モトクロス世界選手権
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Rd.18 9月7日 トルコ
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権 第18戦トルコGP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,725m(アフィヨン )
■開催日:2025年9月6日
REPORT
Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームのマキシム・ルノーが、2025年MXGP世界選手権第18戦トルコ・グランプリで総合6位に入り、カルビン・ファランデレンも僅差の7位でこれに続いた。ヤゴ・グリーツもトルコ・グランプリに参加し、トップ10フィニッシュをわずかに逃す12位となった。
MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
厳しい争いのトルコ・グランプリでルノー選手とファランデレン選手が総合6位、7位
トルコMXGPは2025年シーズンを締めくくる3連戦の初戦として開催された。シーズン終盤を好調にスタートしたい一心のチームは、好成績を目指してアフィヨン・モーターセンター・サーキットにやって来た。
予選レースを5番手で終えたルノーは、レース1に向けてイン寄りのスタート位置に並んだ。Yamaha YZ450FMを駆って力強いスタートを見せたルノーは、オープニングラップに5番手から4番手へと順位上げて戻って来た。次の周にはひとつ順位を落として5番手に後退し、終盤までそのポジションを守るが、ルーベン・フェルナンデス(ホンダ)にパスされてしまう。それでもファランデレンの追撃を抑えきったルノーは、6位でチェッカーフラッグを受けた。
ルノーはレース2でも堅実なパフォーマンスを見せた。7番手でスタートすると、レースの折り返し点でJK Racing Yamahaのイサク・ギフティングをパス。その後、周回が進むにつれて再びファランデレンのプレッシャーを受ける。ルノーはこれを強力に抑えきり、6位でフィニッシュし、総合6位となった。これにより選手権ランキングは7位に浮上した。
アフィヨンは標高の高い位置にあるハードパック・サーキットのため、ほとんどのライダーは、最適なスタートのため、1速ギアでのスタートを選択する。昨年このグランプリに参加していないファランデレンは、このテクニックが特に不慣れだったため、いつもの力強いスタートが見られなかった。両レースとも集団の中でのバトルを強いられ、両レースとも7位でフィニッシュし、総合7位となった。残り2戦となった選手権で、ファランデレンはランキング5位を維持している。
両レースをそれぞれ11位と14位でフィニッシュし、トルコ・グランプリを総合12位で終えたグリーツは、現在、シリーズ最後の2戦、来週末の中国MXGPとその1週間とに開催されるオーストラリアMXGPに集中している。
MXGP RESULT Race.1
MXGP RESULT Race.2
RIDERS RANKING MXGP
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
COMMENT
MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGPチーム
マキシム・ルノー選手談(6位/6位:総合6位)
「6-6で総合6位ですから、とても平均的な一日だったと言えるでしょうね。この週末は何かが欠けていたようで、レースペースが明らかに不足していました。それでもベストを尽くしましたけど、今日は6位が精いっぱいでした」
カルビン・ファランデレン選手談(7位/7位:総合7位)
「まずまずの週末でした。もちろん結果については、もっと上を望んでいましたけど、スタートが大きく足を引っ張りました。ここは標高の高い場所なので、皆1速ギアでスタートするのですが、この週末まで、僕は1速ギアでスタートしたことは一度もありませんでした。コースはかなりイージーだったので、皆が同じペースで走っていました。接近戦もありましたけど、追い越しはあまりありませんでした。残り2戦なので、シーズンの充実した締めくくりをしたいと思っています」
ヤゴ・グリーツ選手談(11位/14位:総合12位)
「今日言えることはあまりないです。ここは僕の好きなコースではありませんけど、レースではベストを尽くしました。無事にここを離れることができるのは良かったと思っています。次の中国GPを楽しみにしています」