モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月5日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第7戦イギリスGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2005年6月5日(日)
■開催地:イギリス/マッチャムズパーク
■周回数:第1ヒート=20周、第2ヒート=19周
■気温:16度
■観客数:23,000人
REPORT
マクファーレンが今季3勝目を獲得!
A・マクファーレンが今季3勝目を挙げた。この勝利によりマクファーレンはランキングでもトップに踊り出た。
マクファーレンンは第1ヒートでC・ナン(KTM)に及ばなかったものの、D・フィリパーツ(KTM)を13周目にかわして2位を獲得。続く第2ヒートでは勝利を挙げた。マクファーレンは、A・カイローリに7点差のランキングトップに浮上した。
チームメイトで元世界チャンピオンのA・キオディ(ヤマハ)は第1ヒートで4位に入ったものの、第2ヒートでは激しく転倒し完走することができなかった。B・マッケンジーは、第1ヒートで3番手につけていたがリアブレーキにトラブルを抱え、転倒してリタイヤ。第2ヒートではP・カプス(ホンダ)を抜いて4位に入った。
カイローリは第1ヒートの6周目にD・グァルネリとともに転倒。このアクシデントにより、カイローリは今季2度目のリタイヤを喫しただけではなく、右手首の骨にダメージを負ってしまった。この負傷により第2ヒートは13位で完走するにとどまった。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・ナン | GBR | KTM | 41'0.681 |
2 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 1.404 |
3 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 18.459 |
4 | A・キオディ | ITA | Yamaha | 25.391 |
5 | S・ソード | BGR | Kawasaki | 41.504 |
6 | T・チャーチ | GBR | Kawasaki | 49.127 |
7 | W・エイビス | RSA | Honda | 1'1.589 |
8 | N・オバン | FRA | Yamaha | 1' 6.737 |
9 | M・マスキオ | FRA | Yamaha | 1'11.547 |
10 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 1'15.196 |
11 | M・ボニーニ | ITA | Honda | 1'27.927 |
12 | M・セイストラ | FIN | Honda | 1'32.513 |
13 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 1'33.938 |
14 | J・ドゥーガン | GBR | Honda | 1'34.369 |
15 | W・スミス | GBR | Honda | 1'39.146 |
16 | T・サール | GBR | Suzuki | 1'47.794 |
17 | A・レオク | EST | KTM | 1'59.301 |
18 | E・エゲンス | NED | Honda | 2'5.460 |
19 | C・メロッテ | BEL | Yamaha | 2'10.722 |
20 | M・シファー | GER | KTM | -1 Laps |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・マクファーレン | AUS | Yamaha | 40'53.200 |
2 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 3.358 |
3 | D・フィリッパーツ | ITA | KTM | 15.369 |
4 | B・マッケンジー | GBR | Yamaha | 22.905 |
5 | P・カプス | BEL | Honda | 38.771 |
6 | A・レオク | EST | KTM | 42.718 |
7 | R・ゴンカルブス | POR | Yamaha | 45.352 |
8 | S・ソード | BGR | Kawasaki | 1'8.348 |
9 | D・グァルネリ | ITA | Yamaha | 1'13.030 |
10 | E・エゲンス | NED | Honda | 1'14.529 |
11 | M.セイストラ | FIN | Honda | 1'27.432 |
12 | W・エイビス | RSA | Honda | 1'28.671 |
13 | A・カイローリ | ITA | Yamaha | 1'29.895 |
14 | C・ナン | GBR | KTM | 1'30.170 |
15 | M・ナール | GER | KTM | 1'31.971 |
16 | P・A・ルレ | FRA | Yamaha | 1'32.315 |
17 | T・サール | GBR | Suzuki | 1'44.199 |
18 | M・マスキオ | FRA | Yamaha | 1'48.059 |
19 | M・シファー | GER | KTM | 1'57.293 |
20 | S・シンプソン | GBR | KTM | -1 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・マクファーレン | Yamaha | 232 |
2 | A・カイローリ | Yamaha | 225 |
3 | A・キオディ | Yamaha | 221 |
4 | S・ソード | Kawasaki | 219 |
5 | C・メロッテ | Yamaha | 185 |
6 | B・マッケンジー | Yamaha | 162 |
8 | M・マスキオ | Yamaha | 134 |
9 | R・ゴンカルブス | Yamaha | 130 |
11 | D・グァルネリ | Yamaha | 121 |
17 | A・ボワシエール | Yamaha | 82 |
26 | N・オバン | Yamaha | 31 |
27 | J・オベール | Yamaha | 19 |
39 | J・カールソン | Yamaha | 3 |
CONSTRUCTOR RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 172 |
2 | Kawasaki | 132 |
3 | KTM | 110 |
4 | Honda | 89 |
5 | Suzuki | 2 |
COMMENT
A・マクファーレン選手談(2位/優勝:総合優勝)
「世界選手権をリードするのは、僕がヨーロッパでレースをするようになってはじめてのこと。バイクのセットアップからタイヤの選択まで、今日はすべてが非常にうまくいった。コースはすごく難しくて、多くのライダーがタフなサーキットに悩まされた。第1ヒートではカール(ナン)が実に良いライディングを見せ、捕らえたと思っても彼は後ろをつき離していくことが可能だった。しかし、選手権を考えると2位でも良い結果だ。第2ヒートは僕には楽な展開となり優勝できた。シーズンはまだまだ長いし、アントニオ(カイローリ)とセドリック(メロッテ)を見てもわかる通り、モトクロスでは何が起こるかわからないので、一つ一つのレースを大切にしていきたい」
A・カイローリ選手談(29位/13位:総合20位)
「第1ヒートではマクファーレンが前をカットしていったため、スタートは良くなかった。6周目までハードにプッシュしてキオディを含めてたくさんのライダーを抜いた。それからグァルネリを抜いた。ジャンプをこえて、彼はこちらを見て方向を変えてきたので、僕らは転倒してしまった。激しく転倒して手首を痛めてしまった。第2ヒートでは16番手あたりでスタートしたが、8位まで追い上げた。それからジャンプを失敗して転倒。手首にひどい痛みを感じた。それでも再走できて13位になれたので、状況を考えれば結果はそう悪くない」
C・メロッテ選手談(19位/26位:総合26位)
「ポルトガルGP以来、手首のじん帯の状態が悪いままレースをしているが、いまのところ痛み止めがかなりうまく効いている。それでもキオディを抜こうとしてジャンプを失敗し、ハンドルバーのコントロールを失ってしまった。アクシデントの後にひどい痛みが来て、ストップせざるを得なかった。今のところ痛みはすでに引き出しているので、良い兆候だが、今週検査をしなければならない」