スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.05 5月28日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:2006スーパースポーツ世界選手権第5戦イギリス大会
■開催日:2006年5月28日(日)
■開催地:イギリス/シルバーストーン(1周3.619km)
■観客数:71,000人
■周回数:28周(101.332km)
■天候:晴れ ■気温:15度
■PP:S・シャルペンティエ(ホンダ/1分30秒516)
■FL:S・シャルペンティエ(ホンダ/1分28秒750)
REPORT
YZF-R6のパークス、カーテンが2位・3位!
ヤマハモーター・ジャーマニーのB・パークスとK・カーテンは、それぞれ2位と3位を獲得しそろって表彰台に上った。新エンジンが投入され、中速域がより充実したYZF-R6。二人のライダーはS・シャルペンティエ(ホンダ)を序盤から攻めて行った。とくにパークスは4周目にファステストラップを記録するなど好調だったが、二人ともレース終盤になるとリアのグリップが減少してきてペースをキープすることができなくなり2位、3位でゴールした。
ヤマハ・チーム・イタリアのM・ロッコリは、X・フォレス(ヤマハ)やR・ハームス(ホンダ)、M・ラグリブ(ホンダ)、J・スティーグフェルト(ホンダ)らとバトルを展開し、最終的には6位を獲得。またヤマハGMT94のD・チェカも、最後尾からの追い上げで11位獲得と健闘している。シリーズポイントでは依然としてシャルペンティエがトップ。2位は40ポイント差でカーテン。パークスは4位に浮上し、ロッコリが6位につけている。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・シャルペンティエ | FRA | Honda | 41'54.640 |
2 | B・パークス | AUS | Yamaha | 2.802 |
3 | K・カーテン | AUS | Yamaha | 6.767 |
4 | P・リバ | ESP | Kawasaki | 17.116 |
5 | R・ハームス | DNK | Honda | 26.102 |
6 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | 27.097 |
7 | X・フォレス | ESP | Yamaha | 27.492 |
8 | M・ラグリーフ | FRA | Honda | 27.492 |
9 | J・シュティーグフェルト | SWE | Honda | 29.073 |
10 | 藤原克昭 | JPN | Honda | 41.265 |
11 | D・チェカ | ESP | Yamaha | 41.615 |
12 | M・ベルガ | FRA | Kawasaki | 43.602 |
13 | K・アンデルセン | NOR | Suzuki | 44.079 |
14 | Y・ティベリオ | FRA | Honda | 47.538 |
15 | S・イーストン | GBR | Ducati | 49.619 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | S・シャルペンティエ | Honda | 116 |
2 | K・カーテン | Yamaha | 76 |
3 | R・ハームス | Honda | 63 |
4 | B・パークス | Yamaha | 58 |
5 | Y・テシベラ | Honda | 50 |
6 | M・ロッコリ | Yamaha | 46 |
7 | X・フォレス | Yamaha | 39 |
12 | G・ビッジエッロ | Yamaha | 17 |
19 | D・チェカ | Yamaha | 8 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 125 |
2 | Yamaha | 93 |
3 | Ducati | 34 |
4 | Kawasaki | 27 |
5 | Suzuki | 10 |
COMMENT
B・パークス選手談(2位)
「バイクはとてもよく走ってくれているが、今回はセッティングのための時間が不十分だった。それでも決勝は本当にうまく行ったと思う。とくに序盤は好調で気分良く走れていたが、結局はセバスチャンを捉えることができず残念だ。今シーズンは、いいことばかりではなくて厳しい戦いだが、走るごとに状況は良くなっている。今回はこうして好結果を残すこともできたのでハッピーだ」
K・カーテン選手談(3位)
「今朝のウォームアップのあとでスペアマシンへの変更を決めた。そして終盤になってリアを消耗するまでは、とてもうまくいっていた。ドライコンディションの時間が少なくてセットアップが十分にはできなかったが、前回のモンツァではまったくいいところがなかっただけに、今回こうして貴重なポイントを獲得できて良かったと思う」
M・ロッコリ選手談(6位)
「シルバーストーンは体力的にきついコースだし、ドライコンディションでの練習が少なかった分、難しい戦いになった。そして最終的にはハームスを抑えきることができなかったが、6位に入りポイントを獲得できたことには満足している」
T・ティエン、ヤマハ・モーター・ジャーマニー・チーム監督談
「今日の結果には非常に満足している。とくに今回は様々なニューパーツが投入されていたので、これがしっかり機能したことが嬉しい。ふたりのライダーが揃って表彰台に上るのを見るのはチームにとっても非常に励みになる。このあとはブルノで3日間のテストが予定されているが、ヤマハとの相性の良いコースなので期待している。マシンがあたらしくなっていて、いろいろ学ばなければならない段階。なかでもサスペンションを中心に開発を進めていきたいと考えている」