スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.09 7月22日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:2007スーパースポーツ世界選手権第9戦チェコ大会
■開催日:2007年7月22日(日)
■開催地:チェコ/ブルノ(1周5.403km)
■観客数:55,000人
■周回数:18周
■天候:ドライ ■気温:27度
■PP:K・ソフオグル(ホンダ/2分4秒871)
■FL:K・ソフオグル(ホンダ/2分6秒089)
REPORT
ロッコリが4位!
ヤマハ・WSS・チームは、B・パークスが2位争いを展開しながら最終ラップで転倒。大きく順位を下げてしまったものの、再スタートして13位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。
スーパースポーツで自己通算50回目の出場となったパークスは、予選で2位を獲得して好調をアピール。決勝ではスタートで出遅れてしまい5番手に後退したものの、そのあとすぐに挽回を開始し、5ラップまでにR・ハームス(ホンダ)、C・ジョーンズ(ホンダ)に追いついて3台で2位争いを展開。このバトルは終盤まで続き、最終ラップではハームスとパークスが絡んで両者コースアウト。パークスはすぐに再スタートを図り、13位でゴールした。
パークスのチームメイトとして出場した、19歳のオーストラリア人のJ・オーハローランは、2週間前にバレルンガのテストに参加しており、今回は負傷中のK・カーテンに代わってヤマハ・ファクトリーのシートを獲得した。オーハローランは22番手から好スタートを切り、オープニングラップで16番手までポジションアップ。その後も少しずつ前車を抜いていき、最終的にはパークスのひとつ前の12位でチェッカーを受けた。
ヤマハ・チーム・イタリアのM・ロッコリは4位と健闘して13ポイントを獲得。スタートで出遅れたロッコリは一時8番手まで後退したが、懸命の挽回で順位を上げていった。表彰台にはわずか0.04秒差で届かなかった。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 38'9.132 |
2 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | 0'11.313 |
3 | F・フォレ | FRA | Kawasaki | 0'17.527 |
4 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | 0'17.566 |
5 | J・ブルックス | AUS | Honda | 0'18.109 |
6 | 藤原 克昭 | JPN | Honda | 0'20.163 |
7 | D・チェカ | ESP | Yamaha | 0'20.541 |
8 | S・シャルペンティエ | FRA | Honda | 0'23.448 |
9 | S・ジンバート | FRA | Yamaha | 0'23.855 |
10 | B・ベネマン | NED | Suzuki | 0'25.863 |
11 | V・カリオ | FIN | Suzuki | 0'25.961 |
12 | J・オーハローラン | AUS | Yamaha | 0'32.323 |
13 | B・パークス | AUS | Yamaha | 0'33.714 |
14 | L・アルフォンシ | ITA | Honda | 0'34.462 |
15 | G・ナネッリ | ITA | Ducati | 0'34.578 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | Honda | 186 |
2 | F・フォレ | Kawasaki | 116 |
3 | 藤原 克昭 | Honda | 87 |
4 | R・ハームス | Honda | 70 |
5 | A・ウエスト | Yamaha | 66 |
6 | M・ロッコリ | Yamaha | 59 |
7 | B・ベネマン | Suzuki | 56 |
8 | B・パークス | Yamaha | 50 |
14 | D・サロム | Yamaha | 34 |
18 | D・チェカ | Yamaha | 29 |
21 | K・カーテン | Yamaha | 25 |
23 | S・ジンバート | Yamaha | 22 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 206 |
2 | Yamaha | 145 |
3 | Kawasaki | 127 |
4 | Suzuki | 63 |
5 | Ducati | 44 |
COMMENT
J・オーハローラン選手談(12位)
「スタートを含めて序盤から好調で、ひとりのライダーと好バトルを展開していたところで、ちょっとはらんでしまった。このことでリズムが崩れてしまい、そのあとはなかなか調子を取り戻すことができなかった。マシンセッティングに関しては、依然としてフロントの問題に悩んでいて苦しかった。もっと上のポジションを狙っていきたかったが、同時に、もうひとつ自信が持てないところで無理にプッシュしていくよりも、安全に走りきることのほうが大切だと思った」
B・パークス選手談(13位)
「スタートでまた失敗してしまった。これについては、何が悪いのかよく考えてみなければならないと思う。5台のホンダがとてもペースが速く、僕は彼らについていくために、自分の快適なペースを越えてプッシュしていかなければならなかったんだ。ソフオグルが前方に見えていたので捉まえたかったが、残り2周の大事なところでタイヤがだめになってしまった。その時点でハームスとバトルをしていたのだが、わずかにミスをしたら抜かれてしまった。すぐに後ろについていってブレーキングで抜きかえしたが、立ち上がりではアウトから攻められて僕は行き場がなくなってしまったんだ。怪我をしなかったのは幸いだったが、このことは非常に残念」
M・ロッコリ選手談(4位)
「スタートはうまくいかなかったんだけれど、2、3周のうちには自分のペースを取り戻すことができた。今回も表彰台獲得を目標にしていたが、フォレが最終コーナー立ち上がりで僕よりも速かったので、その後のストレートでもどうすることもできなかった。それでも今日の成績には満足している」