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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパースポーツ世界選手権 WSS

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。

Rd.06 5月13日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:2007スーパースポーツ世界選手権第6戦イタリア大会
■開催日:2007年5月13日(日)
■開催地:イタリア/モンツァ(1周5.792km)
■周回数:16周(92,672km)
■天候:晴れ ■気温:26度
■PP:K・ソフオグル(ホンダ/1分50秒459)
■FL:K・ソフオグル(ホンダ/1分50秒550)

REPORT

アンソニー・ウエストが3位表彰台!

ヤマハ・WSS・チームから今回初めて出場したA・ウエストが、見事3位を獲得した。ウエストは2004年以来、4ストロークに乗っておらず、またモンツァ・サーキットも初めての経験だった。一方、B・パークスは2番手を走行中にマシンのトラブルでリタイヤとなった。

ウエストはスタートで出遅れ、第1コーナーの混乱に巻き込まれて14番手から18番手へと後退。しかし懸命の挽回を見せ6ラップまでに6番手までポジションアップ。そのあとはB・ベネマン(スズキ)、藤原克昭(ホンダ)と3台でバトルを展開し、2ラップのうちに2台を抜き去ると、今度はS・シャルペンティエ(ホンダ)に照準を定める。1ラップで1.2秒も差を詰めていったウエストはシケイン入り口でブレーキを遅らせて飛び込み、もうひとつ順位を上げることに成功した。安定して1分50秒台をキープしていたウエストは、ファステストラップも記録した。

残り3周、ウエストはF・フォレ(カワサキ)、G・ナネッリ(ドゥカティ)に追いつき2位争いに加わった。そこから最終ラップまでは3台が激しく順位を入れ替える展開となり、ウエストは最終ラップのシケインで2位を確保したが、続くパラボリカ・コーナーでフォレに抜き返され3位でゴールした。

一方のパークスは、ウイーク初日から好調で予選も4位と健闘していたにもかかわらず、決勝では運に見放された格好となった。好スタートを切って真っ先に1コーナーに飛び込んだパークス。3周目にはK・ソフオグル(ホンダ)に先行されてひとつ後退したが、その背後にぴったりとつけてチャンスを窺っていた。ところがマシンに問題が発生してストップ、そのままリタイヤを余儀なくされた。
M・ロッコリは予選8位。スタートは好調だったが、その後ミスをおかして順位を下げ、最終的には11位でレースを終えた。

RESULT

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 K・ソフオグル TUR Honda 29'44.471
2 F・フォレ FRA Kawasaki 0'3.992
3 A・ウエスト AUS Yamaha 0'4.043
4 G・ナネッリ ITA Ducati 0'4.598
5 B・ベネマン NED Suzuki 0'8.348
6 藤原 克昭 JPN Honda 0'10.323
7 Y・ティベリオ FRA Honda 0'22.621
8 L・アルフォンシ ITA Honda 0'25.613
9 D・サローム ESP Yamaha 0'25.668
10 S・サンナ ITA Honda 0'25.702
11 M・ロッコリ ITA Yamaha 0'25.857
12 M・プライア POR Honda 0'26.562
13 V・カリオ FIN Suzuki 0'26.618
14 D・チェカ ESP Yamaha 0'31.074
15 J・ラスコーツ ESP Honda 0'33.737
17 S・ジンバート FRA Yamaha 0'43.971

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 K・ソフオグル Honda 145
2 F・フォレット Kawasaki 87
3 藤原 克昭 Honda 53
4 G・ナネッリ Ducati 43
5 B・ベネマン Suzuki 41
6 A・ピット Honda 40
8 D・サローム Yamaha 34
9 M・ロッコリ Yamaha 33
10 B・パークス Yamaha 27
13 K・カーテン Yamaha 25
19 D・チェカ Yamaha 20
21 A・ウエスト Yamaha 16
22 G・ヴィッジエッロ Yamaha 10
23 S・ジンバート Yamaha 9
25 S・マーチン Yamaha 6

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Honda 145
2 Kawasaki 97
3 Yamaha 82
4 Suzuki 48
5 Ducati 43

COMMENT

A・ウエスト選手談(3位)

「厳しいレースだった。ハードに戦わなければならなかったが、でもいいレースだった。8位くらいまで上がってきてからは気持ちも落ち着いて、リラックスしてレースに取り組めるようになった。そのあとさらに、前にいるライダーに追いつけそうだということがわかったんだ。そしてフォレとナネッリに追いついた頃、タイヤの消耗がわかったので、まずはふたりを前においたままチャンスを待つことにした。マシンは本当にフィーリングが良くて、そして速かった。このバイクがあったからこそこの成績をあげることができた。自信を持って走らせてくれたからだ。またチームもプロフェッショナルで素晴らしかった。僕を支えてくれたみんなに心から感謝している」

B・パークス選手談(リタイヤ)

「最悪の結果になってしまい、信じられないくらいだ。マシンは絶好調だったしスタートもとてもうまくいった。その後ソフオグルに抜かれたが、彼の走りは安定していないのが分かったので、慌てずにただついて行きチャンスを窺っていた。そのときにマシンが止まってしまったんだ。チームも僕も一生懸命になってマシンをセットアップして、素晴らしいものができ上がって、今回は今季初優勝の絶好のチャンスだと思っていただけに悔しくて仕方がない。でももうこのことは忘れて、次のシルバーストーンに気持ちを切り替えなければならない。あそこではたいていいつもいいレースができるし、2位獲得の経験もある」

M・ロッコリ選手談(11位)

「ブレーキングをミスしてしまったんだ。それで6つもポジションを落とすことになった。速く走るためには前に誰もいないことを望むものだけれど、そう簡単なことではない。結果はそれほどひどくなかったけれど、もっと上を目指していたから残念だ」

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