スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.08 6月29日 サンマリノ
RACE DATA
■大会名称:2008スーパースポーツ世界選手権第7戦サンマリノ大会
■開催日:2008年6月29日(日)
■開催地:イタリア/ミサノ(1周4.060km)
■観客数:68,000人
■天候:晴れ■気温:32度
■周回数:22周
REPORT
YZF-R6のフォレが4位
ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのF・フォレは、1周目を15位で終了したが、その後挽回して4位を獲得。ランキング2位をキープした。チームメイトのB・パークスは表彰台を目指して順調に走行していたが、9周目、2位走行中に転倒。再スタートしたが17位まで後退してしまった。ふたりは揃ってフロントロウからスタートしたが、気温33度の暑さもあり、転倒などで順位を下げることとなってしまった。パークスは予選でWSSのベストラップを記録、決勝でも3ラップ目に1分40秒187を記録してラップレコードを更新した。
ヤマハ・チーム・イタリアLorenzini by LeoniのM・ロッコリはグリッド4列目からのスタート。母国のファンの声援を受けてペースを上げ、7位まで挽回し、ランキングでも9位にジャンプアップした。ヤマハ・スペイン・ワールドスーパースポーツ・チームのD・サロームは3周目、他車と接触して転倒した。
RESULT
順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・ピット | AUS | Honda | 37'8.387 |
2 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | +0'5.347 |
3 | J・リー | GBR | Honda | +0'9.183 |
4 | F・フォレ | FRA | Yamaha | +0'13.784 |
5 | R・ハームス | DNK | Honda | +0'15.863 |
6 | M・アイチンソン | AUS | Triumph | +0'15.967 |
7 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | +0'21.689 |
8 | B・ベネマン | NED | Suzuki | +0'24.070 |
9 | I・クレメンティ | ITA | Triumph | +0'26.075 |
10 | B・パークス | AUS | Yamaha | +0'30.387 |
11 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Honda | +0'32.578 |
12 | C・ウォーカー | GBR | Kawasaki | +0'34.648 |
13 | G・ナネッリ | ITA | Honda | +0'36.040 |
14 | J・ブルックス | AUS | Honda | +0'37.896 |
15 | D・マランコーン | ITA | Yamaha | +0'40.167 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 113 |
2 | F・フォレ | Yamaha | 97 |
3 | B・パークス | Yamaha | 87 |
4 | J・ブルックス | Honda | 85 |
5 | J・ラスコーツ | Honda | 81 |
6 | C・ジョーンズ | Honda | 80 |
9 | M・ロッコリ | Yamaha | 34 |
24 | D・サローム | Yamaha | 8 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 165 |
2 | Yamaha | 125 |
3 | Triumph | 48 |
4 | Suzuki | 36 |
5 | Kawasaki | 35 |
COMMENT
F・フォレ選手談(4位)
「第1コーナーで誰かに押し出されてしまって順位を下げてしまった。4位は不本意な結果で、本当ならもっと上を狙うことができたはず。今朝のウォームアップでもマシンは好調だったが、午後になると状況は少し変わっていた。おそらく暑さの影響が出たのだろう。最初のシケインでアクシデントがあり、その後はリズムを取り戻すことができなかった。集団に呑み込まれてペースを下げてしまい、リズムを取り戻すということが難しくなっていた」
B・パークス選手談(10位)
「スタートはとてもうまくいって、そのまましばらくはアンドリューとともに好調に走行していた。そして9周目、僕は最終の右コーナー進入でクラッシュ。ブレーキを離してしまいマシンがすごいスピードで行ってしまった。ちょっとしたフロントエンドのスライドだと思ったが、立て直そうとアクセルを調整したときには、すでに地面に叩き付けられていた。すぐにマシンを起こしたがハンドルがずれてしまっていた。でも少しでもポイントを獲得するために走りきった」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム,チーム監督談
「ここはミサノだ。ラインが限られているのでライダーどうしがクロスしてしまうことがある。フォレのスタートは良かったが、第1コーナーで他のライダーに押し出されてしまった。非常に激しくぶつけられ、かなり怒っていたよ。この転倒で15位くらいまで順位を落としてしまったが、その後の追い上げは素晴らしく、4位まで挽回。これで彼は依然としてランキング2位をキープ、パークスも3位につけている。ただ予選が非常に好調だっただけに、レースでの成績については喜べない気持ちもある」
M・ロッコリ選手談(7位)
「予選ポジションが悪かったので、スタートは非常に厳しかった。そしてそのあとは他のライダーとバトルになったが、それをパスして前に出てからは追い上げが可能になった。もっと前の列からスタートすることができていれば、5位か4位には入れたと思う」
D・サローム選手談(リタイヤ)
「スタートがとてもうまくいって、2周目の時点ではフォレの後ろにつけていたんだ。だからそのまま彼についていきたいと考えていた。ところがラグリブがいきなり僕の前に飛び込んできて、そして転倒。そして僕のマシンにぶつかった。それで僕も転倒してしまった。10位以内は確実だと思っていたのでとても残念。今シーズンはどうも運がない」