スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.02 3月5日 オーストラリア
RACE DATA
■大会名称:スーパースポーツ世界選手権第2戦オーストラリア大会
■開催日:2006年3月5日(日)
■開催地:フィリップアイランド(1周4.448km)
■観客数:55,000人
■周回数:21周(93.408km)
■天気:晴れ ■気温:24度
■PP:S・シャルペンティエ(ホンダ/1分35秒869)
■FL:B・パークス(ヤマハ/1分36秒399)
REPORT
YZF-R6を駆るカーテンとパークスが2・3位獲得
ヤマハモーター・ジャーマニーのK・カーテンとB・パークスが揃って表彰台に立つ活躍を見せた。ふたりはレース序盤でラップレコードを更新する好調ぶりで、S・シャルペンティエ(ホンダ)と終始トップ争いを展開。5周目にはカーテンがシャルペンティエをパスしてトップに浮上したが、レース終盤になるとカーテン、パークスともにリアのトラクション不足でペースが上がらず、再び先行を許してしまう。シャルペンティエが優勝、カーテン、パークスの順でゴールした。
その他のヤマハ勢では、ヤマハモーター・イタリアのM・ロッコリとG・ビッジエッロはそれぞれ10位と13位。スーパーストック1000カップのチャンピオン、D・キーミューレンが14位、J・フォレスが15位。またGMT94で参戦したA・ゴバートは一時、5番手まで浮上したが、セッティングのトラブルでリタイヤした。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・シャルペンティエ | FRA | Honda | 34'1.822 |
2 | K・カーテン | AUS | Yamaha | 1.361 |
3 | B・パークス | AUS | Yamaha | 7.796 |
4 | Y・ティベリオ | FRA | Honda | 16.788 |
5 | R・ハームス | DNK | Honda | 16.798 |
6 | J・ブルックス | AUS | Ducati | 21.250 |
7 | J・シュティーグフェルト | SWE | Honda | 21.344 |
8 | D・トーマス | AUS | Kawasaki | 26.309 |
9 | C・ツァイサー | AUT | Ducati | 26.515 |
10 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | 26.515 |
11 | S・ルグレール | BEL | Honda | 29.839 |
12 | M・サンチーニ | ITA | Yamaha | 34.988 |
13 | G・ビッジエッロ | ITA | Yamaha | 36.328 |
14 | D・ファン・キーミューレン | BEL | Yamaha | 37.402 |
15 | X・フォレス | ESP | Yamaha | 38.574 |
19 | V・イワノフ | RUS | Yamaha | 1'15.849 |
20 | C・ペリス | CAN | Yamaha | 1'23.477 |
21 | D・ガルシア | ITA | Yamaha | 1'29.998 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | S・シャルペンティエ | Honda | 50 |
2 | K・カーテン | Yamaha | 40 |
3 | R・ハームス | Honda | 21 |
4 | J・シュティーグフェルト | Honda | 20 |
5 | B・パークス | Yamaha | 16 |
6 | K・ソフォーグル | Honda | 16 |
8 | M・ロッコリ | Yamaha | 15 |
10 | X・フォレス | Yamaha | 14 |
12 | G・ビッジエッロ | Yamaha | 10 |
15 | M・サンチーニ | Yamaha | 4 |
20 | D・ファン・キーミューレン | Yamaha | 2 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 50 |
2 | Yamaha | 40 |
3 | Ducati | 18 |
4 | Kawasaki | 8 |
COMMENT
K・カーテン選手談(2位)
「何度もシャルペンティエの前に出て、そのまま逃げ切れると思ったのに、そのたびに抜き返されてしまった。非常に接近したレースだったが、お互いに信頼し合っているからフェアに戦うことができた。カタールとここは実践的なマシン開発の最初の段階だが、今のところまずまずうまくいっていると言えると思う。第2段階が待ち遠しい」
B・パークス選手談(3位)
「オーストラリアで初めての表彰台に立つことができて嬉しい。先週はたったの1周しかできなかったので、僕にとっては今回がシーズン緒戦のようなもの。ギア比が低すぎたのか、今日はライン取りが思いどおりにいかなかった。序盤はケビンやセバスチャンについていけたが、スリップストリームに入るとリミッターが効いてしまう。ついて行きたかったが、それ以上無理はせず3位を確実にしようと思ったんだ」
M・ロッコリ選手談(10位)
「このコースで初めてのレースでトップ10に入れたので満足。ブレーキで少し問題がありヘアピンにハードに進入することが出来なかった。でもトラクションには問題なく、マシン全体は好調だった」
A・ゴバート選手談(リタイヤ)
「フロントのチャターがひどかった。そででも最初は5位以内に入れると思っていたが、症状が悪くなったのでマシンを停めた。見る限り問題はなさそうだったが、チャターが収まらないのでリタイヤした」
T・ティエン、ヤマハモーター・ジャーマニー・チーム監督談
「シーズン序盤、いまのところ非常に上手く行っていると思う。毎年この時期はしっかりとポイントを取ることを目標としているので、これまで3つの表彰台という結果は十分とは言えない。今後は欧州ラウンドに入るので、次からは優勝を目指して戦っていく」