スーパーバイク世界選手権 WSB
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。
Rd.04 5月8日 イタリア
RACE DATA
■大会名称:スーパーバイク世界選手権第4戦イタリア大会
■開催日:2005年5月8日(日)
■会場:モンツァ(1周5.792km)
■レース距離:202.720km(18周+17周)
■観客:93,000人■天候:晴れ
■PP:加賀山 就臣(スズキ/1'47.439)
■FL:加賀山 就臣(1'48.082)
REPORT
A・ピットがヤマハ勢最上位!
ヤマハ・モーター・イタリアのA・ピットが第1レース5位/第2レース6位でヤマハ勢トップ。両レースとも好スタートからペースをつかんで好走。第2レースでは最終ラップまで5位争いを展開したがわずかに届かず6位となった。チームメイトの芳賀紀行は11位/9位。
ヤマハ・モーター・フランスの阿部典史はモンツァ初レースで10位。第2レースはセッティング変更を行って臨んだが12位に留まった。チームメイトのS・ジンバートは第1レース17位。第2レースはラジエターの損傷のためリタイヤとなった。
シリーズポイントではピットが60ポイントでヤマハ勢トップのランキング5位。続いて阿部が54ポイントで7位、芳賀が52ポイントで9位、ジンバートが26ポイントで14位となった。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | T・コルサー | AUS | Suzuki | 32'40.906 |
2 | 加賀山 就臣 | JPN | Suzuki | 0.985 |
3 | J・トーズランド | GBR | Ducati | 1.040 |
4 | R・ラコーニ | FRA | Ducati | 1.757 |
5 | A・ピット | AUS | Yamaha | 8.609 |
6 | K・ムゲリッチ | AUS | Honda | 12.435 |
7 | P・キリ | ITA | Honda | 12.628 |
8 | C・ウォーカー | GBR | Kawasaki | 16.656 |
9 | G・ナネッリ | ITA | Ducati | 20.481 |
10 | 阿部 典史 | JPN | Yamaha | 21.119 |
11 | 芳賀 紀行 | JPN | Yamaha | 23.169 |
12 | M・ボルチアーニ | ITA | Ducati | 39.874 |
13 | G・ブッセイ | ITA | Kawasaki | 40.080 |
14 | M・サンチーニ | ITA | Kawasaki | 41.484 |
15 | I・クレメンティ | ITA | Kawasaki | 41.955 |
17 | S・ジンバート | FRA | Yamaha | 45.063 |
19 | J・カルドソ | ESP | Yamaha | 47.225 |
19 | M・プレイア | POR | Yamaha | 1'16.849 |
21 | G・ヴィジエッロ | ITA | Yamaha | 1'5.562 |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・バーミューレン | AUS | Honda | 30'49.758 |
2 | R・ラコーニ | FRA | Ducati | 0.582 |
3 | T・コルサー | AUS | Suzuki | 2.458 |
4 | K・ムゲリッチ | AUS | Honda | 3.379 |
5 | J・トーズランド | GBR | Ducati | 9.901 |
6 | A・ピット | AUS | Yamaha | 10.076 |
7 | P・キリ | ITA | Honda | 11.116 |
8 | C・ウォーカー | GBR | Kawasaki | 11.587 |
9 | 芳賀 紀行 | JPN | Yamaha | 26.936 |
10 | G・ナネッリ | ITA | Ducati | 33.459 |
11 | G・ブッセイ | ITA | Kawasaki | 35.184 |
12 | 阿部 典史 | JPN | Yamaha | 35.612 |
13 | M・サンチーニ | ITA | Kawasaki | 36.817 |
14 | L・コンフォルティ | ITA | Ducati | 45.473 |
15 | I・クレメンティ | ITA | Kawasaki | 47.350 |
16 | L・アルフォンシ | ITA | Yamaha | 47.685 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | T・コルサー | Suzuki | 182 |
2 | 加賀山 就臣 | Suzuki | 130 |
3 | C・バーミューレン | Honda | 115 |
4 | R・ラコーニ | Ducati | 87 |
5 | A・ピット | Yamaha | 60 |
6 | J・トーズランド | Ducati | 57 |
7 | 阿部 典史 | Yamaha | 54 |
9 | 芳賀 紀行 | Yamaha | 52 |
14 | S・ジンバート | Yamaha | 26 |
19 | D・チェカ | Yamaha | 13 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Suzuki | 191 |
2 | Honda | 128 |
3 | Ducati | 100 |
4 | Yamaha | 86 |
5 | Kawasaki | 66 |
6 | Petronas | 1 |
COMMENT
A・ピット選手談(5位/6位)
「走るたびに状態は良くなっている。第2ヒートでは最後のトーズランドとのバトルでうまく対処できなかったのが残念。彼のほうがコーナー立ち上がりが速く、進入で前へ出たとしても出口でまた抜き返されてしまう。今後の課題は、フロントタイヤを最後までもたせて最後まで信頼して走りきれるようにすることだと思う」
芳賀紀行選手談(11位/9位)
「リアタイヤをミディアムに変えて良くなったが、マシン全体のバランスはまだ完璧ではなかったので攻めきれなかった。エンジンは、第1レースはよく走ってくれたが、第2レースでマシンを変えたら速さがすこし落ちてしまった」
M・メレガリ、ヤマハ・モーター・イタリア・チーム監督談
「アンドリューが言ったように、我々は常に前進を続けていて、今日もストレートでの走りを見た時に、我々の方向性が間違っていないことを革新した。この調子でいけば表彰台も遠くない」
阿部典史選手談(10位/12位)
「モンツァは初めて走るコース。第1ヒートは悪くなかったが、フロントエンドのフィーリングだけは気になっていた。これがなければコンマ5秒は速く走れたと思う。第2ヒートはセッティングを変更して臨んだが、逆効果になってしまった」
S・ジンバート選手談(17位/リタイヤ)
「最悪のウイークエンド。そのうえラジエターに石が入ってしまった。第1ヒートのシケインでコースアウトしてしまったのが原因だ。がっかりだ」
M・ガルシア、ヤマハ・モーター・フランス・チーム監督談
「予選では、ふたり揃ってスーパーポールに出場できて非常に嬉しかった。でも決勝のほうは期待どおりにはいかなかった。とくにセバスチャンはラジエターに石が入るという不運。水が漏れたため、1周走り終えたら水温が限界まで上がってしまっていた。今日のことはいつまでもくよくよせず、次のシルバーストーンに照準を合わせていきたい」