スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.02 3月4日 オーストラリア
RACE DATA
■大会名称:2007スーパースポーツ世界選手権第2戦オーストラリア大会
■開催日:2007年3月4日(日)
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(1周4.445km)
■観客数:63,250人
■周回数:21周(93.345km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度
■PP:F・フォレ(カワサキ/1分35秒166)
■FL:S・シャルペンティエ(ホンダ/1分34秒976)
REPORT
B・パークス&YZF-R6が3位表彰台を獲得
ヤマハ・ワールド・スーパースポーツ・チームのB・パークスが3位表彰台を獲得。レースのほとんどをリードしていたパークスだが、残り3周で逆転されての3位となった。
グリッド2列目からスタートしたパークス。すぐにトップを奪ってレースをリード。2位争いを展開する4台にほぼ2秒の差をつける好調ぶりだ。そして3度目の優勝を狙っていたが、レース終盤になるとラップタイムが落ち始めて徐々に差を詰められ、F・フォレ(カワサキ)とK・ソフオグル(ホンダ)にパスされて3位となった。
チームメイトのK・カーテンも優勝候補のひとりで、序盤は上位を走行。4台で展開された2位争いに加わっていたが、後半に入ると大幅にペースが落ちてしまった。8日前のカタールと同様トラクションに問題を抱え、そのあとは少しでも多くのポイントを獲るために走りきることしかできなかった。トップグループからはラップタイムで5秒も遅れることとなったが、最後まであきらめず11位でゴール。5ポイントを獲得した。
ロレンツィーニ・バイ・レオニ・ヤマハのM・ロッコリはグリッド5列目からのスタートだったが、順調に順位を上げて10位以内をキープしていた。ところがマシンのトラブルでリタイヤを余儀なくされノーポイントに終わってしまった。
2位に入ったソフオグルが合計45ポイントでランキングトップをキープ。フォレが38ポイントで2位につけている。ヤマハ勢ではカーテンが25ポイントで4位、パークスが16ポイントで7位。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | F・フォレ | FRA | Kawasaki | 33'46.218 |
2 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 0'0.704 |
3 | B・パークス | AUS | Yamaha | 0'2.243 |
4 | S・シャルペンティエ | FRA | Honda | 0'6.415 |
5 | 藤原 克昭 | JPN | Honda | 0'15.085 |
6 | P・リーバ | ESP | Kawasaki | 0'15.192 |
7 | R・ハームス | DNK | Honda | 0'22.846 |
8 | B・ベネマン | NED | Suzuki | 0'24.509 |
9 | L・アルフォンシ | ITA | Honda | 0'24.509 |
10 | Y・ティべりオ | FRA | Honda | 0'29.413 |
11 | K・カーテン | AUS | Yamaha | 0'29.706 |
12 | G・レブラン | FRA | Honda | 0'29.759 |
13 | S・ジンバート | FRA | Yamaha | 0'35.318 |
14 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | 0'43.153 |
15 | D・S・フエンテス | ESP | Yamaha | 0'43.410 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | Honda | 45 |
2 | F・フォレ | Kawasaki | 38 |
3 | 藤原 克昭 | Honda | 27 |
4 | K・カーテン | Yamaha | 25 |
5 | P・リーバ | Kawasaki | 21 |
6 | R・ハームス | Honda | 19 |
7 | B・パークス | Yamaha | 16 |
11 | M・ロッコリ | Yamaha | 9 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 45 |
2 | Kawasaki | 38 |
3 | Yamaha | 36 |
4 | Suzuki | 15 |
5 | Ducati | 8 |
COMMENT
B・パークス選手談(3位)
「グリッド2列目からスタートがうまくいって前へ出ることができた。ライバルたちより少し速いと感じたのでそのまま逃げようと思ったんだ。リードが1秒以上に広がったあとで、そのペースをキープすることにした。そのあと残り9ラップあたりでリアタイヤの感触がなくなってしまったので、あとはひたすら我慢しながら前を目指した。グリップがなくなってしまうとミスも出てしまった。そしてファビアンとケナンに抜かれたあとは、彼らはリアグリップがとても良く、僕はどうすることもできなかった。あのタイヤに関しては何度もテストをしていて自信を持っていた。でも先週はレース距離を走らなかったので、とくにシャシーのセッティングにはまだ課題が残る。あとちょっとのところで優勝を逃したことは非常に残念だが、大事なポイントを獲ることができてよかったと思っている」
K・カーテン選手談(11位)
「なんて言えばいいのかわからないよ。とにかく今は、とっても残念な気持ち。運がないという感じ。本当にがっかりだ。プラクティス、予選はずっと好調だったので、当然今日も好成績を期待していた。ところがタイヤ最後までもたなかった…。正直に言えば、こんな状態でなお最後まで走りきることができて、ポイントまで獲得できたことが自分でも信じられないほど」」
M・ロッコリ選手談(26位)
「スタートがうまくいって、あの時点では10位以内を狙えると思っていた。ところがマシンが止まってしまったんだ。スターター・スイッチを何度も押しているうちに、30秒くらいしてようやくエンジンが再び火を噴いた。それでレースに復帰することができたが、もうそのときは遅かったんだ。ポイントは獲れなかったよ」