モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 3月29日 イタリア
RACE DATA
■2009モトクロス世界選手権第1戦イタリアGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2009年3月29日(日)
■会場:ファエンツァ
■周回数/第1ヒート=16周
■天候:曇りときどき雨
■観客:12,000人
REPORT
D・グァルネリが母国GPで4位
ヤマハ・モンスターエナジー・リッチ・モトクロスチームのD・グァルネリが、開幕戦イタリアGPで優勝した。日曜日朝から降り続いた雨で、イモラ近郊ファエンツァの高速コースは沼地と化し、レースは第2ヒートがキャンセルされた。
ゴーグルとグローブの汚れを落とするためライダーたちはピットインを繰り返すというレースの進行。多くの選手が沼地となったコースで転倒を喫したが、その中でグァルネリは強いスピリットを発揮。今回と同じようなマディの状況で行われた昨年のスペインGPでの走りを思わせる力走で4位に入った。チームメイトのN・オバンは3位を走行していたが、滑りやすい登り坂に苦戦し7位となった。同チームがバックアップするチームの3人目のメンバー、L・ラリユはポイント圏外の28位だった。
ヤマハ勢で2番手となったのはヤマハ・レッドブル・デ・カルリ・チームのA・ルピーノで、自身ベストリザルトとなる6位。イタリア・チャンピオンのM・モンニは完走できなかった。チームメイトのD・フィリッパーツは15位でレースを終えた。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 42'22.467 |
2 | J・ヴァン・オルベック | BEL | KTM | 0'38.206 |
3 | M・ミュスカン | FRA | Honda | 1'41.397 |
4 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
5 | J・ロエランツ | BEL | KTM | -1 Laps |
6 | A・ルピーノ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
7 | N・オバン | FRA | Yamaha | -1 Laps |
8 | M・マディ | ITA | Suzuki | -2 Laps |
9 | V・テイレ | FRA | KTM | -2 Laps |
10 | J・ニコルズ | GBR | KTM | -3 Laps |
11 | S・シンプソン | GBR | KTM | -3 Laps |
12 | X・ブー | FRA | Suzuki | -4 Laps |
13 | S・フロサール | FRA | Kawasaki | -5 Laps |
14 | C・クレイン・クロムホフ | NED | KTM | -5 Laps |
15 | D・フィリッパーツ | ITA | Yamaha | -5 Laps |
16 | M・シファー | GER | KTM | -5 Laps |
17 | S・ソード | GER | KTM | -6 Laps |
18 | J・タルー | FRA | Suzuki | -6 Laps |
19 | L・ロンボウ | FRA | Kawasaki | -7 Laps |
20 | A・キオディ | ITA | Suzuki | -7 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | G・ポラン | Kawasaki | 25 |
2 | J・ヴァン・オルベック | KTM | 22 |
3 | M・ミュスカン | Honda | 20 |
4 | D・グァルネリ | Yamaha | 18 |
5 | J・ロエランツ | KTM | 16 |
6 | A・ルピーノ | Yamaha | 15 |
7 | N・オバン | Yamaha | 14 |
15 | D・フィリッパーツ | Yamaha | 6 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Kawasaki | 25 |
2 | KTM | 22 |
3 | Honda | 20 |
4 | Yamaha | 18 |
5 | Suzuki | 13 |
COMMENT
D・グァルネリ選手談(4位)
「高速のコースは土曜日は完璧だったが、決勝は大きく変化してしまい、なかでも登り坂はほんとうに難しかった。スタートで遅れてしまったけど、これはちょっとラッキーだった。というのは中団で大きな転倒事故があったからで、僕はどうにかそれを避けて良いラインを取ることができた。一度転倒してしまったけど、コーナーを低速で走っている時だったので、すぐにリスタートすることができた。4位でフィニッシュしたが、これは速さによるものではなく、むしろ僕が生き残ったから得た結果だ」
N・オバン選手談(7位)
「最初のレースは非常に難しかった。とんでもないマディで、坂の上までたどり着くのがすごく大変だった。毎周回がリスキーだった。僕は7位前後でスタートして、2位まで上がり、何周かミスなく走っていたが、登り坂でつかまってしまって後退した。しかし再スタートして良いポイントを得た。これには喜んでいる。というのも昨日激しく転倒して、今日レースを走れるかどうかわからなかったからだ」