
15 | D・サローム | ESP | Yamaha | +0'26.866 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 133 |
2 | J・ブルックス | Honda | 101 |
3 | B・パークス | Yamaha | 100 |
4 | F・フォレ | Yamaha | 97 |
5 | J・リー | Honda | 92 |
6 | J・ラスコーツ | Honda | 81 |
9 | M・ロッコリ | Yamaha | 40 |
18 | A・ロドリゲス | Yamaha | 14 |
23 | D・サローム | Yamaha | 9 |
31 | J・クロウ | Yamaha | 1 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 190 |
2 | Yamaha | 138 |
3 | Triumph | 51 |
4 | Suzuki | 47 |
5 | Kawasaki | 40 |
COMMENT
B・パークス選手談(4位)
「満足は出来ていない。ライバルたちとバトルができなかったからだ。コーナー立ち上がりでどうしても離されてしまうんだ。スタートがあまり良くなかったが、それでも何周かあとには上位グループに追いつくことが出来た。追いつくことはできても、そのあと優勝争いまでは行かれなかったんだ。最終ラップでは何とか表彰台を狙いたいと思っていたが、もう限界だった」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム,チーム監督談
「ウォームアップでリアタイヤに問題が見つかったが、すぐに解決し、ギアリングもそのままにした。そのほうがタイヤをセーブできるからだ。しかし、レースのあとでは何でも言えるのだが、やはり何か少し変えていれば良かったのかもしれない。ペースは悪くなかったが、ブレーキングでパスすることが出来なかった。トップグループについて行くのは初めからの作戦だったが、最後に抜かなければならなかったはずなのに...」
M・ロッコリ選手談(10位)
「マシンがとても速くて、セッティングも良くて、グリップも良かったのでいいレースができた。でも予選は最悪で、一生懸命に頑張ってくれたチームのみんなには申し訳なかった。来週の日曜日はミサノでイタリア選手権があって、そのあとのブランズハッチの準備をするということになるだろう」