モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.13 8月7日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第13戦チェコGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2005年8月7日(日)
■開催地:チェコ/ロケット
■周回数:第1ヒート=20周、第2ヒート=21周
■気温:14度
■観客数:19,000人
REPORT
YZ250Fのカイローリが今季5勝目を挙げる!
コースは雨で路面は滑りやすく、走行ラインも1本となりパッシングが難しいレースとなった。第1ヒート、好スタートで1周目からトップを奪ったカイローリはその後もトップをキープし優勝。続く第2ヒートも好スタートを切ったが、今度はC・プーセルの先行を許し2番手でレースを展開するが、その後もプーセルには及ばず2位。しかし総合成績では今季5度目となる優勝を獲得、ランキングでは今回総合3位としたA・マクファーレンにポイントに迫った。そのマクファーレンは、練習走行と予選で激しい転倒を喫したものの、第1ヒートでは4位を獲得。第2ヒートも4位に入り総合3位で表彰台に立った。
C・メロッテは土曜日の予選で見事な走りをみせトップタイムを叩きだしたが、決勝では両ヒートともスタートで出遅れ、表彰台を逃した。第1ヒートはトップ10圏外から追い上げて6位、第2ヒートでは11番手から5位まで順位を上げて、総合結果では5位となった。
B・マッケンジーとA・キオディはメロッテと同様スタートで出遅れ、上位進出はならなかった。ともに総合成績ではトップ10以内に入ったものの、キオディは両ヒートとも9位にとどまり、タイトル争いが厳しくなった。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 40'21.047 |
2 | M・ドルーバー | NED | KTM | 8.905 |
3 | C・ナン | GBR | KTM | 14.669 |
4 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 17.317 |
5 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 17.854 |
6 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 29.363 |
7 | S・プーセル | FRA | Kawasaki | 30.769 |
8 | B・マッケンジー | GBR | Yamaha | 31.579 |
9 | A・キオディ | ITA | Yamaha | 42.441 |
10 | N・オバン | FRA | Yamaha | 48.158 |
11 | S・ソード | GBR | Kawasaki | 50.098 |
12 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 57.198 |
13 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 1'2.237 |
14 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 1'6.268 |
15 | P・カプス | BEL | Honda | 1'8.973 |
16 | P・A・ルネ | FRA | Yamaha | 1'24.306 |
17 | A・レオク | EST | KTM | 1'27.801 |
18 | M・セイストーラ | FIN | Honda | 1'29.955 |
19 | A・バルトリーニ | ITA | Yamaha | 1'30.971 |
20 | C・ステバニーニ | ITA | Honda | 1'50.817 |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 40'54.679 |
2 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 10.906 |
3 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 14.453 |
4 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 24.112 |
5 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 28.336 |
6 | B・マッケンジー | GBR | Yamaha | 30.010 |
7 | C・ナン | GBR | KTM | 42.223 |
8 | S・ソード | GBR | Kawasaki | 53.943 |
9 | A・キオディ | ITA | Yamaha | 56.380 |
10 | A・レオク | EST | KTM | 58.759 |
11 | A・ボアシエール | FRA | Yamaha | 59.808 |
12 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 1'5.627 |
13 | M・ドルーバー | NED | KTM | 1'6.855 |
14 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 1'32.117 |
15 | P・カプス | BEL | Honda | 1'41.513 |
16 | M・ボニーニ | ITA | Honda | 1'45.939 |
17 | S・プーセル | FRA | Kawasaki | 1'51.228 |
18 | C・ステバニーニ | ITA | Honda | 1'52.844 |
19 | F・モッシーニ | ITA | Yamaha | 1'56.101 |
20 | M・セイストーラ | FIN | Honda | 1'57.249 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・マクファーレン | Yamaha | 452 |
2 | A・カイローリ | Yamaha | 451 |
3 | A・キオディ | Yamaha | 402 |
4 | D・フィリッパーツ | KTM | 368 |
5 | C・メロッテ | Yamaha | 352 |
6 | S・ソード | Kawasaki | 285 |
8 | B・マッケンジー | Yamaha | 256 |
10 | R・ゴンカルブス | Yamaha | 231 |
11 | D・グァルネリ | Yamaha | 230 |
12 | M・マスキオ | Yamaha | 222 |
13 | A・ボアシエール | Yamaha | 197 |
CONSTRUCTOR RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 316 |
2 | KTM | 236 |
3 | Kawasaki | 231 |
4 | Honda | 153 |
5 | Suzuki | 20 |
COMMENT
A・カイローリ選手談(優勝/2位:総合優勝)
「第1ヒートのスタートはとてもうまくいった。2番手とのリードをすぐ広げることができたし、かなり楽に勝てた。第2ヒートもスタートはうまくいったが、第1コーナーで少しアウト側に膨らみ、そこでプーセルに抜かれてしまった。彼はすごく速くて、今日の状況では同じライン上を走るしかなかった。彼はこのヒートで乗れていたし、例え彼が先にフィニッシュしても総合では自分の総合優勝が分かっていたので、確実に走った。今回重要なことはマクファーレン選手の前でフィニッシュすることだったからね」
A・マクファーレン選手談(4位/4位:総合3位)
「きのうの予選はタフで苦戦したが、今日は2度ともスタートが決まり、良いラインがとれて表彰台に上がることができた。路面のフィーリングは良くなかったが、チャンピオンシップにとって重要なポイントを得ることができたので結果は悪くない」
C・メロッテ選手談(6位/5位:総合4位)
「今日は2度ともスタートに失敗。第1ヒートでは第1コーナーで、ほぼ最後尾まで落ちてしまったが、第2、第3コーナーで9番手まで上がれたんだ。でも他の選手に巻き込まれて、いつ転倒するかわからない状況だったよ。第2ヒートではスタートから攻めていった」
A・キオディ選手談(9位/9位:総合9位)
「自分にとっては、あまり良いレースではなかった。第1ヒートのスタートは失敗し、その後、他の選手を抜くのが大変だった。第2ヒートは最初の数周で何人かのライダーに抜かれ10番手まで落ちてしまった。カプスが最後に転倒したので9位になったが、それが限界だった」