スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月15日 ドイツ
RACE DATA
■大会名称:2008スーパースポーツ世界選手権第6戦ドイツ大会
■開催日:2008年6月15日(日)
■開催地:ニュルブルクリンク(1周4.556km)
■観客数:41,000人
■天候:晴れ■気温:16度
■周回数:19周
REPORT
パークスが3位表彰台獲得
天候の影響でスタート時間が2度変更され、さらにはスタート後も一時中断され、再スタートで行われたスーパースポーツ・クラス。そのなかでヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チームのB・パークスは、19ラップ中15ラップでレースをリードして優勝を目指していたが、その後ペースを落として3位となった。
一方チームメイトのF・フォレは予選10位からスタートして順調に挽回。しかしC・ジョーンズとバトルを展開する間にトップグループとの距離が広がり、4位まで順位を上げたところで終了となった。シリーズポイントでは、フォレが今回優勝のA・ピットに4ポイント差でランキング2位。パークスはピットから7ポイント差でランキング4位タイにつけている。
ヤマハ・チーム・イタリアLorenzini by LeoniのM・ロッコリは16周目のポスト5で転倒。ヤマハ・スペイン・ワールドスーパースポーツのD・デゲアは1コーナーで転倒して負傷したため、中断後の再スタートに出場できなかった。デゲアは負傷したばかりの脚を再骨折、このあとすぐに手術を受ける予定。またD・サロームに代わって出場したヤマハ・スペインのJ・クロウは、15 位に入りポイントを獲得した。
RESULT
順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・ピット | AUS | Honda | 38'26.584 |
2 | J・ブルックス | AUS | Honda | +0'387.000 |
3 | B・パークス | AUS | Yamaha | +0'1.379 |
4 | F・フォレ | FRA | Yamaha | +0'10.279 |
5 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | +0'11.624 |
6 | J・リー | GBR | Honda | +0'19.211 |
7 | D・ファン・キーミューレン | BEL | Suzuki | +0'28.775 |
8 | A・トード | GER | Triumph | +0'28.890 |
9 | C・ウォーカー | GBR | Kawasaki | +0'28.990 |
10 | V・カリオ | FIN | Honda | +0'37.853 |
11 | 藤原克昭 | JPN | Kawasaki | +0'43.101 |
12 | J・ラスコーツ | ESP | Honda | +0'51.843 |
13 | M・プレイア | POR | Honda | +0'54.459 |
14 | G・ビッジエッロ | ITA | Honda | +0'54.653 |
15 | J・クロウ | AUS | Yamaha | +0'54.705 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・ピット | Honda | 88 |
2 | F・フォレ | Yamaha | 84 |
3 | J・ブルックス | Honda | 83 |
4 | B・パークス | Yamaha | 81 |
5 | J・ラスコーツ | Honda | 81 |
6 | C・ジョーンズ | Honda | 60 |
12 | M・ロッコリ | Yamaha | 25 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 140 |
2 | Yamaha | 112 |
3 | Triumph | 38 |
4 | Kawasaki | 31 |
5 | Suzuki | 28 |
COMMENT
B・パークス選手談(3位)
「終始、良いペースをキープすることができた。終盤まで余裕を残していたつもりだが、今日はスタートが2回あったことも影響して最後の最後で力を出し切れなかった。残念な気持ちはあるが、3位で走りきることができて良かったと思う。同時にポイントも確実に獲得できた」
F・フォレ選手談(4位)
「スタートはまずまず。そして最大限に追い上げた。土曜日に転倒したこともあり、少しとフィーリングをつかめなかったのかもしれない。でも4位はベストを尽くした結果。もしもスタートがもっと上手くいっていたらトップグループについていけたかもしれないが・・・。ポイント争いはかなり接近していて、ファンにとっても見応えあるシーズンになっていると思う。プレッシャーはない」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ワールドスーパースポーツ・チーム監督談
「レースをリードしていながら3位に終わってしまったことについては、当然、少しがっかりしている。でも最後の数周はマシンに問題があって、彼自身も思うように乗れず苦労した。スピードは十分だったが、コーナー進入と立ち上がりのフィーリングがよくなかったようだ。それでペースをキープすることができなくなった。チームとしては3位と4位という好結果。優勝できなかったことは残念だが、ランキング争いはかなり熾烈になっていて、またスタート地点に戻ったようなもの。勝てなかったけれども、失ったものもほとんどない」
M・ロッコリ選手談(リタイヤ)
「金曜、土曜に比べてマシンのフィーリングは良くなっていたし、実際にタイムも上がっていた。前方のグループとの差を縮めていったが、捉えようとしたところで運を自ら投げ出してしまったようだ...」