モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 7月17日 南アフリカ
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第11戦南アフリカGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2005年7月17日(日)
■開催地:南アフリカ/サンシティ
■周回数:第1ヒート=20周、第2ヒート=20周
■天候:晴れ ■気温:30度
■観客数:18,000人
REPORT
ボアシエールが今季2度目のヒート優勝!
マッケンジーとカイローリは総合で2・3位!
両ヒートで6人の選手がトップを奪い合う激しいデッドヒートが展開された。第1ヒートは、ランキングトップのA・マクファーレンが首位を快走するも3周目に転倒。これでA・キオディがトップに浮上する。その後D・フィリッパーツ(KTM)がキオディを抜きトップに立つ。さらに終盤2番手につけていたA・ボアシエールがフィリパーツを抜いてトップに浮上。YZ250Fのボアシエールにとっては今季2度目、ヤマハにとっては今季21ヒート中15回目のヒート優勝となった。2位はフィリッパーツ、3位はB・マッケンジーとなった。またC・メロッテとA・カイローリはレース序盤5位以内を走行していたが、二人が接触し転倒。カイローリは再スタートして9位となったが、メロッテは痛めていた手首に再びダメージを受け13位となった。
第2ヒートではD・グァルネリがリードするが、7周目にフィリッパーツがトップを奪う。トップ争いは、フィリッパーツがカイローリを僅差で押さえて優勝。これに続きカイローリ、マッケンジー、マクファーレンのヤマハ勢がチェッカーを受けた。第1ヒートで優勝のボアシエールは1周目に転倒後、再スタートするが15位完走に留まる。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・ボアシエール | FRA | Yamaha | 40'50.655 |
2 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 1.731 |
3 | B・マッケンジー | GBR | Yamaha | 7.883 |
4 | A・キオディ | ITA | Yamaha | 8.710 |
5 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 13.973 |
6 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 14.807 |
7 | G・スワニプール | RSA | Kawasaki | 15.742 |
8 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 16.234 |
9 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 17.004 |
10 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 17.979 |
11 | M・ナール | GER | KTM | 23.709 |
12 | C・ナン | GBR | KTM | 25.293 |
13 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 26.312 |
14 | M・ボニーニ | ITA | Honda | 42.981 |
15 | M・マスキオ | FRA | Yamaha | 1'3.713 |
16 | J・ドゥーガン | GBR | Honda | 1'16.515 |
17 | W・エイビス | RSA | Honda | 1'52.164 |
18 | L・オウファレル | RSA | Yamaha | 1'53.697 |
19 | S・クルーガー | RSA | KTM | -1 Laps |
20 | S・テレブランケ | RSA | KTM | -1 Laps |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 40'33.993 |
2 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 0.540 |
3 | B・マッケンジー | GBR | Yamaha | 9.023 |
4 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 12.364 |
5 | A・キオディ | ITA | Yamaha | 13.816 |
6 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 15.170 |
7 | G・スワニプール | RSA | Kawasaki | 24.535 |
8 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 29.366 |
9 | M・ナール | GER | KTM | 44.983 |
10 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 49.801 |
11 | J・ドゥーガン | GBR | Honda | 50.742 |
12 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 1'10.782 |
13 | W・エイビス | RSA | Honda | 1'14.940 |
14 | M・マスキオ | FRA | Yamaha | 1'16.662 |
15 | A・ボアシエール | FRA | Yamaha | 1'16.977 |
16 | C・ナン | GBR | KTM | 1'20.408 |
17 | M・ボニーニ | ITA | Honda | 1'46.146 |
18 | S・フォード | RSA | Honda | -1 Laps |
19 | S・ナーデ | Honda | RSA | -1 Laps |
20 | S・クルーガー | RSA | KTM | -1 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・マクファーレン | Yamaha | 378 |
2 | A・カイローリ | Yamaha | 354 |
3 | A・キオディ | Yamaha | 344 |
4 | D・フィリッパーツ | KTM | 305 |
5 | C・メロッテ | Yamaha | 284 |
6 | S・ソード | Kawasaki | 262 |
7 | B・マッケンジー | Yamaha | 228 |
9 | R・ゴンカルブス | Yamaha | 207 |
11 | M・マスキオ | Yamaha | 198 |
12 | D・グァルネリ | Yamaha | 190 |
13 | A・ボワシエール | Yamaha | 165 |
CONSTRUCTOR RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 266 |
2 | KTM | 200 |
3 | Kawasaki | 194 |
4 | Honda | 133 |
5 | Suzuki | 13 |
COMMENT
B・マッケンジー選手談(3位/3位:総合2位)
「コースへの水撒きがいい具合で行われていたね。第1ヒートではスタートで多くのライダーが転倒したが、僕は良い位置につけることができラッキーだった。ボアシエールとフィリッパーツを追いかけたが、彼らはかなり離れていた。二人がミスするのを待っていたのだけれどね! それでもこのヒートの3位は良い結果。第2ヒートのスタートは良かったが、2周目にスピンアウトして順位を落とした。6番手あたりでレースに復帰したが、その後は総合2位という結果が見えてきたので無理せず走った」
A・カイローリ選手談(9位/2位:総合3位)
「第1ヒートではメロッテと接触してしまった。その後、僕はフィリッパーツとのギャップを詰めていったが、グァルネリに追いついたときにタイムをロスしてしまった。第2ヒートではスタートは7番手以内とまずます。その後エンジンにトラブルが出て序盤に大きくロスしたが、グァルネリのラインを見てスピードをつかんだ。2番手に上がってからはフィリッパーツを懸命に追いかけたが結局届かなかった。しかしシリーズ戦を考えると悪くない結果だと思う」
A・キオディ選手談(4位/5位:総合4位)
「結果には満足していない。両ヒートともスタートは良かったが、コースは一部ウエットで非常に滑りやすかったし、リスクをおかしたくなかった。第2ヒートはすごくいいレースだったし、マシンも良く走ってくれたが残念な結果になってしまった」
A・マクファーレン選手談(6位/4位:総合5位)
「今日はちょっとがっかり。第1ヒートはすごくいい感じだったし速かったが、小さなミスで転倒してしまった。再スタートして頑張って走ったが、途中から周回遅れのライダーに捕まってしまった。その後、走行中にフロントが流れてしまい、これで手を少し傷め第2ヒートがつらくなった。第1ヒートでカイローリに3ポイント差をつけたが、第2ヒートでそれを失ってしまった。この後1週間のオフがあるので、元気を回復してさらにトレーニングをしたい」
C・メロッテ選手談(13位/12位:総合12位)
「第1ヒートのスタートはうまくいったが、カイローリのマシンの乗り方は・・・・。結局ジャンプでぶつかって二人とも転倒してしまった。その後、再スタートさせるのに時間がかかり、さらに手首に再び痛みを覚えるようになったが、完走しようと頑張ったんだ。第2ヒートはスタートで遅れたが、それより手首の痛みが深刻だった。ここはジャンプがかなり高いので、ハンドルバーから手が2度も滑ったんだ」