スーパーバイク世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。
Rd.02 3月27-29日 ポルトガル
RACE DATA
■大会名称:スーパーバイク世界選手権 第2戦ポルトガル
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.445 km)
WorldSBK レース1
■開催日:2026年3月28日(土)
■周回数:20周 (91,840 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度
■路面温度:38度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分38秒495)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分39秒962)
WorldSBK スーパーポールレース
■開催日:2026年3月29日(日)
■周回数:10周(45,920 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度
■路面温度:29度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分38秒495)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分39秒107)
WorldSBK レース2
■開催日:2026年3月29日(日)
■周回数:20周 (91,840 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度
■路面温度:40度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分38秒495)
■FL:I・レクオーナ(Ducati/1分39秒792)
REPORT
WorldSBK 3月28日(土)
ビエルゲ選手がレース1で6位獲得
スーパーバイク世界選手権第2戦ポルトガル大会がアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催され、Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのX・ビエルゲ選手がレース1で6位獲得、チームメイトのA・ロカテッリ選手は12位でフィニッシュした。
ビエルゲ選手は午前中に行われたスーパーポールで予選6番手につけ、グリッド2列目を確保した。レース1では表彰台争いの集団を追いながら、周囲の数台とバトルを展開。終盤で一時、A・バッサーニ選手(bimota)とG・ガーロフ選手(Kawasaki)に先行されたものの、残り2ラップで抜き返して6位でチェッカーを受けた。
ロカテッリ選手は14番グリッドから好ダッシュ。自信を持ってYamaha R1を操り、レース中盤でトップ10に浮上した。しかしその後はグリップ低下により思うようにペースが上がらず、徐々に下げて12位となった。
ガードナー選手が13位
GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのR・ガードナー選手は13位獲得でポイントを加算、チームメイトのS・マンジ選手は17位でゴールした。
午前中のフリープラクティス第3セッションで好調ぶりを見せたガードナー選手は、スーパーポールで1分39秒500を記録してグリッド12番手。レース1はスタートで大きく出遅れたものの、懸命の追い上げで13位まで挽回し、貴重なポイントを手中にした。
ルーキーのマンジ選手はフリープラクティス第3セッションで11番手と健闘。しかしスーパーポールでは実力を出し切れず、1分40秒203で17番手に留まった。レース1をグリッド6列目からスタートしたマンジ選手は、オープニングラップの混乱に苦戦しながらも集中力を切らさず、後半に向けて少しずつペースアップ。最終的に17位で走り切り、WorldSBKに適応するための貴重な経験を積んだ。
WorldSBK 3月29日(日)
ロカテッリ選手9位、ビエルゲ選手は再スタートからポイント獲得
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手が9位獲得。チームメイトのX・ビエルゲ選手は転倒後、再スタートして14位でゴールした。
ビエルゲ選手はYamaha-R1に見事に適応し、スーパーポール・レースで7位を獲得。レース27番グリッドからスタートし、オープニングラップでトップ5集団に加わった。その4ラップ目の第5コーナーで転倒したが再スタート。終盤は3位争いとほぼ同等のペースで走りきり、14位まで挽回してポイントを獲得した。貴重なデータとレース経験を積み重ね、次回に向けて準備を整えた。
ロカテッリ選手はスーパーポール・レースで11位。レース2は予選順位と同じ14番グリッドからのスタートとなったが、直後に10位まで一気に浮上、さらに3台による9位集団との差を縮めていった。そして終盤でR・ガードナー選手をとらえ、9位でチェッカーを受けた。次回第3戦は4月17~19日、昨年WorldSBK初優勝を果たしたオランダはアッセン・サーキットを迎える。
レース2でガードナー選手10位、マンジ選手11位
GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのR・ガードナー選手とS・マンジ選手がレース2でそれぞれ10位と11位と健闘し、貴重なポイントを獲得した。
ガードナー選手は自信を持って臨んだスーパーポール・レースで、1周目に他車と接触しそうになり21位まで後退。懸命に挽回を図るも16位にとどまった。レース2は好ダッシュからポジションをキープ。全20ラップを通じてハイペースを維持し、10位でチェッカーを受けた。
マンジ選手はWorldSBKのデビューシーズンに着実な進化を続けている。スーパーポール・レースを17位で終えたあとレース2では見事な追い上げでポジションアップを果たし、11位獲得と健闘した。前日のレース1と比べ、トップとの差は10秒近く短縮された。
WSBK RESULT Race.1
WSBK RESULT Superpole Race
WSBK RESULT Race.2
RIDERS RANKING WSBK
CONSTRUCTORS RANKING WSBK
COMMENT
WorldSBK 3月28日(土)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
X・ビエルゲ選手(6位)
「開幕戦のオーストラリアは苦戦しましたが、今日はいい仕事ができました。6位は非常に良い結果であり、ようやくシーズンをスタートできるという感じがしています。しかし正直なところでは、オリベイラ選手やアレックス・ローズ選手にもっと近づけると考えていました。スタート後すぐに彼らの強さを実感したため、計画を変更したのです。最後までペースを維持し、できるだけ順位を上げることを目標に、ガーロフ選手やバッサーニ選手とバトルを展開しました。そして終盤でふたりを抑え、好位置でゴールできたことはとても良かったと思います。進むべき方向は明確です。チームとともにハードワークに取り組み、明日はさらに上を目指して頑張ります」
A・ロカテッリ選手(12位)
「レースではベストを尽くしました。決して楽な戦いにはならないとわかっていましたが、少しずつフィーリングがつかめるようになってきています。終盤はリズムをキープできなくなり苦しい状況だったので、この部分の改善が必要です。しかし中盤はとても順調で、一時は10位まで上がることができました。とは言え、まだ何かが足りないので、引き続き懸命に作業に取り組みます。データを確認したところ、中盤に関してはもう少し改善の余地がありそうです。明日のレースに集中し、ネバーギブアップの精神で頑張ります」
GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
R・ガードナー選手(13位)
「全力でスーパーポールに臨み、好タイムを記録することができたのですが、グリッドポジションは十分ではありませんでした。しかもスタートで遅れてしまい、難しい展開になりました。レース中はペースが良く、好成績のチャンスがあっただけに残念です。明日また頑張ります」
S・マンジ選手(17位)
「全体的に厳しい展開でした。午前中のセッションで前進が見られ、大きな励みになりましたが、スーパーポールは予定通りにはいきませんでした。決勝では競争力を維持すべくトライし続けましたが、バトルを支配することはできませんでした。終盤にかけてペースが上がってきたのは良かったと思います。でももっと改善が必要です。明日はさらに上を目指します」
WorldSBK 3月29日(日)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
A・ロカテッリ選手(11位/9位)
「午前中のセッションでは進歩が感じられ、スーパーポール・レースも自信を持って走ることができたのですが、レース2ではまた苦戦が続きました。全力を尽くし、周囲のライダーたちとバトルして何とか9位でゴールすることになりました。本来いるべきポジションに戻るためには今後も作業が必要で、精神力や集中力、信念を失わずに努力を続けなければなりません。必ず解決策を見出し、もっと高いレベルでバトルできるようになると確信しています。今日の結果を喜ぶことはできませんが、前回のオーストラリア大会と比べれば、ある部分ではわずかな光が見えたかもしれません。フィリップアイランドは私たちにとって難しいコースですが、ここポルティマオは過去に良い走りをしているので、今回の苦戦は不可解に感じています。次のアッセンは私にもR1にも合っているので楽しみです。自分だけに集中し、改善とスピードアップを目指します」
X・ビエルゲ選手(7位/14位)
「初めに言わなければならないのは"申し訳なかった"という一言です。というのも今日はポテンシャルがかなり上がっていたからです。昨日からハードワークを続け、レース2に向けてしっかり準備してきました。非常に順調でしたし、R1にも改善が見られ、トップグループについて行くチャンスがあると感じていました。ところが第5コーナーに差し掛かったところで皆が大きくはらみ、モンテラ選手が転倒しました。その混乱を見ていたので私自身はかなり慎重に走っており、なぜ自分まで転んでしまったのかよくわかりませんでした。このコーナーに唯一ゆっくり入った周回でしたが、そこで転倒してしまい非常に悔しい気持ちでした。それでも今の私たちには一周一周がとても重要ですから、とにかくレースに復帰しました。ハンドルバーが垂れ下がってリアブレーキをうまく使えず初めは苦労しましたが、終盤になると調子が上がり2ポイントを獲得することができました。この結果をポジティブに受けとめるべきだと考えています。またスーパーポール・レースでもいい仕事ができたと思っています。好スタートを切り、前の集団について行って7位でゴールしました。望み通りの結果ではありませんが、成長していることは確かです。その意味で今回の成果を評価したいと思います。R1はいままでで最高の状態で、とてもよく走ってくれました。次のアッセンもこの調子でいきたいです」
P・デニング(チーム代表)
「開幕戦のオーストラリアで苦戦し、今シーズンは非常に厳しいスタートとなってしまいましたが、今回は再スタートのチャンスを与えられたと思っています。チャビ(ビエルゲ)は予選でグリッド2列目を確保し、レース1で6位を獲得し、スーパーポール・レースも7位と非常に好調でした。レース2も2度目の6位、あるいはそれ以上がほぼ確実だっただけに、ここでの転倒はとても残念です。終盤は表彰台争いと同等のペースが出ており、集中力と決意を持ってポイント圏内まで挽回した彼を称賛します。すでに真のヤマハライダーとなっており、R1との相性も良く、彼にとっては今回が本当のデビュー戦だったと言えるでしょう。今後が非常に楽しみです。
アンドレア(ロカテッリ)についてはオーストラリアの苦戦のあと復活できるかが課題でした。結果は彼やマシンのポテンシャルを十分に証明するものではなかったかもしれませんが、激しいバトルの末に9位を勝ち取ったことは明るい兆しです。次回アッセンに向けて、今回の自信の再構築が非常に大きな意味を持つことになります。アッセンは昨年優勝を果たした特別な場所であり、今年もさらなる飛躍を目指します」
GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
R・ガードナー選手(16位/10位)
「最終レースでポジティブな走りができて良かったと思います。スーパーポール・レースは残念ながら、オープニングラップの序盤で他のライダーに阻まれて21位まで後退してしまいました。周回数が少ないので順位を挽回するのは困難でした。レース2はうまくスタートして前のグループについて行きました。ペースも良く、トップ10以内をキープし、最終的に10位でゴールしました。望み通りとはいきませんでしたが、評価できる部分もありました。このあとは少し休養の時間がとれるので、また体調を整えて次に備えます。ここまで順調に前進しており、次回も自信を持って臨めます。アッセンは相性の良いコースです」
S・マンジ選手(17位/11位)
「全体的に好調な一日でした。スーパーポール・レースは激しい展開で、わずか10ラップのなかでフルポテンシャルを発揮するのは簡単ではありませんでした。しかしレース2では進歩を実感でき、励みになりました。いいペースで走ることができたので、今後さらに前進するための基盤にしたいと思います。課題はまだたくさんありますが、前との差を縮めるべく努力を続けていきます。次のアッセンに向けて気持ちを切り替え、集中していきます。チームが過去に何度も活躍した場所なので期待しています」























