スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.13 10月7日 フランス
RACE DATA
■大会名称:2007スーパースポーツ世界選手権第13戦フランス大会
■開催日:2007年10月7日(日)
■開催地:フランス/マニクール(1周4.411km)
■観客数:75,000人
■周回数:22周(97.04km)
■天候:晴れ ■気温:21度
■PP:K・ソフオグル(ホンダ/1分42秒057)
■LF:K・ソフオグル(ホンダ/1分42秒740)
REPORT
B・パークスがランキング2位獲得
B・パークスがシーズンランキングで2位を確保するには今日のレースで2位を取れば十分だった。今日のレースでトップ6人中のうち5位フィニッシュのT・ヒルを含む4人がヤマハ・ライダーだったことでR6の強力なパフォーマンスを証明した。
パークスとヒルはK・ソフオグル(ホンダ)の後ろ、それぞれ2、3番手につけるいいスタートを切る。ソフオグルとパークスは後続を離し始めると、トップの座を狙いバトルを展開する。何度も順位を入れ替えたのちパークスはタイヤのグリップをなくし2位でフィニッシュした。シーズンランキングで2位を確保するには十分な結果だった。
ヒルはレースのほとんどを同じくヤマハ・ライダーのG・ヴィッジエッロとC・ジョーンズ(ホンダ)ら3人で3位争いを展開する。残り3周になりヒルのタイヤもまたグリップをなくすまでは他の2人に勝っていた。M・ロッコリは安定した走りで10位フィニッシュを決めてシーズンランキングでは6位となった。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 37'55.892 |
2 | B・パークス | AUS | Yamaha | 0'2.794 |
3 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | 0'11.135 |
4 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Yamaha | 0'11.551 |
5 | T・ヒル | GBR | Yamaha | 0'12.359 |
6 | D・チェカ | ESP | Yamaha | 0'16.473 |
7 | J・ブルックス | AUS | Honda | 0'17.861 |
8 | 藤原 克昭 | JPN | Honda | 0'22.019 |
9 | G・レブラン | FRA | Honda | 0'22.540 |
10 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | 0'22.640 |
11 | S・ジンバート | FRA | Yamaha | 0'23.534 |
12 | A・トーデ | GER | Honda | 0'29.480 |
13 | S・サンナ | ITA | Honda | 0'40.098 |
14 | K・フォレイ | FRA | Honda | 0'40.283 |
15 | D・ペレット | FRA | Kawasaki | 0'42.882 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | Honda | 276 |
2 | B・パークス | Yamaha | 133 |
3 | F・フォレ | Kawasaki | 128 |
4 | 藤原 克昭 | Honda | 101 |
5 | C・ジョーンズ | Honda | 94 |
6 | M・ロッコリ | Yamaha | 90 |
9 | A・ウエスト | Yamaha | 66 |
10 | G・ヴィッジエッロ | Yamaha | 60 |
12 | D・チェカ | Yamaha | 50 |
20 | S・ジンバート | Yamaha | 37 |
21 | D・サロム | Yamaha | 34 |
22 | T・ヒル | Yamaha | 33 |
25 | K・カーテン | Yamaha | 25 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 296 |
2 | Yamaha | 228 |
3 | Kawasaki | 141 |
4 | Suzuki | 81 |
5 | Ducati | 49 |
COMMENT
B・パークス選手談(2位)
「ソフトタイヤをリアに選択したけど想像以上に気温が上がった。ソフオグルとは素晴らしいバトルを展開したし、お互いに勝てると思った瞬間があったと思う。だけどリアタイヤがグリップをなくしてしまい彼をかわせなくなってしまった。シーズンランキングで2位を取るためにはこのレースを2位でフィニッシュすればいいことは分かっていた。最終的にそうなったけど本当はシーズンを勝利で終えたかったよ。チームは今年も素晴らしかったから来年も自信があるよ。サポートしてくれたみんなに感謝しているよ」
T・ヒル選手談(5位)
「タイヤ選択はうまくいったと思ったけど誰も30分で気温が9度も上がるなんて予想できないよ!いいスタートを切って残り7周のところでリアタイヤがグリップをなくすまではヴィッジエッロとジョーンズとは素晴らしいバトルも展開できた。ついていこうとしたけどとにかく無理だった。ポディウムが欲しかったし、それに取れるようなフィーリングもあったから頑張ったけどね。チームには感謝している。一緒に目標に向かうには最高のチームだよ。4つのレースで表彰台は獲得してないけど、一貫して良い結果を残しはしたと思っている」
M・ロッコリ選手談(10位)
「スタートでギアシフターにトラブルが起きて、さあこれからという時には他のライダーはすでにずっと先にいたんだ。セッティングも完璧とは言えなかった。最後のレースでシーズンランキング5位を逃したのは悔しいよ」