モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.10 7月3日 スウェーデン
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第10戦スウェーデンGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2005年7月3日(日)
■開催地:スウェーデン/ウッデバラ
■周回数:第1ヒート=20周、第2ヒート=19周
■気温:23度
■観客:21,000人
REPORT
カイローリが両ヒート優勝!
第1ヒートはカイローリがホールショットを奪い、2番手のA・マクファーレン、C・ナン(KTM)を引き離していく。後方ではB・マッケンジーが4番手を争っていたA・キオディと衝突。転倒したキオディは再スタートに手間取り結局リタイヤ。マッケンジーもその後転倒で順位を落とす。代わって3番手にはD・フィリパーツ(KTM)が浮上。4番手以下はC・メロッテ、M・マスキオ、D・グァルネリのヤマハ選手の争いが展開されるが、レースはカイローリが最後までリードを守り優勝。2位はマクファーレン、3位はフィリッパーツが入った。
第2ヒートもカイローリとマクファーレンの争いとなった。荒れたコースの影響による手の痛みを訴えていたカイローリだが、マクファーレンとの差を維持したままレースを展開し、そのままカイローリがチェッカーを受け総合優勝を獲得。ポイントランキングでも2位に浮上した。マクファーレンも第1ヒートに続き2位となり、総合でも2位を獲得してランキングトップを守った。キオディはリズムが掴めず苦戦したがC・プーセル(カワサキ)に続く6位として総合12位。またこのヒートを9位でフィニッシュしたメロッテは、総合5位に入った。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 41'5.807 |
2 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 7.149 |
3 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 12.697 |
4 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 17.897 |
5 | M・マスキオ | FRA | Yamaha | 20.268 |
6 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 21.055 |
7 | C・ナン | GBR | KTM | 28.824 |
8 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 39.843 |
9 | T・チャーチ | GBR | Kawasaki | 47.966 |
10 | G・スワニプール | RSA | Kawasaki | 50.064 |
11 | A・レオク | EST | KTM | 55.664 |
12 | W・アビス | RSA | Honda | 59.360 |
13 | M・セイストーラ | FIN | Honda | 1'0.833 |
14 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 1'1.271 |
15 | M・ボニーニ | ITA | Honda | 1'16.873 |
16 | J・クルエイヴィ | SVK | KTM | 1'20.280 |
17 | S・プーセル | FRA | Kawasaki | 1'23.679 |
18 | M・ノーレン | SWE | Suzuki | 1'25.708 |
19 | J・ドゥーガン | GBR | Suzuki | 1'28.701 |
20 | J・ピリネン | FIN | Honda | 1'30.090 |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 39'8.681 |
2 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 2.963 |
3 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 20.184 |
4 | C・ナン | GBR | KTM | 25.323 |
5 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 33.019 |
6 | A・キオディ | ITA | Yamaha | 39.467 |
7 | M・ナグル | GER | KTM | 43.327 |
8 | W・アビス | RSA | Honda | 52.102 |
9 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 1'2.754 |
10 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 1'6.555 |
11 | A・レオク | EST | KTM | 1'14.807 |
12 | A・ボアシエール | FRA | Yamaha | 1'18.189 |
13 | M・ボニーニ | ITA | Honda | 1'22.360 |
14 | M・セイストーラ | FIN | Honda | 1'24.696 |
15 | T・チャーチ | GBR | Kawasaki | 1'29.845 |
16 | J・ドゥーガン | GBR | Honda | 1'33.688 |
17 | J・クルエイヴィ | SVK | KTM | 1'48.595 |
18 | M・ノルレン | SWE | Suzuki | 1'50.650 |
19 | J・ピリネン | FIN | Honda | 1' 52.110 |
20 | S・シンプソン | Honda | GBR | 2'6.996 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・マクファーレン | Yamaha | 345 |
2 | A・カイローリ | Yamaha | 320 |
3 | A・キオディ | Yamaha | 310 |
4 | C・メロッテ | Yamaha | 267 |
5 | S・ソード | Kawasaki | 262 |
6 | D・フィリッパーツ | KTM | 258 |
8 | B・マッケンジー | Yamaha | 188 |
9 | M・マスキオ | Yamaha | 185 |
10 | R・ゴンカルブス | Yamaha | 183 |
12 | D・グァルネリ | Yamaha | 163 |
14 | A・ボアシエール | Yamaha | 134 |
CONSTRUCTOR RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 244 |
2 | Kawasaki | 180 |
3 | KTM | 175 |
4 | Honda | 128 |
5 | Suzuki | 5 |
COMMENT
A・カイローリ選手談(優勝/優勝:総合優勝)
「先週はレースに出場せず、それ以来今日に向けたモチベーションは高くて、どうしても勝ちたかった。間違いなく今回は僕にとって今年最高のGP。実は、ここに来るまではそれほど自信があった訳ではなかった。イギリスGP以来、手は依然として辛く今週はまともなトレーニングもできなかった。ただこのコースはジャンプも比較的少なく楽に勝つことができた」
A・マクファーレン選手談(2位/2位:総合2位)
「2位が2回というのはランキングを考えると良い結果。ハードに攻めていったが、カイローリのライディングが良かったので厳しかった。彼があのようないいスタートを切ると、僕には厳しい! ミスをしたわけではないし両ヒートとも安定したラップタイムで走れたので、その点では満足。コースはトリッキーで、コブがたくさんあったが、それがレースを面白くしていた」
C・メロッテ選手談:(4位/9位:総合5位)
「両ヒートともかなりタフなレースだった。今回は、いい走りができるとは思っていなかったが、大事なポイントを獲得できた。両ヒートとも完走することができたことには満足している」
A・キオディ選手談:(リタイヤ/6位:総合12位)
「マッケンジーが後ろから来て、コーナーのかなり奥で僕にヒットした。僕らは2本の異なる走行ラインをとっていたが、一緒になってしまったんだ。彼は僕に激しくヒットして転倒。僕は再スタートを試みたが、マシンは動かなかった。クラッチ系も壊れていた。第2ヒートは、コース状況も悪くなっていたので、僕にはキツかった」