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スーパーバイク世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 7月11-13日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権 第7戦イギリス
■開催地:イギリス/ドニントンパーク(4.023 km)

WorldSBK レース1
■開催日:2025年7月12日(土)
■周回数:23周 (92,529Km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度
■路面温度:41度
■PP:T・ラズガットリオグル(BMW/1分24秒827)
■FL:T・ラズガットリオグル(1分26秒441)

WorldSBK スーパーポールレース
■開催日:2025年7月13日(日)
■周回数:10周(40,230km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度
■路面温度:30度
■PP:T・ラズガットリオグル(BMW/1分24秒827)
■FL:T・ラズガットリオグル(1分25秒666)

WorldSBK レース2
■周回数:23周 (92,529Km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度
■路面温度:38度
■PP:T・ラズガットリオグル(BMW/1分24秒827)
■FL:N・ブレガ(ドゥカティ/1分25秒961)

REPORT

WorldSBK 7月12日(土)

WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手とJ・レイ選手が、レース1でそれぞれ4位と5位を獲得した。

先立って行われたスーパーポールではレイ選手が4番手を獲得し、ホームレースでの好調をアピール。一方のロカテッリ選手も6番手と健闘し、チームメイトが揃ってグリッド2列目にマシンを並べた。

レース1ではともに好スタートを切って他の3台を加えた5台で表彰台争いを展開。5ラップ目にはロカテッリ選手が3番手に上がり、レイ選手、D・ペトルッチ選手、S・レッディング選手、D・エガター選手らをリードする形で周回を進めていたが、後半でペトルッチ選手に先行されて4位でゴールした。

レイ選手はオープニングラップで何度も2番手まで上がる果敢な走りを披露。その後も強い決意を持って攻め続けていたが、少しずつ後退し、レース後半はほとんどの時間帯で6番手をキープした。終盤に入ってレッディング選手に迫ると残り3ラップでパス。ロカテッリ選手に続いてチェッカーを受け、怪我からの復帰以来、自己最高となる5位を獲得した。

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
エガター選手7位、ガードナー選手9位

GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのD・エガター選手とR・ガードナー選手は、レース1でそれぞれ7位と9位を獲得した。

午前中に行われたフリープラクティス第3セッションでは、その後の予選セッションに備えてセッティング作業に集中。15分間のスーパーポールでエガター選手は1分25秒626の11番手、ガードナー選手は最速ラップのなかでミスがあり、1分25秒953の16番手で終えた。

レース1はそれぞれ4列目と6列目から好スタート。エガター選手はオープニングラップで順位を上げて表彰台争いに加わり、終始、好バトルを展開して7位でチェッカーを受けた。ガードナー選手もハイペースで順調に周回を重ね、最終的に9位でゴールした。

WorldSBK 7月13日(日)

Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
レース2でロカテッリ選手5位、レイ選手は15位

Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手とJ・レイ選手は、チームのホームレースで活躍した。ロカテッリ選手は前日のレース1での4位に続きスーパーポール・レース5位、レース2で再び4位と、表彰台には届かなかったものの申し分のない成績でウイークを終了した。

レイ選手もスーパーポール・レースでロカテッリ選手に続く6位と健闘。序盤は2番手につける果敢な走りを見せ、レース後半もロカテッリ選手を抑えて5番手をキープしていたが、最終ラップで逆転された。しかしレース2では好調を再現できず、フロントブレーキの振動に苦戦して15位にとどまった。その一方でロカテッリ選手は終始、順調に走行し4番手でチェッカーを受けた。

この結果、ロカテッリ選手は合計188ポイントでランキング5位。レイ選手は合計32ポイントでランキング18位となっている。

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
エガター選手8位、ガードナー選手9位

GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのD・エガター選手とR・ガードナー選手は、レース2でそれぞれ8位と9位を獲得した。

エガター選手とガードナー選手は午前中のウォームアップ・セッションを順調に終了。10ラップで競われるスーパーポール・レースでも健闘したものの、それぞれ10位と12位でトップ9には届かず、グリッド・ポジションを上げることはできなかった。

レース2はエガター選手が12番グリッド、ガードナー選手が15番グリッドから好スタートを切り、ともに序盤で順位を上げた。安定してハイペースを維持したエガター選手は8位。ガードナー選手も終始、好調を維持してエガター選手に続く9位でチェッカーを受けた。

WSBK RESULT Race.1

WSBK RESULT Superpole Race

WSBK RESULT Race.2

RIDERS RANKING WSBK

CONSTRUCTORS RANKING WSBK

COMMENT

WorldSBK 7月12日(土)

Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
A・ロカテッリ選手(4位)

「今日は私とチームにとって本当に素晴らしいレースになりました。6番手グリッドからスタートし、4番手でチェッカーを受けました。何度かミスをしてトップから離され、表彰台争いのチャンスを逃してしまいましたが、どこを改善すべきかわかっています。全体的に今日のパフォーマンスには満足しています。良かった点がたくさんあるので、そこを評価し、明日もまた表彰台争いを目指します」

J・レイ選手(5位)

「素晴らしいレースができました。昨日まではペースをつかめず苦戦していたので、今日はスーパーポール・セッションで好調な走りができて良かったです。レース1のスタートも非常にうまくいきました。すぐに前に出てリズムを維持することに集中しました。レース中盤は少し勢いが落ちてきたのですが、ロカ(ロカテッリ)やスコット(レッディング)について行こうと懸命に頑張りました。終盤でスコットに追いついて残り2ラップで抜いたあとは、5位を守ってゴールに戻るためにディフェンシブに走り切るべきだと理解していました。5位は本来の希望ではありませんが、今季のベストリザルトなので、明日への自信につなげたいと思います。チームのハードワークに感謝しています。明日も同様の成果を期待します」

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
D・エガター選手(7位)

「全体的にポジティブなレースができました。予選はもう少し上を目指していたのですが、大勢が非常に接近していたため1000分の数秒という僅差で3列目や2列目に届きませんでした。決勝では、序盤のアクシデントを避けられたのが幸運でした。その後は非常にペースが良く、上位グループに近づくことができました。このあともさらに作業を続け、明日の2つのレースで今日以上の成果を目指します。まずスーパーポール・レースで上位につけ、レース2のグリッド・ポジションを前に進めたいと思っています」

R・ガードナー選手(9位)

「まずまずの展開だったと思います。ただ予選では思い通りの走りができず、後方グリッドになってしまったため、決勝は難しい戦いになりました。それでもペース自体には満足しています。1ラップ目から最終ラップまでハイペースをキープし、4位争いと同等のタイムで走ることができました。この勢いをスーパーポール・レースで発揮し、さらにレース2につなげて、できるだけ前の方に近づきたいと思います」

WorldSBK 7月13日(日)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team

A・ロカテッリ選手(5位/4位)

「今回はウイークを通してとても順調でした。昨日のレース1もいい仕事ができましたし、全体的に満足しています。レース2については正直なところ、これが精一杯だったと思っています。表彰台を目指すには、あと一歩が必要です。午前中のスーパーポール・レースは大いにエンジョイできました。チームメイトとバトルするのはとても楽しいものでした。レース2ではラップタイムをコンスタントにキープして前のグループに近づくことを目標にいい走りができたと思います。良かったところをポジティブにとらえ、チャンピンシップのポイントを獲得することが重要です。次のハンガリーは新しいコースで、誰にとっても初めてのチャレンジになります。初日からペースアップを目指します」

J・レイ選手(6位/15位)

「初日から調子が良く、チームも素晴らしい仕事をしてくれて、昨日も今日の午前中もいい走りができました。そしてロカ(ロカテッリ)と素晴らしいバトルができたのです! しかしレース2は残念な結果になってしまいました。ウォームアップラップですでに問題に気づいていました。ブレーキをかけるとフロント周りに激しい振動が出ていたのです。原因はよくわかりませんが、キャリパーが熱くなるか周回が進めば改善されるかと思っていましたが、まったく良くならず、とくに後半に入りリアグリップが落ちてきたときには非常に苦労しました。でもそれで今週のすべてを無駄にするつもりはありません。良かったところがたくさんありましたし、このような問題が出たときには、もうどうしようもないので、前へ前へと進むだけです。チームのみんなのハードワークに感謝しています。次のハンガリー大会もすぐそこに迫っています」

P・デニング(チーム代表)

「チームのホームレースで総合的にいいパフォーマンスができました。ロカは4位-5位-4位の素晴らしい成績をおさめ、ランキング3位を目指す戦いを積極的に展開しました。もちろん優勝や表彰台がいつもの目標ですが、今日はそこまでの際立った力がありませんでした。このような場合は最大限を引き出すことが重要で、ロカは3レースとも見事に仕事をやり切りました。マシンは日曜日に向けて改善されており、その成果が出てペトルッチ選手に打ち勝つことができました。またトプラック(ラズガットリオグル)やドゥカティ勢にも少し近づくことができました。ロカもチームも素晴らしい仕事をしてくれました。
JR(レイ)は今年最初の怪我以来、回復への道を少しずつ歩んできましたが、今回は大幅に前進しました。初日は少し苦戦しましたが、スーパーポールではドニントンパークの自己最速タイムで4位を獲得し、レース1では5位。さらに今日のスーパーポール・レースでロカと最終ラップまで競り合ったのです。残念ながらレース2ではフロントブレーキに問題が出てしまいました。これについては徹底的な調査・分析が必要です。そのような状態でも最後まで走り切ってくれたジョナサンに感謝するばかりです。結果にはつながりませんでしたが、今回の彼の活躍には大きな意味があります。強いふたりのライダーとともにハンガリーへ向かいます。今後が楽しみです」

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

D・エガター選手(10位/8位)

「全体的には悪くなかったと思います。いいペースで走れていたので、スーパーポール・レースで好位置につけてグリッド3列目からスタートできていればもっと良かったのですが...。序盤で少し出遅れてしまったのですが、そのあと懸命に頑張ってきて、最終レースでは自分の走りができてトップ5にも近づくことができました。その意味ではとてもポジティブな週末になったので、この勢いを2週間後のハンガリーまで持って行きたいです」

R・ガードナー選手(12位/9位)

「10ラップのスプリント・レースよりも、長い距離のレースのほうがずっと好調でした。スーパーポール・レースでは好スタートを切って序盤はいい走りができたのですが、後半で少し苦戦してトップ9に届きませんでした。一方でレース2は終始フィーリングが良く、ペースも上々で15番グリッドから9位まで挽回することができました。次のハンガリーではさらに上を目指します」

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