モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.03 4月12日 トルコ
RACE DATA
■2009モトクロス世界選手権第3戦トルコGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2009年4月12日(日)
■会場:イスタンブール
■周回数/第1ヒート=19周、第2ヒート=19周
■天候:くもり
■観客:30,000人
REPORT
オズボーンがMX2で初勝利!
Utag Yamaha comのZ・オズボーンがYZ250Fを駆って、両ヒートを3/1位でゴールし、自身初の優勝を挙げるとともに、ヤマハにとってMX2で今季初の優勝を果たした。また、MX2を制した初のアメリカ人ライダーとなり、FIMラウンドで勝利を挙げた今世紀初のアメリカ人ともなった。
先週の第2戦が開催されたブルガリアのサーキットと比較して、テクニカルでトリッキーなトルコのコースでオズボーンは土曜日の予選ヒートを制した。オズボーンがポールポジションを奪うのは2008年アイルランドGP以来2度目。第1ヒートで3位に入ったオズボーンは、第2ヒートではM・ミュスカン(ホンダ)、S・フロサール(カワサキ)と激しいバトルを展開。このバトルを制したオズボーンは最初にチェッカーフラッグを受けた。
ヤマハ・モンスターエナジーのD・グァルネリは、両ヒートともスタートで出遅れ、それぞれ8位と6位でゴールし総合7位。
チームメイトのN・オバンは、土曜日の予選ヒートで2度の転倒を喫してしまい、38番グリッドからのスタートとなった。決勝でも本来の走りができず、ペースをつかめなかったオバンは、結局ノーポイントでトルコGPを終えた。
Yamaha 3C RacingのM・モンニは総合5位。Yamaha Van BeersのE・ボブリシェブは左足首の痛みを押して出場し11位となった。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 39'18.971 |
2 | K・ヴォンサナ | FRA | Honda | 0'08.547 |
3 | Z・オズボーン | USA | Yamaha | 0'17.641 |
4 | M・モンニ | ITA | Yamaha | 0'25.016 |
5 | M・ミュスカン | FRA | Honda | 0'27.075 |
6 | X・ブー | FRA | Suzuki | 0'32.198 |
7 | V・テイレ | FRA | KTM | 0'37.564 |
8 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 0'44.639 |
9 | S・ソード | GBR | KTM | 0'46.250 |
10 | J・ニコルズ | GBR | KTM | 0'49.262 |
11 | P・ルレ | FRA | Honda | 1'00.352 |
12 | C・スーベイラ | FRA | Yamaha | 1'02.683 |
13 | M・カロ | LVA | Suzuki | 1'03.097 |
14 | L・ラリユ | FRA | Yamaha | 1'03.648 |
15 | E・ボブリシェブ | RUS | Yamaha | 1'11.463 |
16 | S・シンプソン | GBR | KTM | 1'13.234 |
17 | A・トーナス | CHE | KTM | 1'13.932 |
18 | 小島庸平 | JPN | Suzuki | 1'22.860 |
19 | N・ラーセン | DNK | Suzuki | 1'25.260 |
20 | W・アビス | RUS | Honda | 1'29.605 |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | Z・オズボーン | USA | Yamaha | 40'15.752 |
2 | M・ミュスカン | FRA | Honda | 0'01.457 |
3 | S・フロサール | FRA | Kawasaki | 0'02.456 |
4 | M・シファー | GBR | KTM | 0'29.898 |
5 | S・ソード | GBR | KTM | 0'37.644 |
6 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 0'41.532 |
7 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 0'44.593 |
8 | X・ブー | FRA | Suzuki | 0'46.192 |
9 | M・モンニ | ITA | Yamaha | 0'53.087 |
10 | E・ボブリシェブ | RUS | Yamaha | 0'54.629 |
11 | S・シンプソン | GBR | KTM | 0'55.469 |
12 | K・ヴォンサナ | FRA | Honda | 0'58.351 |
13 | M・カロ | LVA | Suzuki | 0'59.516 |
14 | R・ゴンカルブス | POR | KTM | 1'02.712 |
15 | W・アビス | RSA | Honda | 1'04.523 |
16 | P・ルレ | FRA | Honda | 1'05.815 |
17 | 小島庸平 | JPN | Suzuki | 1'09.283 |
18 | L・ラリユ | FRA | Yamaha | 1'10.080 |
19 | A・ルピーノ | ITA | Yamaha | 1'13.740 |
20 | A・トーナス | CHE | KTM | 1'17.473 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | G・ボラン | Kawasaki | 108 |
2 | M・ミュスカン | Honda | 103 |
3 | D・グァルネリ | Yamaha | 78 |
4 | X・ブー | Suzuki | 73 |
5 | Z・オズボーン | Yamaha | 68 |
6 | S・フロサール | Kawasaki | 53 |
8 | N・オバン | Yamaha | 47 |
12 | M・モンニ | Yamaha | 36 |
16 | A・ルピーノ | Yamaha | 30 |
21 | E・ボブリシェブ | Yamaha | 22 |
22 | L・ラリユ | Yamaha | 21 |
26 | C・スーベイラ | Yamaha | 10 |
29 | D・フィリッパーツ | Yamaha | 6 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Kawasaki | 117 |
2 | Honda | 109 |
3 | Yamaha | 99 |
4 | KTM | 83 |
5 | Suzuki | 77 |
COMMENT
Z・オズボーン選手談(3位/1位:総合優勝)
「今回の結果にはとても満足している。このコースで開催されるのは初めてなので、みんな同じレベルにあった。僕はそれを生かせた。第2ヒートではいくつかミスをおかしたけど、やるべきことをやったよ。僕の目標はシーズンの序盤に表彰台に上がることだったんだが、当初の予想より早く目標を達成できた。ハードワークをしてくれたチームにお礼を言いたい」
D・グァルネリ選手談(8位/6位:総合7位)
「残念ながら、僕はまだレースで優勝を争うには程遠いけど、それは僕のスピードのせいではなく、スタートに原因があるので改善に取り組まなければならない。それにコースのコンディションと、速いフランス人ライダーたちにも悩まされた。第2ヒートではトップグループと同じ速さで走っていたけど、ソードの後ろにいた時にジャンプで飛び過ぎて平らなところに着地してしまった。それで両足首を痛めた。今はランキングはOKだけど、これから北欧で厳しいレースが続くことになる」
N・オバン選手談(NP/NP:35位)
「今日のレースについては言葉が見つからない。土曜日に2度転倒して、うまくレースできなかった。バイクはすごく良かったけど、問題は僕の方にあり、うまくやれなかった。次のレースで良くなることを期待するしかない」